ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

水辺探し。

2011-08-24 01:07:07 | 手前かってな推論。
 今日は夕方から奈半利町の中で、メダカを放流できる、そして繁殖できそうな場所探しをやっていました。

 自転車でうろうろしていたのです。

 最初は、奈半利町で最も早くに稲作が始まったとされる場所付近です。



 長谷川の谷口付近なのですが、どうも水量が一定しないのと、3面張りのコンクリートですから、メダカはちょっと無理でしょう。
 弥生時代からこの辺りで、稲作が・・・。
 と言った場所だけに少し期待をしたのですが、仕方ナシです。

 すこし、北に向かって移動です。



 この辺りだと、東の山の麓近くで、メダカの生息エリアとしても、絶好の場所だと思っていたのですが、行ってみると水田が広がり、景観は最高なのですが、ちょっと無理ですね。



 野根山街道の入り口辺りにも期待していたのですが、ここも自然は残されておりませんでした。



 記念碑の後ろに池があったような気がしていたのですが、この場所も随分と手を入れて周辺の農家の方々の協力を得ないと難しいですね。
 かなりの量の水が水田から直接流れ込んでいましたからね。



 この川、奈半利の町の真ん中を南北に流れているのですが、もっともしっかりとコンクリートの3面張り工法になっていますので、ちょっと増水するだけで、メダカは港まで流されてゆきそうです。
 隠れる所も無いですね。



 ここは、奈半利川と平行して流れている最も西の水路です。かなりの水量なのですが、これもまっすぐに改良がなされて、小魚の生息エリアとしては、及第点は出てきません。



 最後に最も期待をしていた場所なのです。港公園の北端です。
 形状は見事に出来上がっていたのです。それらしい形は作ってあるのですが、水事体が無いのです。魚どころではありません。
 これが多自然型工法??。
 違うでしょう。困ったものです。勘違いもはなはだしいです。

 みごとに治水事業が完了していました。
 野根山街道の石碑の辺りで旧知の老人とちょっとした会話をしました。
 奈半利の港が出来るまでは、「この辺りでよく鰻が取れた。」
 「港が出来てからはさっぱりよね。」だそうです。

 便利な何かを獲得して、そして何かを失ってしまったようです。

 残念ながら、本日のメダカ放流のための水辺探しは失敗でした。
 また、どこかを探索しましょう。
 どこかの公園的な場所より、自然の中で探してみたいものです。
 簡単ではなさそうですがね。

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