負けました。ジュビロ磐田に負けました。スコアは1-3だけどそれ以上に力の差を感じ、「完膚なきまでにやられた」ってすら感じる敗戦でした。GK小島のスーパーセーブがなければ、6失点くらいしてもおかしくないゲーム。「さぁ!上位に食らいつくぞ!」と勇んでビッグスワンに駆けつけた多くのサポーターも、「やっぱり、まだまだだなぁ…」と意気消沈したゲームとなりました。
ゲーム前に入場ゲート脇のコンクリートスペースで、かなり長い間2人で話し込む是永社長と玉乃GM(たぶん。大きなマスクだったので表情はわからなかったけど)の姿が見えました。「夏の移籍の成果や、今後のアルビの経営や運営方針について語り合っているのかな?」などと推測しながら、「このゲームにかける首脳陣の期待も大きいんだろうな」と思って見ていました。
そうです。このゲームにかける期待の大きさは、ボクらサポーターも同じでした。なかなか勝ち点を伸ばせないながらも、これまで敗戦はわずかに2。今季初の連勝もなしとげ、前節には首位を相手に劇的なアディショナルタイム同点弾で引き分けに持ち込むなど、順位も上位に食らいつける4位まで上昇しました。
そこにもってきて、この夏の大型移籍4人組の活躍です。特にチームの精神的支柱となる可能性を秘めた鄭大世(チョンテセ)選手が、前節は途中出場して「魂の移籍後初ゴール」をあげ、アルビサポや新潟県民のアルビ熱は一気に高まりました。営業の皆さんも、気合いを入れて勝負をかけましたよね。新聞広告やテレビ広告でも、アルビのホームゲームの宣伝をしばしば目にしましたし、新グッズの発売やスタジアムグルメの充実にも力が入っていました。
その結果、「プレイガイド販売分チケットが完売」というお知らせが届き、久しぶりに「ビッグスワンにお客さんがたくさんいるなぁ…」と実感するほどでした。5000人限定マッチでは「満員」とも言える4975人の観客数です。あとは「勝つ」だけだったんですよねぇ…。
まぁ今までのアルビも、「”ここぞ”という勝負所ではなかなか勝てない」というチームの歴史はありました。だけど「この磐田戦で勝ったら、上位の背中が見え、J1昇格が見え、5000人マッチ終了後の新潟全体の盛り上がりが見える」というこの大事な試合、しかも夏の移籍組の新戦力が活躍し、「チョン・テセ効果」が新潟の大きなムーブメントになる可能性を秘めたこの試合で、なんと今季最低の試合をしてしまいました。しおしおのぱぁ~(T_T) .·゜゜·(/。\)·゜゜·.アディショナルタイムの途中で帰路につくサポーターの姿を、久しぶりに見ました。
連戦で疲労が蓄積しているのもわかる(特に替えの効かないCBの2人は疲労困憊だよね)。選手にはそれぞれ特徴があって、史哉とゴメスには新井や荻原と違うよさがあるのもわかる。攻撃陣も同様。テセにはテセの、ヨシくんにはヨシくんの、シルビーニョにはシルビーニョの、ファビオや新太や至恩にはないよさや特徴があるのは十分わかる。だけどねぇ。なんか昨日はみんなチグハグな感じでしたよね(交代で入った選手も含めてね)。まぁ細かい戦術的なことは、どっかの専門的なブログやSNSで見てください。
しかしまぁ「声を出せない」っていうのは辛いよねぇ。ゲーム中の必死の応援はもちろん、ゲーム後に選手が挨拶に回ってきた時にも拍手しかできないんですからねぇ。「次頑張れよ!」「下を向くな!」「応援してるぞ!」そんな声をかけたくてもかけられないこの辛さ。
もちろん昨日のゲームみたいな試合を見せられたら、ゲーム後には大ブーイングや怒号のサポーターもいるでしょうね。ボクは基本的にブーイングはしない主義だけど、あれだってサポーターから選手への強烈な応援でありメッセージですものね。それができないのも本当に辛いところです。
コロナ禍での5000人限定マッチのルール上、ゲーム後に選手がG裏で立ち止まって整列・あいさつすることも自粛(禁止?)されています。選手たちの中には、サポーターをしっかり見つめ手を振ったり頷いたりして気持ちを表そうとする選手もいます。だけど中には、選手同士でおしゃべりをしながら場内を仕方なく回っているって感じの選手もいて、「声をかけることのできない辛さ」がさらに増幅しました。
ジュビロの元アルビ戦士たちの方が、よっぽど礼儀正しい感じがしました。あいさつに来てくれて、ありがとう。(大武はちょっと太ったかな?)
さてさてボヤいている暇などなく、中3日でアウェイ千葉戦がやってきます。チームを立て直し、磐田戦の反省をどう生かすか。アルベルト監督、よろしくお願いします。
そうそう昨日のゲームでは、藤田のクリアファイルをもらいました。「新潟県心の相談ダイヤル」のPR用です。なんかホームゲームでこういうのをもらうのも、とても懐かしい気分で嬉しかったです。早く戻ってこい!ボクらの当たり前の日常!