本日は郷里出身の画家をメインにして蒐集している当方の所蔵作品に中でもとくにお気に入りの作品を紹介します。画題の「玉蜀黍」はトウモロコシのことです。
お気に入りの作品 玉蜀黍図 平福百穂筆 その122
絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱二重箱
全体サイズ:縦2180*横548 画サイズ:縦1245*横416
絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱二重箱
全体サイズ:縦2180*横548 画サイズ:縦1245*横416
共箱ではありませんが、この筆致は間違いなく平福百穂のものでしょう。実に見事な腕前・・。
墨などのたらし込み、金彩の見事な使い方。この技法は平福百穂の父の代から受け継がれている?技法である四条派の影響がありそうです。
この作品に押印されている印章は似ているものに大小の2種類がありそう・・。贋作にも押印されたり、印影が若干ちがうものもある?というともかく厄介な印です。この作品の印章は真印に相違なさそうですね。
展示室に飾ってしばし愉しんでいます。
難しいことですが、作品の蒐集には保管場所と飾る場所が不可欠・・。空調され、整理された保管スペース、飾るにふさわしい展示スペース、このふたつがないと蒐集された作品は死に体となります。ついでに作品を整理する作業スペースも必要なのでしょう。当方でもスペースが足りなくなり、男の隠れ家の改修工事に着手します。