昨日はアルベルト監督の退任記者会見が行われ、NHKや民放各局の夕刻のニュースでその様子が報道されました。ボクは帰宅後にNHKとNSTとTeNYの報道をザッピングしたのですが、どの局でもアルベルト監督らしい穏やかな表情で、今回の決断が自分にとって難しい決断だったことや、新潟への感謝の気持ちを述べていたのが印象的でした。放送されたいくつかの監督のコメントの中から、2つほど紹介しますね。
まずはNHKです。今後の新潟の目指すべき方向について、アルベルト監督はこんなことを語っていました。
J1昇格することも大切だが、それ以上に大切なのがJ1に居続けるために必要なベースを構築すること。来季に向けて何が必要かというと、私の1シーズン目から2シーズン目にクラブが行ってくれたことを繰り返すこと。このプレースタイルに適したより質の高い選手数名を獲得して、チームをレベルアップすることだと思います。
このアルベルト監督の言葉を実現するために、寺川強化部長をはじめ強化部の皆さんは今必死になっているんでしょうね。まぁクラブとしての経営規模や予算もありますから、「身の丈の範囲内」ってことになるんでしょうけどね。がんばれ!強化部!そして何よりも、「他チームで指揮を執ることになる監督が、中心選手を引き抜いて連れて行く」ってことだけは避けてほしいと思います。
NSTの報道では、こんな映像も使われていましたよ。
中野社長との熱い(?)ハグのシーンです。ボクが気になったのは、その時のアルベルト監督のコメントです。アルビレックスはアルベルト監督に続投のオファーを出したのですが…
それに対して監督は「もし私の心を揺れ動かすような、私の野心に刺激を与えるような話が出てくれば、前向きに検討したいと中野社長に伝えた」と語っていました。
えっ?この言葉の意味をそのまま受け取るなら、それって「中野社長はアルベルト監督の心を動かすような、野心に刺激を与えるような話を出すことができなかった」ってことなんですかね?これはちょっと引っかかりますね。
このあたりの真相を、中野社長の口から直接聞いてみたいな。やっぱりそれは「お金」が大きく絡むことなのかな。それともアルベルト監督の言葉どおり、「心を揺れ動かす」や「野心に刺激を与える」といった情緒的な問題なのかな?前者ならしょうがないけど、後者なら真剣に考えなきゃいけないことだな…などと、ボクはいろいろ考えておりますが皆さんはいかが?