5月にオープンして一度は見学にと思っていた「とよたエコフルタウン」に行ってみました。
豊田市街なので家から自転車で行っても往復18km程度。消費カロリー約580kcal、そしてCO2削減が車と比較して約4kg。
とよたecofultown
環境モデル都市である豊田市は、低炭素な社会の実現を目指して取組を進めています。「とよた ecoful town」は、無理のない快適なエコライフや新たな環境技術を国内外に向けて広く情報発信する拠点施設です。
と書いてありますが…さて。
自転車置き場に自転車を置いて、まずはパビリオンに。
小さい施設壁は一面の苔(防音にもなるとか)
中に入るとまず正面に飛び込んできたのがこちら↓
エコナビゲーション
豊田市の環境に関する今までの取り組みを紹介してくれます。先客の方がみえたのでちょっとその場に居合わせにくい雰囲気。中をちょっとだけ見て終わりました。
エコナビの中は人工空になっていて、自在に灯り調整できます
次に見たのがスマートライフギャラリー。
エネルギーの流れやデータが目に見えてわかるシステムになっていますが、どうもピンとあまり来ません。
そんな疑問を抱きながら、スマートとよたクルージングへ。
エコフルタウンに、こうやって自転車というかペダルを回すようになっていると、漕いで発電するためのものかなって思いませんか?
わたしはすっかり勘違いして画像が動いている間、汗をかきながらひたすらペダルを回し続けました。ですので、映像内容がすっかり飛んでます
すべて見終わった後、発電量でも画面にでるかな…と思いきや無残当然ながら何も表示はありませんでした
ダイエットするにはよかったですが、はっきりいって自転車をこぐ理由がわかりません。自転車に乗ってクルージング?といってもペダルは重いし、気分も爽快なんてことには全くなりません。というより、クルージング気分になるひとっているんでしょうかね。
せっかく労力使うのに、なんだかもったいないなぁと思ってしまったわたしです。
そんな不満な気持ちではありましたが、よかったのは受付にいた女性がとても感じのいいひとで、真摯に質問に答えてくれたり、わたしひとりであってもいろいろと説明をしてくれたことでしょうか。
あと、予約しないと入れないと思っていた環境技術を使用したスマートハウスを見ることができたことです。(平日受付の方に話せば、家の鍵を開けて説明をしてくれるみたいです)
スマートハウス
外にはEV自動車用や非常時用のコンセントなどが備え付けられてました。ちなみに非常時は車から給電できるようになっているそうです。
そして、家の中に入りまず気になったのが床。
なんだろう?と思ったら、なんとこれがエアコンの吹き出し口だそうな。1階は床、そして2階は天井にあって冷温風がでるようになっているのでエアコンが各室には必要ないとか。しかし…床の吹き出し口。。。吹き出すからほこりもたまらないんだろうか???いや、いつも稼働しているわけではないからほこりもたまって大変そう。それに故障したら簡単に修理が可能なんだろうか?とか、ついつい現実的なことを考えてしまいます。
台所はもちろんオール電化
1階だけの開放でしたが、すごいと思ったのはこのパネル。(デモということなので、それがちょっと残念)
電気・エネルギーの見える化です。最後の画面“チェック”はどの部屋でどれくらい電力を使用しているかわかるので、使いすぎのところは調整ができますね。これをみれば消し忘れなんか少なくなるかも!?
スマートハウス、こんな家に住めたらいいのですが、でも実際のところひとが生活したらいろいろな意味でどんな風なんだろうと思ってしまいます。
できれば、どなたかスマートハウスに宿泊体験して、その感想が聞けるといいんでしょうけどね。
ところで屋外ですが、外は外でいろいろな工夫がなされていて、パッと見あまりわかりませんが、透水性のある地面になっているため雨が降ると敷地内の一か所に集められそれが花などの散水に使用されるとか、あとデマンドシステムのおいでんバスのバス停があったり
ボタンを押すことでバスが立ち寄るようになっています。
駐車場は駐車場で、身障者用に関しては事前登録がしていない車が駐車すると移動させてくださいという文字が電光掲示板に出たりするようになっているとのことでした。(予約なしの身障駐車スペースも1か所あり)
そういうことを知っていてよかったです。でないと、たぶん予約用スペースに停めてしまっていたかもしれませんからね。っていうか、絶対初めて訪れるひとはわからないと思うので、わかるように表示した方が良いですよね。
このエコフルタウンは3年かけて完成予定とのことで、今後地産地消のレストランができたり、あとはもっと緑が増えるそうです。
でも、せっかく市街につくって環境技術に関して啓発していこうと思うなら、もっと工夫が必要なのではと思うのです。
違いを体感し、身近に感じられる、とにかく“実感できる”ということを大切にしながら、創造にあふれた最新技術を紹介してほしいものです。