京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「終わった時間」

2016-06-21 09:17:51 | 時計修理

6月21日火曜日。今日はあいにく雨の弘法市になりました。夏至!お昼が長い日。
このうっとうしい梅雨空が京都の猛暑の始まり。

京都に住み慣れていないととてもこの夏には耐えられないでしょう!と自慢たらたら。
蒸し暑い日がだらだらと続きます。
そんな気候だから時計も白!が圧倒的に多い。ゴールドの時計は京都の夏には暑苦しくて似合いません。湿気のないカラッと晴れた空だけにゴールドカラーは似合うのでしょう。

じめじめとした夏の京都ではカルティエの革ベルトは1年持たない。純正ベルトが1本3万円ほどの価格なのだ。もったいないので市販の3000円位の安物に替えるユーザーも多い。京都での生活の知恵でしょう。

7月1日から祇園祭が始まります。自宅にも山鉾巡行までの当番表が回ってきました。16日が当番だ。
同じ1日から京都市立美術館ではダリ展が始まります。
時計関連ではダリウオッチが有名。
ヒョウタンのような曲線だらけのワンピース時計。特殊な構造なので修理も多い。風防はプラスティック製、これを開けて文字盤からムーブメントを取り出す。こんなカラクリの時計です。

「絵画の世界はミケランジェロ、ラファエロで終わっている!」とダリが言った。いろいろと終わった世界がある。
「時計の世界はブレゲで終わった」と私は思う。機械式ムーブメント、ツゥールビヨン、ミニッツリピーターはナポレオン時代で達成されています。後の世代は指をくわえて眺めるだけ。
「音楽はモーツアルトで終わった!」おまけの3Bがあれば無人島に行っても人生を楽しめる。
「東京オリンピック」もマスゾエと一緒に終わってほしい。所詮、金で買った大会でしょう。東京都民はそんなにやりたかったらずーっと国体でもやっておけばいい。これから深刻化する福島原発被害の引当金にまわしましょ~。

「今年の阪神はソフトバンク戦で終わった!」とはだれも思っていない。
日本シリーズでこの恨み~はらさでおくべきか~!気分はソフトバンク狙いの「丑の刻参り」にいくぞ!。鬼気迫る勢いの時計師なのだ。
首位の広島とはたった7,5ゲーム差です。ゲームはこれからです。祇園祭が終わるころには阪神首位祭りの予定しましょ!

私もまだ終わったわけではない。まだまだ人生長い。時計に例えるとお昼2時くらいか?
暑い盛りです。
7月に入るとダリを見に行きましょう。ダリの作品ではアリさんの絵が気持ち悪いね~。
私が最近になってアリさんのように働くのを見て嫁さんは気持ち悪いという。「車もバイクも楽器も絶対に買わんからね~!」とくぎを刺された。Kawasaki・エストレアがほしいね~。

明日は水曜日で工房の定休日。梅雨真っ盛りなので道具の整理で午前中に所要を済ませてお昼には開けています。
最近水曜日のお客様が増えました。水曜日だけがお休みなので~ありがたいと感謝されることも増えた。それだけに水曜日営業はうれしいことが多い。

 バンド交換手数料500円!高級時計なら1000円。バンドをネットで購入して持ち込むパターンが増えた。
工房でできる電池交換は1000円。カシオのように中に2個入っている時計は1500円、一個増えるたびに500円増えます。
したがってカルティエの電池交換が1000円でカシオG-SHOCKが1500円なんてこともざらにある。
すべて内税なので釣銭がでないようなシステムです。いつも釣銭の用意はありませんのでよろしくご協力くださいませ。
ではお待ちしております!ブログはお休みなのじゃ~。









コメント
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