最近のアルビはなかなか「快勝」とはいかないゲームが続いてるわけですが、DAZNの試合後の両チームの監督インタビューで、「アルベルト監督がどんなことを言うか」を、少しヒヤヒヤしながら心配して見守る自分がいます。このところアルベルト監督は、「審判に対する批判的なコメント」が頻繁にありますからね。
一昨日の磐田戦後のインタビューでも、「磐田の1点目は明らかにオフサイド」さらに「後半開始早々のロメロに対する磐田の守備はファウルで明らかにPKである」と明言し、しかも「昨年のアウェイ磐田戦(※)でもそうだった」「私たちはあらゆる障壁と戦わなければならない」と述べ、「審判も障壁の一つ」とばかり判定に対する不満を口にしていました。※昨年の磐田戦については、この日刊スポーツの記事も参照してください。
「え~そんなこと言っちゃっていいの?」「そんなに言うと審判の心象を悪くするんじゃね?」と、ボクなんか小心者ですから心配になってしまいます。「村松さんも通訳しづらいんじゃないかな?」って、DAZNのインタビュー映像を見ながら通訳の村松さんの仕事のやりづらさを慮ったりしてね。
アルベルト監督の巧みなところは、判定に対する不満を口にした後で、必ず自らフォローを入れるところです。今回もこんなお茶目な表情をしながら、「私は怒りは覚えていません」「サッカー界ではこういうことがあることを理解しています」と述べていました。「この表情が恐い」っていう説もありますがね。
日本人って「審判の判定には異を唱えるのはタブー」「悪法も法であり従わねばならない」「お上には逆らうな」みたいな文化を持っているじゃないですか。だから今回の磐田戦の審判の判定に対しても、日本人選手のコメントに批判的なものはありません。もちろん、選手だからっていうのもあるんでしょうけどね。言ってもしょうがないし。
ですが、アルベルト監督はちがうのですよね。「言うべきことはしっかり言う」「だけどリスペクト(の姿勢)は忘れない」って感じ?「あなたたちは間違っている」「だけどあなたたちはゲームを裁くべき立場の審判だ」「だから間違っているけどあなたたちに従うよ」「だけど間違っているのは事実だよ」と、監督の立場で論理的に話している印象です(だけどそれが他に与える印象が、あまりいいものではないのも事実だから心配しているんだけどさ)。「選手は言えないから、監督の自分が話す」って気持ちもあるのかな?
まぁアルベルト監督としては、「日本の2部の審判はもう少し技術を向上させるべきだ」っていう気持ちも強いのでしょうね。ボクも素人目線の感想ですが、磐田戦でPKの判定に執拗に食い下がる磐田の選手たち(キーパーは守備につかなかったですよね)に、審判は毅然と注意を与えるべきだと思いましたし、新潟の得点後に2度までも執拗にボールを離さずに時間稼ぎをする相手GKの態度も、見逃すべきではないと思いました。
さぁ、次節からいよいよリーグ戦も後半戦です。アルベルト監督、いよいよ甲冑を身に着けて登場ですね。よく似合っています。凛々しいなぁ。サムライだ。2巡目の第1戦の栃木戦、絶対に勝利しましょう。後半戦アルビの怒濤の逆襲がスタートです!
「あれだけ言って大丈夫か?」と思ったり「フォロー入れるところはアルベルト監督らしいなぁ…」と思ったり。まぁ、私は監督の大ファンなので、甘いと言うのは分かっていますけど…。
ポスターかっこいいですね。栃木戦勝ち点3よろしくお願いします。
※私が良く行ってる新潟市古町の書店 萬松堂のポスター 再来週開催される新潟ジャズストリートのポスターはサッと貼られているのに、アルビのポスターまだ昨年バージョンって何?
栃木に元日本代表で鳥栖の豊田が移籍とか。貴章と豊田、豪華な2トップです。今週末のアルビ戦には間に合わないんでしょうけどね。1巡目は引き分けだった栃木を相手にホームで勝利し、後半戦のいいスタートをきりたいですね。