格下J3の八戸を相手に90分のみならず延長の前後半を戦っても決めきれず(って言うかむしろ八戸に押され気味)、PK戦での薄氷の勝利。昨日のルヴァンカップ1回戦は、とても満足できる内容や結果ではありませんでした。しかし、何よりも欲しかった「勝利」を手にすることはできました(記録上PK戦は勝利とはいえないそうだけど)。樹森アルビ、そして2025シーズンのアルビレックスの公式戦初勝利です。内容に不安や不満はあるけれど、「勝った!」というその結果を何よりも喜びたいと思います。皆さん、おめでとうございました。そして、ありがとうございました。国立に置いてきた「PK戦勝利」という忘れ物も、取ってくることができましたね。
先発はこのメンバーでした。ゴールを守るのは吉満、CBにベテラン千葉ちゃんが入り、右ウィングにはルヴァン男の小見くんが名を連ねました。
試合序盤はアルビペースで進みました。前半8分には、橋本のCKを相手キーパーが弾いたボールに小見くんが反応。素晴らしいボレーシュートを八戸ゴールに叩き込みました。
さすが!ルヴァン男の面目躍如です。小見くんの嬉しい今季初ゴールです。よーし!先制点だ!今日こそ行けるぞ!って思ったのも束の間、追加点を奪えません。八戸の積極果敢なプレスにボールを奪われたり、競り負けたりするシーンも散見されました。そして前半終了間際には、またもセットプレーから八戸に同点に追いつかれます。
後半に入ってもなかなか追加点は奪えず、それどころかむしろ八戸に圧倒的に押され気味にゲームは展開します。結局前後半90分+延長30分を戦い抜いた両チームは、1−1でPK戦に突入することになりました。途中交代で入ったルーキー笠井の惜しいシーンもあったけどね。八戸のチャンスの方が多かったな。ドキドキしましたよ。
120分間のスタッツがこれですよ。ボール保持率は61%ながら、シュート数も枠内シュート数も八戸の方が上です。これじゃぁどちらがJ1チームかわかりません。昨シーズンと一緒です。まったくもう!どうなってんだよ!って言いたいところですが、今回は「勝った」という結果を喜ぶんでした。そうそう、PK戦です。
アルビの1番手はヨシくんです。
それがなんと!チームを牽引するベテランが、初っ端のPKを止められます。頭を抱え芝生に突っ伏すヨシくんの姿に、嫌な予感がボクらの胸をよぎります。PK戦っていい思い出がないんだよなぁ…。ところがその空気が伝染したんですかね。八戸の1番手もPKを外してくれました。ラッキー!
2番手の太田と3番手の秋山がきっちりと決め、
さらに守護神・吉満がビッグセーブでアルビゴールを守ります。
4番手の宮本も落ち着いてゴールネットを揺らし、いよいよ5番手にはこの人の登場です。
勝利を決めたのは、「我らがキャプテン」でした。相手GKの飛んだ逆方向に落ち着いてPKを沈め、アルビレックスはPK戦を制し次のステージへと駒を進めることができました。
遠く八戸までかけつけ選手とともに戦ってくださったサポーターの皆さん、ありがとうございました。皆さんの声援は、ネット観戦のボクらにも伝わってきました。現地で一緒に勝利の喜びに浸りたかったな。そして八戸市長の「アルビレックス長岡」の言い間違いを一緒に聞きたかったな(笑)。
あぁ…試合後にこんな選手の笑顔を見れて、本当によかったです。課題はまだまだあるし前途も多難だけど、ガンバ戦と福岡戦のホーム連戦でも結果にこだわって勝利しましょう!さぁ!ここからだぜ!頑張れ!アルビレックス!
【追記】昨日の夜にはW杯最終予選のバーレーン戦を見たんですが、なんかやってるサッカーが違いますね。「さすが日本代表」って感じ。そのスピードやテクニックに圧倒されました。8大会連続のW杯出場、おめでとうございます。