週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

ボール保持は善か悪か

2021年11月06日 | アルビレックス新潟

新潟日報の夕刊「おとなプラス」に、「スローフット」という金曜連載のサッカーコラムがあります。書いているのはサッカージャーナリストの西部謙司さんです。

その「スローフット」の昨日の記事のタイトルが、今日の表題「ボール保持は善か悪か」です。西部さんはルヴァンカップ決勝の名古屋Vsセレッソ大阪戦を見てこういうタイトルの文章を書いたわけですが、その中身はボクらアルビサポーターの心にも響くものでした。「そうか、そういうことなんだね」って、なんか最近胸の多くでモヤモヤしていたアルビのサッカーに対する思いが、晴れていくように感じました。

ちょっと一部を引用して紹介しますね。


(前略)こういう試合を見てしまうと、ポゼッション (ボール保持)に疑問を持つ人が必ず出てくる。 ボールは持てる、パスはつながる。 しかし、崩せないし得点もできないままカウンターを食らって負ける。そうすると「ボールを保持するから悪い」と思ってしまうわけだ。

ポゼッションは善でも悪でもない。 保持できないよりできた方がいいが、だから勝てるというものではない。要は使いようだ。ボール保持が勝利に近づく方法だという裏付けがあるか、信じられるかによって、感じ方も変わってくる。(中略)

ボールを保持して敵陣でプレーできれば、たとえ崩せなくてもCKやFKを取れるし、前線からのハイプレスも効きやすい。 カウンターさえ対処できれば特に悪いことは何もないのだ。 ポゼッションが悪いと思ってしまうなら、それは理解不足で、持ち慣れないものを持ってしまって戸惑っている段階にいるということだ。(サッカージャーナリスト・西部謙司)


よくビッグスワンのボクらの後ろの方で、「ほら、まただ!」「ダメなんだよ、そこでボールを戻しちゃ!」「サッカーはゴールを奪うスポーツなんだから!」って、パス回しをしながらビルドアップするアルビの選手の姿に、文句を言うオヤジがいます。

ボクは心の中で、「何も分かっちゃいないな」「アルベルト監督のサッカーはこういうサッカーなんだよ」「アルビのサッカーが変わったのにサポーターが変わらないでどうする!」なんて思っています。だけど、相手に先制されて引いて守られ、圧倒的にボールを保持しながらゴールネットを揺らせない最近のアルビのゲームを見ていると、「う゛ぁ~!」なんて心の中でわけのわからない叫びをあげ、天を仰いでしまうこともあるのですよ。

「ポゼッションは善でも悪でもない」「要は使いようだ」という西部さんの言葉に、なんかスッキリした気分になりました。さぁスッキリした気分で、明日の松本戦ではスカッと勝ちましょう!

コメント (2)
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