「今日はどんな試合になろうとも平常心で行こう!」「浦和とか、長倉とか、凌磨とか、荻原とか意識せずにね!」そんな会話をしながらビッグスワンに向かったわれわれ夫婦。宿敵・浦和を相手に一歩も引かないアルビのサッカーに魅せられ、もちろん満足はしなかったけど、充実した日曜のサッカー観戦を楽しむことができました。
先発メンバーには、前節に得点をあげて活躍したルーキー笠井とダニーロが入り、注目のボランチは新井と星くんのコンビ。CBは舞行龍とゲリアで、GKは吉満でした。
ゲームは前半から両チームの攻防が激しく、見ていて楽しかったですね。引き締まったゲームが動いたのは、終盤に入り両チームともに交代メンバーを投入した後でした。アルビレックスでひときわ輝いていたのは、途中出場の小見くんでしたね。後半72〜73分頃、小見くんが浦和の選手を2〜3人振り切ってドリブルでボールを運び、それを受けた橋本から右サイドのダニーロに渡ったボールは奏哉へ。奏哉のクロスに仁くんがチョコっと触れたボールを、小見くんがシュート。こぼれたボールを、元希がゴールに蹴り込みました。
やった!浦和を相手に先制です。うぉー!盛り上がるゴール裏。当たり構わず抱擁とハイタッチの嵐です。やったぜ元希!そして何と言っても小見くんがすばらしかった!「今日は平常心で」と心を決めて観戦していたボクらですが、この流れに興奮しないはずはありません。すごいぞ!小見洋太!
だかしかし。残り10分を守りきれませんでした。よりによって途中出場の元アルビの長倉にやられました。それにしても移籍後初ゴールを、新潟戦のビッグスワンで決めるかね?試合後のインタビューで「嬉しくない」と答えていた長倉。「嬉しくないなら決めるなよ!」なんて毒づいてみてもしょうがありませんね。
結局、またしてもホーム初勝利はなりませんでした。いやいや、でも上位の浦和を相手に立派な戦いでしたよ。平常心、平常心。今シーズンのアルビが、「どのチームとも互角に戦えるチーム」であることは、間違いありません。下を向く必要はないですよ。顔を上げよう。
顔を上げよう!元希!次こそ絶対に勝利だ!お前の笑顔がボクらは見たいぞ!
次ですよ、次。アウェイで岡山に勝ちましょう。開幕から絶好調だったJ1初挑戦の岡山も、今は勢いも失せて降格圏内にジワリジワリと近づいてきています。ここはチャンスです。アウェイで岡山を叩き潰そう!でも、田上の恩返し弾には気をつけろ!