当方では100点を超える源内焼の作品を蒐集してきましたが、その源内焼の中で数と種類が多いのは「獅子と香炉」の図柄の器でしょう。「獅子と香炉」の図柄の器では鉢(裏面に脚のあるもの)、手持ちのある器、硯屏などが当方の所蔵品としてありますが、今までなかったのは意外にも単なる皿・・。この度縁あって皿の作品を対で入手しましたので紹介します。
揃えたい器 源内焼 三彩獅子香炉文角 二客揃
五島美術館出版「源内焼」掲載:作品番号45
鎹の補修跡あり 縦185*横185*高さ30 誂箱
裏面は下記の写真のとおりです。
「獅子に牡丹の図柄」の図柄の謂れは解っていますが、獅子に香炉の謂れはなんなのでしょうか?
源内焼に獅子の図柄が多いのは平賀源内が所蔵していた「ヨンストン動物図譜」という生物図鑑が影響しているというのはよく知れられていますね。
さらにこの生物図鑑に描かれている獅子を画家の宋紫石が独自に描いた「獅子図」という作品があって、この絵をもとに源内焼の陶工である脇田舜民が図柄にしたと推定されています。
その図柄から発展して本図の構図が生まれた?可能性が大きいのかもしれません。
前述の「獅子に牡丹の図柄」の謂れは「獅子には獅子身中の虫がおり、我身の体毛の中に発生し、増殖し、やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。しかし、この害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまいます。そこで獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。獅子にとっての安住の地が、そこに在るとされ、獅子の構図には牡丹がつきものです。」とされますが、この謂れと香炉との図柄には関係があるのでしょうか?
獅子と香炉については、もともと利休が所蔵していた「獅子型香炉」などが著名ですが、これとも獅子と香炉の関係性があるのでしょうか? 調べてみる必要がありそうです。
この作品は五島美術館出版「源内焼」の図集に掲載(作品番号45)されています。
冒頭に記述したように同図の作品には当方の蒐集作品として鉢、手持鉢、硯屏らがあります。
色違いもあり、蒐集としてはマニアックかもしれませんが、各々があると面白味が倍増するものです。ちなみに基本的には骨董の蒐集にはマニアックはご法度ですね。
さらには右向きや左向きの獅子の構図があります。よほど源内焼の陶工はこの構図が気に入っていたのか、もしくは人気があって注文が多かったかの理由によるのでしょう。
皿や鉢はほぼ同じ大きさですので、揃いがあると懐石の器にも使えますね。写真で見るよりもずっと見栄えのするきれいな器で、家内や義母も気に入ってくれています。
揃えたい器 源内焼 三彩獅子香炉文角 二客揃
五島美術館出版「源内焼」掲載:作品番号45
鎹の補修跡あり 縦185*横185*高さ30 誂箱
裏面は下記の写真のとおりです。
「獅子に牡丹の図柄」の図柄の謂れは解っていますが、獅子に香炉の謂れはなんなのでしょうか?
源内焼に獅子の図柄が多いのは平賀源内が所蔵していた「ヨンストン動物図譜」という生物図鑑が影響しているというのはよく知れられていますね。
さらにこの生物図鑑に描かれている獅子を画家の宋紫石が独自に描いた「獅子図」という作品があって、この絵をもとに源内焼の陶工である脇田舜民が図柄にしたと推定されています。
その図柄から発展して本図の構図が生まれた?可能性が大きいのかもしれません。
前述の「獅子に牡丹の図柄」の謂れは「獅子には獅子身中の虫がおり、我身の体毛の中に発生し、増殖し、やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。しかし、この害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまいます。そこで獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。獅子にとっての安住の地が、そこに在るとされ、獅子の構図には牡丹がつきものです。」とされますが、この謂れと香炉との図柄には関係があるのでしょうか?
獅子と香炉については、もともと利休が所蔵していた「獅子型香炉」などが著名ですが、これとも獅子と香炉の関係性があるのでしょうか? 調べてみる必要がありそうです。
この作品は五島美術館出版「源内焼」の図集に掲載(作品番号45)されています。
冒頭に記述したように同図の作品には当方の蒐集作品として鉢、手持鉢、硯屏らがあります。
色違いもあり、蒐集としてはマニアックかもしれませんが、各々があると面白味が倍増するものです。ちなみに基本的には骨董の蒐集にはマニアックはご法度ですね。
さらには右向きや左向きの獅子の構図があります。よほど源内焼の陶工はこの構図が気に入っていたのか、もしくは人気があって注文が多かったかの理由によるのでしょう。
皿や鉢はほぼ同じ大きさですので、揃いがあると懐石の器にも使えますね。写真で見るよりもずっと見栄えのするきれいな器で、家内や義母も気に入ってくれています。