
人間は欲を出すと碌なことにはならないようです。株にて儲けようと思うと値下がりし、為替で儲けようと思うと為替損をこうむり、ちょっとかっこよく見せようと思うとピエロになり、人生ままならぬものです。
とにかく自然体が良いようです。「桃栗8年・・・、我一生。」という武者小路実篤の言葉通り、いつになったら体得できるやら・・
鶏之図 その2 伝伊藤若冲筆
紙本水墨 まくり
画サイズ:縦1080*横500

「鶏之図 その1(再登場) 伊藤若沖筆」の続編です。

羽などの描き方の「筋目描き」と称されるところまで良く描けています。上部の蘭の描き方も洒脱です。

さて問題は印章です。

「藤女釣印」と「若冲居士」の組み合わせであり、「藤女釣印」印の四方に欠損がなく、また、「若冲居士」印の外周の右側にも欠損がない。これは両印章の最初期の状態であり、若冲が50歳前後の作品であるものと推察されますが、どうも若干印章に参考文献と違う部分があります。
参考作品:思文閣「和の美」第457号作品NO31 「鶏図」


印章は下の写真です。本作品との違いがわかるでしょうか?

この手の印章はときおりみかけます。しかもよく出来ている作品にあるようです。筋目描きまで取り込んでいますが、印章が違う以上は真作とは認められません。
伊藤若冲の投稿第一作目とも比較してみてもわかります。
しかし、よく描けています
程度の低い彩色画の若冲は贋作は作りやすいですので、こちらも要注意です。
とにかく自然体が良いようです。「桃栗8年・・・、我一生。」という武者小路実篤の言葉通り、いつになったら体得できるやら・・

鶏之図 その2 伝伊藤若冲筆
紙本水墨 まくり
画サイズ:縦1080*横500

「鶏之図 その1(再登場) 伊藤若沖筆」の続編です。

羽などの描き方の「筋目描き」と称されるところまで良く描けています。上部の蘭の描き方も洒脱です。

さて問題は印章です。


「藤女釣印」と「若冲居士」の組み合わせであり、「藤女釣印」印の四方に欠損がなく、また、「若冲居士」印の外周の右側にも欠損がない。これは両印章の最初期の状態であり、若冲が50歳前後の作品であるものと推察されますが、どうも若干印章に参考文献と違う部分があります。
参考作品:思文閣「和の美」第457号作品NO31 「鶏図」


印章は下の写真です。本作品との違いがわかるでしょうか?


この手の印章はときおりみかけます。しかもよく出来ている作品にあるようです。筋目描きまで取り込んでいますが、印章が違う以上は真作とは認められません。
伊藤若冲の投稿第一作目とも比較してみてもわかります。
しかし、よく描けています

程度の低い彩色画の若冲は贋作は作りやすいですので、こちらも要注意です。