ぱんぱかぱ~ん♪

二分脊椎の娘と一緒に生きる家族の日々を綴っています。

日曜参観

2007-01-21 21:06:20 | 幼稚園生活
今日は明日香の日曜参観でした。
だいとはるはお留守番すると言うので、明日香父と行ってきました。




今日は凧を作ってあげるという内容でございました。
明日香父と凧を作っておりまする。




さて、出来上がった凧を揚げに行きました。
今日は全く風がなく、走らないと凧は揚がりません。
ある程度揚げておいて、明日香に持たせようと思ったけど、走る足を止めた瞬間凧は落ちるのよね~。
ってことで、明日香を抱いて明日香父走る!走る!(笑)

自分で凧を揚げると、走ってる後ろに凧が揚がるからよく見えないでしょ?
でも、明日香は後ろ向きに抱っこされてるので、揚がった凧がよく見えて、満面の笑顔でした~。



明日香父・・・・・・。



ご苦労(笑)





この凧の絵、何だと思いますか?
ボタンなんだって。ボタンをいっぱい描いたそうです。カラフルでかわいいでしょ。



凧揚げのあと、保護者は講演会があり、聴きに行きました。
岡山県立岡山盲学校の元教頭先生の竹内昌彦先生の講演でした。

その昔~。教員の新採用研修だったと思うんだけど、一度竹内先生の講演を聴いたことがあるんです。もう一度聞きたくて、今日は楽しみにして行きました。
内容は以前聞いたものと、重なるところが多かったのですが、あのときは、教員向けのお話しだったんじゃないかな?と思います。今回は親向け。しかもあの頃に比べて時代も変化してきて、こどもたちを取り巻く環境も大きく変わっていますから、子育てのこと、命の大切さ、いじめのことなどが強く語られていました。
たぶん、私自身も、あのときは独身だったし、今は親になり、障害を持つこどもを育てているという立場だし、あの当時とは感じ方、考え方もずいぶん違っているんだろうな~と思います。
今回の方がより強く心に響きました。


すばらしいお話しでした。


竹内先生は赤ちゃんのときに病気でほとんど目が見えなくなり、小学校2年生のときに、完全に失明してしまいます。その後盲学校に編入し、盲学校の先生になるべく勉強され、教員になられた方です。そして、お子さんが脳性麻痺で8歳の時に亡くなられているんですね・・・・。

人間は、必ず何パーセントかの確率で障害を持ったこどもが生まれてくる。障害を持った人は、困難を引き受けてくれた人。その人が引き受けてくれたおかげで、自分たちは元気な体をいただいた。だから、障害のある人を、みんなで支えていかなくてはいけない。そういうあたたかい世の中にならないと。。。

幸せは、自分のためだけに使ってはいけない。1パーセントでもいいから、誰かのために使って欲しい。

そんな言葉が、心に残りました。
私も、誰かのために惜しまない人になりたいな~。。。

先生は、今アジアの国に盲学校を作るという夢を実現させるために頑張っておられるそうです。日本では目の不自由な人はあんま。マッサージという仕事があり、人々に喜ばれながら生活ができる。でもアジアの国では、それがないために、物乞いをして生きていくしかない。盲学校を作って、教育さえ受けられれば。。。と頑張っておられるそうです。

「私の歩んだ道~見えないから見えたもの~」
竹内昌彦著
青い鳥点訳グループ発行

先生の講演を1冊の本にまとめられています。
この本の販売収益を盲学校建設を支援する活動に寄付されているそうです。
もしもどこかで見かけられたら、ぜひ購入ください。
とてもすばらしい本ですよ。