うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

東海地方のお話

2005年05月11日 12時37分37秒 | 体験記(その時、個人的歴史が動いた)
なんだか東海勢ばかりですね。
アッシュさんの御出身はおそらく日本武尊が愚痴ったのが県名の由来のところだと思います。
そんな冴えない県名の割にはとてもいい所で、知事が良かったのか最近は経済も上向きで自然と産業が一致して以前からすみたいと思っていたところです。
ここはお茶は静岡よりもずっと美味しいと思うし、魚やカキも美味しいし、松坂牛はあるし。
松坂牛というのは高いんですけどその内臓であるホルモンは安くて美味しいですね。
また、産業で見ても古くから商人の出身地で有名で東京の名門企業も実は江戸時代に伊勢から出てきた商人が開いた店が母体だったりします。
最近でも工場の新設でもわかるとうりここは隠れた住みやすい地方のひとつです。

四日市のせいでイメージが悪いんですが環境は他の県よりもずっと良いと思います。
どうでもいいことですが名古屋の植民地ではローマの水道橋のように、「はなわ」風に言えば、なぜだか知らないけれども♪~山頂に遊園地~♪というよく理由のわからないことも共通して見られます。(御在所岳)

愛知県は三河と尾張で別れていますがまあ、一般的に世間に知られているのは尾張の方の名古屋ですね。株の世界ではとくに名古屋的経営とか名古屋経済が評判がいいですが、名古屋で働いたことがある人に会うと「あっちの人は変わってるからね~」としょっちゅう言われ、全然関係ないけどスイマセンネェ~と言っておきます。
名古屋経営の実態がようは商店のおっチャン的経営の延長であったり、無借金経営も単にケチだったり、デザインとか意匠とか著作権とかモノでないものにはあまり気持ちよくお金を払ってもらえないといった特徴があります。その割には「キンシャチ」に代表されるように下らない事で見栄を張りたがります。
また、単にバブルに乗り遅れたのが、良かっただけで何かしら戦略的判断があったわけではあまりなく、ROAとかROEとかいわれると実はあまりいい評価はできなかったりします。
むしろ東京の経営からは一歩遅れたことが幸いしたという格好だと思います。
まあ、ダヴィンチのようなビジネスモデルとは正反対ですね。
むしろ昔の伊勢商人、近江商人の経営の方が参考になりますね。

典型的な事例が進学でして、関東と関西と東海の決定的違いが余り人材が地元に帰ってこないというところで、他所へ進学する層と地元に残る層がハッキリ分かれます。
なぜなら、地元は比較的お給料がよく仕事も多くて、他所へいく必要があまりなく、特に女の子は成績優秀な子でも東京に進学させてもらえないというパターンが多かったように思います。
地元では生活費とりわけ住居費が安く、東京の6000万クラスのマンションならば2000万台、65000円の学生用アパートなら35000ぐらいが相場だったと記憶しています。
それでも名古屋は大都市ですからおいしいものもB級グルメ中心に多いですし、もともと勉強する気なんかあまりない遊び人(特に男)が多いので単位も簡単に取れるし、車さえあれば幹線道路沿いに遊ぶところは一杯、実家通いなんでお金はたまるし、東京の学生がバイト代がほとんど消えてるのを見るとあっちの方が全然余裕があります。
また、パリと東京を比較しても思うのですが若い子はブランド品が好きで理由は「みんながもってるから」につきます。それも目立つところにブランド品のロゴが入っているのが売れ筋です。
その辺の特徴をつかんでマスコミが名古屋嬢(名古屋城の語呂合わせ)という言葉をはやらせました。
どういう根拠なのかいまいちわかりませんが地元では三大お嬢様大学なるものが幅を利かせていますが、東京のソレらしい大学との立地を比較すると農村地帯の中にあったりします。
これはちゃんと根拠があって別に勉強しなくても給料も雇用も安定して、結構楽しく暮らせるのでお嫁に出す前に才女というハクをつけるという需要と供給が一致した結果です。
なお、これらの大学に通う人材は結局、尾張、三河、伊勢、美濃から通っているので名古屋嬢というのは、例えるならば池袋にいる埼玉県民のようなものです。

アッシュさんの言うとうりに尾張以外は結構田舎で同級生のうちに遊びに行くと大きいうちにたくさんの部屋と大きな仏壇があったりしてビックリします。
まあ、尾張と三河はわかりやすく言うと信長の安土城と徳川の日光東照宮の違いで前者が時代的には古いのにモダンで革新的なのに、日光東照宮を始めて見た私の感想は「巨大な仏壇」に尽きます。
この辺の感覚は関東の田舎も仏壇とか宗派は好きですね。
日光といえば紅葉見るのに2時間も一本道で渋滞ですが、愛知ならば30分程度なんでそういった意味でも暮らしやすいです。
まあ、程よく田舎という意味では三河地方では結構住みやすく、豊橋、岡崎といった中堅都市があり、浜松、名古屋といった都市も近いので優雅に暮らせます。
個人的に渥美半島なんかは将来住みたいなと思うところで風光明媚でどことなく南国でいい感じです。

で、最近時々は地元に帰りたいなどと思います。
なぜなら「楽」だからです。

大学卒業後も首都圏に残る人は結構たくさんいますが帰れないという事情もあります。
なぜなら、東大の次はめいだい(名古屋大)という強烈な派閥が存在するからで、時に財界では東大すら駆逐します。そんな訳で帰れないと言う声も時々聞こえます。

他にも喫茶店のサービスでコーヒー頼んだら味噌汁(赤だし)が出てきたとか、いろんな変わった話があります。