パンチの記録と記憶

スキーやボウリングをメインとした
自分の気付いた点などを
まとめて書いてます。

2006年決算

2007-01-01 22:56:44 | 証券取引
2006年投資初年度の結果は・・・

 ▲201,472

順風満帆に思えた投資だったが
12月に市場は現実を突きつけてきたというような結果となった。

始めたきっかけはテレビやラジオでさかんに
株で儲けた人の話が出回っていたこと。
親父が退職金で地元の電鉄株を保有したこと。
ネット取引で小額から始められることなどなど

いい話ばかりがニュースになっていたが
それなりに自分で本を読んだりして
リスクを認識したうえで望んでいたつもりだった。
市場での勝ち組は実際には1割程度だという現実。
何かがあれば資産が全部吹っ飛ぶこと。
そもそもちょっとでもチャートが見れる人間なら
今儲けた人間がなぜ儲かったのかがわかるはずだ。
よく聞く2年で1億円以上稼いだとかいった類の話、
2003年ごろから日経平均だけでも倍以上上げているのだ。
特に2005年の夏ごろから2006年の春までの上昇はとても大きく
よほど外れ銘柄でない限りどこを買っても
大幅上昇をしている。
そしてその儲かった話が盛んに報道されているわけだ。

そんなわけで始めは10万円からスタート。
10万円以下手数料無料を利用して証券取引が
どんなものなのかを学んでいった。
注文の仕方、約定のしくみ、市場の雰囲気・・・
ドキドキしながらも楽しかった。
取引初めてすぐだった。
「村上ファンド村上世彰氏インサイダー容疑で捜査」
まだまだ素人の自分には詳しいことはわからなかったが
悪いニュースであることはすぐにわかったし
偶然にも村上ファンドも所有している銘柄を持ってしまっていた。
その日の前場の下げ方はすごいものだった。

元々日経が下降トレンドの最中であり、
その下げで完全にパニックに陥っていた。
最終的には以前の記事で書いたとおり。
慎重な性格が災いして10万という資金で投資をしていたので
被害はたいしたことはなかったが株の世界の恐怖は十分味わえた。

年初から始めていたらもしかしたらライブドアショックにて
すでに取引をやめていたかもしれない。
そして忘れてはいけないのはこの世界にいる限り
ライブドアショックのようなことに
自分が巻き込まれる可能性があるということ。
自分の銘柄は大丈夫なんてことは絶対にありえない。
あの西武ですら今は上場廃止。

その後経験を積んでいくことで
知識は足りなくても市場の雰囲気というものに
自分の投資マインドが徐々にシンクロするようにはなってきた。
なんとなくこうだなぁと思ったことが
株式番組などでのコメントと一致することが多くなってきていた。

そんな時に松井証券にて無期限信用手数料無料が始まった。
これを機に素人には危険といわれている信用取引をスタート。
そしてとにかく損失を出さないようにという思いが
10・11月に成功させた投資スタンスを生み出した。
もちろんたまたま成功しただけとも取れるが
精神的な負担などはほとんどなく安定して小銭が
稼げるのならば理想的な投資スタンスと思っている。

最後は問題となった12月
結果はもう散々書いたとおりわずか2銘柄の失敗による大損失。
こうやって年度決算までしてみると最終的な損失そのものも
あの2銘柄によってもたらされている。
あの評価損益には抱えている含み損なども全て含まれているのにだ。
もしあの2銘柄に明確な損切りラインを決めて取引していれば
ストップ安張り付き前に損切りできていたわけだ。
2万の赤字を嫌がり10万の損失を出す。
個人投資家がもっとも下手だと言われている損切り。
3日後に10万の損失を出すならなぜ2万で損切れないのか。
結局は戻すだろうなんていう自己主義的な夢を見ているからだろう。

利益を出すことも出来るが損失も出る。
まさしく投機的な取引手法だと感じた。
これで成功した人が億万長者になっても不思議ではないと思う。
こんな小額の小口投資家が1回の取引、わずか数分で
数万なんて利益を生み出すのだから。

都合よく考えればこの2つのパターンを使い分けるだけで
効率のいい取引が出来ると思いがちだが
人間は不思議と私情が絡むと冷静さを失う。
そのへんのルール作りが必要だ。


では2007年はどうするか
現在はまずは失った資産をコツコツ路線で戻したいところ。
そして余裕があるなら財務諸表の読み取り方などの勉強も出来たらいいかな。
現状では決算短信で出るような利益の数字程度しかわからない。
それだけでも短期的なトレードなら出来るだろうが
長期的に保有を考えたりするならば知識として必要になってくるだろう。


為替は現在円安水準なので手は出しにくい。
ただし、新年早々に1月の追加利上げに関して検討するとの一報が入った。
このニュースを受けて市場が開いたときに反応するのかどうか。
特に薄商いのお正月市場。
また今週は米や欧の指数発表が目白押し。
製造業景況指数や雇用統計、欧の消費者物価指数もある。
為替はまだまだ経験不足なわけだし
気負わずに自分のペースでいこう。


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