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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

葡萄(マスカット)図 福田豊四郎筆 色紙

2020-02-15 00:01:00 | 日本画
年末年始の帰郷した折に馴染みの骨董店を訪れました。前回帰郷した際にに予算と合わず入手を見合わせた福田豊四郎の作品は売約済となっており、ちょっと落胆した気持ちと、正直なところほっとした気持ちが交錯しました。

しかし福田豊四郎の描いた当方にはない画題の「葡萄図」の色紙の作品があり、値段も手ごろなこともあり購入してきました。ちなみに購入金額は2万5千円です。

本日は週末ということもあり、気軽な作品の紹介ですね。



葡萄(マスカット)図 福田豊四郎筆 色紙
和紙着色 色紙額装タトウ入
色紙サイズ:3号 画サイズ:縦270*横240



落款や印章から推察できる同時期に描かれたと思われる作品は当方にも幾つかあり、参考となる作品として下記の作品をすでに本ブログに掲載しています。

ひめゆり 福田豊四郎筆
紙本着色色紙額装タトウ入 3号 
画サイズ:縦270*横240



この作品は父が生前に福田豊四郎氏から絵の手ほどきを受けていた頃に頂いた作品だと思われます。当時福田豊四郎が父宛てに書いたタトウが遺っています。母からの説明では福田豊四郎の郷里の近くにいる遠方の父に、絵の指導の一環としてときおり作品を贈ってくれたそうです。



下記の作品の印章と落款(下記写真:左)と本作品の落款と印章を比較してみました。落款と書体から昭和30年頃の作と推定しています。

 

福田豊四郎の作品をその都度の懐具合に応じて購入しているのは、ノスタルジックな作行で故郷を描く福田豊四郎の作品が好きなことが一番の理由なのでしょうが、やはり父母と福田豊四郎氏との縁が強く影響しているのだろうと思います。


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