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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

お気に入りの作品 月明天壇 福田豊四郎筆 その188

2024-11-21 00:01:00 | 日本画
毎日帰宅してからの日課が息子とのキャッチボールですが、昨夜も九州から日帰りでの出張帰宅後、玄関にてキャッチボール。玄関でキャッチボールができる家はなかなかないのでしょうが、飾っている骨董品類などに害のないように柔らかいボールを使用しているので、意外にグローブによるチャッチが難しい。さて本日紹介はお気に入りの福田豊四郎の作品です。福田豊四郎の作品は主に地元の骨董店やたまに加島美術や思文閣の入札会にて . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品2点 天神図 & オイラセ 十和田の柵 1974年 伝棟方志功筆

2024-11-17 00:01:00 | 日本画
当方と郷里が近い棟方志功ゆえか帰郷するとあちこちで棟方志功の作品と出会いますし、母の実家では代表作である「二菩薩釈迦十大弟子」を 所蔵していたせいもあり、当方でもいつかは欲しいと思っている版画家のひとりです。真作らしきものがあるとついつい入手してしまうのですが、印刷や復刻など含めて星の数ほどの作品がある魑魅魍魎たる作品群ですね。今回もそのような失敗の例のようですが・・・。まずは苦しい時の神頼みから . . . 本文を読む

お気に入りの作品 雪の朝 福田豊四郎筆 昭和40年頃 その180

2024-11-09 00:01:00 | 日本画
福田豊四郎の最晩年の抽象画的な作品は評価が高く、入手が非常に難しいなかで、本作品を入手できました。*額装は神田の草土舎に依頼して、クリーニングしてもらっています。お気に入りの作品 雪の朝 福田豊四郎筆 昭和40年頃 その180紙本着色額装 タトウ+黄袋P10号 額サイズ:縦643*横763 作品サイズ:縦409*横530この風景は雪国で育った我々のまさしく原風景です。雪の積もった朝、通学するのに深 . . . 本文を読む

婦人像 ジャカルタにて 伊東深水筆

2024-11-07 00:01:00 | 日本画
一度蒐集した作品はときおり見返す必要がありますね。先日も福田豊四郎の色紙の作品を眺めていたら、下記の作品(投稿済)の作品と図集の作品との共通点を見つけました。手毬 福田豊四郎筆紙本着色 色紙タトウ入3号 画サイズ:縦270*横240この作品は落款と印章から戦前から昭和20年代の作と推定されます。図集の作品が下記の作品です。この作品は「田園抄 村童12か月」(福田豊四郎画集・出版社 南天子画廊  刊 . . . 本文を読む

色紙作品 鉄線 その2 福田豊四郎筆 その176

2024-11-01 00:01:00 | 日本画
掛け軸の表具が痛んだら単に改装するのは考えものです。どのような表具材にするのかを検討しますが、まずは時代背景のある表具の材料はそのまま使えないかと考慮したほうがいいでしょう。下記の作品は当時のままの表具材で改装した例です。梅月想思図(羅浮仙) 平福穂庵筆 明治21年(1888年)紙本水墨着色軸装 軸先象牙 鳥谷幡山鑑定箱(昭和12年)全体サイズ:横663*縦2170 画サイズ:横517*縦1285 . . . 本文を読む

山秋 酒井三良筆 その18

2024-10-16 00:01:00 | 日本画
先週のなんでも鑑定団に下記の作品が出品されていました。*********************************参考作品竹内栖鳳の屏風なんでも鑑定団出品作 2024年10月1日放送評価金額 300万円:なかなかこのような栖鳳の大作は出てこない。晩秋から冬に向かう寂寥感のようなものを表している。猿の手足、顔は非常に克明な線で描かれているのに比べて、毛並みは刷毛と筆で、薄墨で描いている。この表 . . . 本文を読む

舞妓(コンテ デッサン) 伝小倉遊亀筆 昭和56年

2024-10-09 00:01:00 | 日本画
さて本日紹介する作品はまたも無謀なチャレンジ・・・。舞妓(コンテ デッサン) 伝小倉遊亀筆 昭和56年F6号程度 紙本コンテ・デッサン一部着色額装 誂:タトウ+黄袋額サイズ:縦565*横480 画サイズ:縦415*315大家である小倉遊亀の作品とおぼしきものですが、全く確証のないまま入手した作品です。最初に小倉遊亀の画歴は下記のとおりです。*************************小倉遊亀 . . . 本文を読む

