夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

柿釉蓋物 バーナード・リーチ作

2019-01-17 00:01:00 | 陶磁器
まがい物の多い、要は贋作が多く存在するバーナードリーチの作品ですが、ようやく正しいものを入手できたように思います。

柿釉蓋物 バーナード・リーチ作
デビット・リーチ1987年鑑定書 合箱
口径133*高台径*高さ130



民芸作家の浜田庄司、河井寛次郎の作品は非常に難しい判断力を要しますがバーナードリーチもまた同様のようです。



特にバーナードリーチはその箱書も簡便すぎて、箱書だけではいかにも信頼性が希薄となる作品群です。



一般的に浜田庄司にしても金城次郎、河井寛次郎にしても同様のようで、おしまべて民芸作家の陶芸作品はその作りと釉薬が決め手となるようです。



箱書きや印章も判断材料とはなりますが、あくまでも参考程度にとどめておくべきというスタンスのようです。



作品に刻銘などのある民芸作品もあります。当方で紹介している他のバーナード・リーチの作品と同様の印が作品中に押印されいますが、これだけで真贋を判断するのは難しいと思います。

 

子息の鑑定書・・、これも判断は難しい。

 

この栞のほうが信頼性があるように思います。作りと釉薬に加えて最終的に栞によって入手を決断。



前述のように入手判断のメインはこの作品の釉薬と作りをポイントとしました。鉄分の多い柿釉はよくバーナードリーチや浜田庄司が使う釉薬ですね。



展示室では茶室の床に置いてみました。やはり存在感があります。



合わせ箱となります。真作でも共箱でない作品はあります。収納箱に関しては最近は良く解るように作品の写真を大きめにしています。



実に存在感のある民芸作品の代表作のような風格があると判断しました。さて何に使おうか


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。