夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

寒江帰漁 酒井三良筆 その15

2020-09-18 00:01:00 | 掛け軸
息子は実験が大好きなようで、自分で考えてはいろんな遊びをするのが好きなようです。



昨夜も入浴前に2台の扇風機と風船で「無重力!」とはしゃいでいました。



やにやら高さを図っています・・?? 寸法を測るには小生が作品の寸法を測るのを見慣れているせい・・???



さて本日は最近紹介した酒井三良の雪景色の作品の2作品目の紹介です。酒井三良の雪景色の作品は逸品が多いですね。



寒江帰漁 酒井三良筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:横720*縦1420 画サイズ:横530*縦460



「雪の写生は限りないほどしてきたが、製作するときには私なりの心象風景となる。」という酒井三良の言葉どおりの作品ですね。



はやり酒井三良の作品は大きめの10号サイズ以上がいいようです。



きちんとした共箱二重箱に収納されています。

 

作品・箱書の印章は本ブログですでに投稿されている「閑山斧音 酒井三良筆」と同一印章です。

 

下記の作品と本日紹介したこの2作品は同時期の作と推定されます。

閑山斧音 酒井三良筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:横655*縦1565 画サイズ:横530*縦465



蒐集するに従って、調べることも増え、その蓄積が資料となって真贋の判断を含めて鑑賞の力量をレベルアップされているようです。

「自分のお金で買って集め、蒐集は時には休んで勉強し、売ることも価値を知る上で肝要。」というのが骨董蒐集の三原則ですが、一番肝要なのは身近に作品を置いて勉強、すなわち調べるということのように思います。なにごとも、いつになってもこれは変わらないようです。とくに小生のような不器用で覚えの悪い人間には継続が大切なようです。息子に遺伝しないように祈るばかりですが・・。






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