古画 源氏物語 第9帖「葵」の車争い

2024-09-27 00:01:00 | 日本画
男の隠れ家の仏間にようやく考えていたとおりのロールスクリーンの取り付けが完了しました。トップライトからの日差しが思いのほか強いので万全ではないようですが、一定の効果はありそうです。仏壇本体は今は東京にあるので、いつかはここに移すことになるかもしれません。さて古画というのはいつ頃の時代からのものなのでしょう・・。辞書では 「古人が描いた絵画。昔の絵。」という当たり前の記述ですね。通常だと江戸期以前と . . . 本文を読む

花 色紙 水彩 林武筆 その2

2024-09-20 00:01:00 | 日本画
雨などもあり、縁側のガラスの汚れも目立ってきたの先週の3連休でガラス拭き・・・、ともかく暑かったのでちょっと大変でした。茶室前の縁側のガラスを拭いて、床にワックスがけしました。年に数回はこのような手入れをすることが肝要・・・。3連休の最後は敬老の日ということもあり、簡単にですが3時のお茶会となりました。さて本日の作品の紹介です。林武は大正末期から画家として活動を始め、戦後には原色を多用し絵具を盛り . . . 本文を読む

越後獅子図 平野遼画

2024-09-08 00:01:00 | 日本画
本日は平野遼の2作品目の作品紹介です。平野遼は人間や社会の在りようを見つめ、ひたむきに描き続ける姿から、「魂の画家」と評された画家です。*展示されている手前の作品は源内焼の作品です。越後獅子図 平野遼画 その2紙本水彩額装 タトウ+黄袋F8号 額サイズ:横590*縦640 画サイズ:横400*縦445昭和30年代に抽象的作風へと移行し、さらに晩年にはデフォルメされた人体像による象徴的作風へと展開し . . . 本文を読む

三春駒 福田豊四郎筆 その171

2024-08-26 00:01:00 | 日本画
本日は福田豊四郎の色紙の作品の紹介です。当方や福田豊四郎の郷里である秋田県の角館にて郷土工藝として知られている樺細工の色紙額に入れて飾りました。三春駒 福田豊四郎筆 その171紙本着色色紙 3号 作品サイズ:縦270*横240以前にブログにて紹介していますが、丸額の紐などは当方にて額縁の草土舎に依頼して修復しています。ちょっとシミが発生している作品です。福田豊四郎の色紙の作品で福島県郡山市と三春町 . . . 本文を読む

蛤 福田豊四郎筆 & 黒檀の色紙額

2024-08-17 00:01:00 | 日本画
父の友人でもあった郷里出身の画家の福田豊四郎の作品を蒐集していますが、「蛤」を描いた作品は初めて見ました。大きな作品は高価なので小作品をメインとして蒐集しており、マニアックな蒐集にはならないように努めていますが、どうも自然とマニアック的な蒐集になってきているかもしれません・・。下記の写真の黒檀の色紙額は古くからあったもので、手前のガラスケースに入っている木調は高村光雲の作(工房作品)です。蛤 福田 . . . 本文を読む

騎牛帰家 小松均筆

2024-07-29 00:01:00 | 日本画
若い頃に買いそびれた小松均の描いた牛の作品・・。ようやく40年近く経て入手となりました・・。展示室の廊下に飾って愉しんでいます。盛岡の骨董店にて若い頃に買いそびれた小松均の描いた牛の作品、欲に駆られて別の高価そうな作品を当時は選んだのですが、こちらは摸写の作品でした。同じ値段の作品でしたが、当時は見る眼がなかった・・。騎牛帰家 小松均筆紙本着色額装 誂:黄袋+タトウP12号程度 全体サイズ:縦67 . . . 本文を読む

小襖絵4点連作 福田豊四郎筆 その170

2024-07-19 00:01:00 | 日本画
義母が作ってくれている極彩色の作品へのカバーが出来あがってきています。今までも幾つか作ってもらっています。本日紹介の作品ですが、帰郷した際に地元の骨董店のご主人より頂戴した作品です。主に福田豊四郎の作品を扱っている骨董店ですが、襖絵とは珍しいので頂戴してきました。小襖絵4点連作 福田豊四郎筆 昭和18年頃? その170紙本水墨淡彩 襖仕立 全体長:1460 個別:横365*縦265神田草土舎による . . . 本文を読む

晩秋 中村岳陵筆

2024-07-12 00:01:00 | 日本画
当方で蒐集している作品において絵画では掛け軸と額装された作品になるのですが、保管するにあたっては基本は大きさ別として、その大きさのよって作者別に整理しています。作者を優先して整理すると大きさがかなり違う作品を同じ棚に置くようになるのでスペース的にはかなりロスになるので、最初に大きさ別になります。掛軸だけで長さ別には小、中、大、特大の専用の棚が必要となりました。下記写真の中央のように、作品を箱やタト . . . 本文を読む