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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

淡路珉平焼 白釉陽刻花草文図角小皿 五客揃

2023-12-09 00:01:00 | 陶磁器
現在、珉平焼を中心とした豆皿が人気らしい。時代のある割には廉価なこと、色彩が豊富にあること、陽刻、陰刻などの紋様が多種多様なことが人気の要因のようです。淡路珉平焼 白釉陽刻花草文図角小皿 五客揃一枚欠損補修有 誂箱辺88~90*高台45角*高さ15淡路珉平焼はテレビなどでも紹介されることが多くなったようです。珉平焼は、現在の兵庫県南淡伊賀野において賀集珉平が文政年間(1818-30)に開窯した陶器 . . . 本文を読む

源内焼 その142 三彩唐草文手持付三連鉢 その3

2023-12-06 00:01:00 | 陶磁器
本日、紹介するのは源内焼の作品ですが、このように状態の良い「手持付三連鉢」の作品は非常に少ないようです。飾り用の作品の多い源内焼ですが、この手の作品は実際になんらか使用することのあったのでしょう。五島美術館発刊「源内焼(平賀源内のまなざし)」には手持扇面鉢に小鉢の付いた作品があるのみで三連鉢の作品の掲載はなく、僅かに他の作品集に一作品が掲載されているのみです。下記の写真は当方の所蔵作品である「その . . . 本文を読む

越前焼 双耳お歯黒壺 その2

2023-11-29 00:01:00 | 陶磁器
寒くなってきたので、食堂にはヒーター入りのカーペットをひきました。祖母と息子は互いに別のテレビを見ながら、仲良く寝転がっていました。本日は南蛮焼の紹介に次いで、一輪挿しの定番、越前焼のお歯黒壺の紹介です。この手の作品はそこら中に転がっていると表現していいほどたくさんありますね。質のよい、姿のよいものを厳選するのがいいのでしょう。いくつもは要りませんね。当方では「その2」となります。越前焼 双耳お歯 . . . 本文を読む

南蛮粽花入 江戸前期

2023-11-27 00:01:00 | 陶磁器
2階の寝室から庭を眺めていたら、ちょうど枝垂れ紅葉が見頃となっていました。ちょうど庭に出ていた家内が「今日が見どころの最後かも?」とのこと。今年はとくにきれいな紅葉のようです。登山をしていた頃は涸沢の紅葉や蔵王の紅葉を観に行ったものですが、今は身近の紅葉で満足しています。さて茶室には壁掛花入がひとつは欲しいグッズですね。壁掛け花入れとしては、竹製もありますが、陶磁器では信楽焼の蹲、そして越前焼の鉄 . . . 本文を読む

古伊万献上手 色絵松雲鶴文御所車飾香炉 その2

2023-10-04 00:01:00 | 陶磁器
本日はちょっと豪華な御所車の形をした香炉 の紹介です。以前に紹介した「古伊万献上手 色絵松雲鶴文御所車飾香炉 その1」(下写真奥)に続き、同型の作品として2作品目の紹介です。古伊万献上手 色絵松雲鶴文御所車飾香炉 その2合箱幅約400*奥行140*高さ175「古伊万献上手 色絵松雲鶴文御所車飾香炉 その1」と全く同じ大きさですので、同じデザインの作品が幾つか作られたものと思われますが、装飾面では各 . . . 本文を読む

源内焼 三彩五鳥文輪花皿 その143

2023-09-20 00:01:00 | 陶磁器
本ブログで何点か紹介されている源内焼の「五鳥文」ですが、これまで紹介されている代表的な作例の作品は雄雌の孔雀と鶴・白鷺を中心に、やや後方に離れた鷹らしき鳥が描かれていました。この「五鳥文」の組合せは吉祥とされるようですが、別の文様の本作品における下記の写真のような組合せの意味は、掲載されてる図集の説明のよると不明なようですが、いずれにしろ吉祥の意味合いなのであろうと推測されます。源内焼 三彩五鳥文 . . . 本文を読む

黒織部鉄絵沓形茶碗 桃山期~江戸期

2023-09-18 00:01:00 | 陶磁器
本日は茶室廊下の展示室の最近、展示されている作品を紹介します。花籠生花図 唐絵紙本着色絹装額タトウ入(平成11年改装) 画サイズ:横182*縦250&弁財天 平野富山作 ガラスケース入ケース:幅400*奥行365*高さ450 本体:幅175*奥行155*高さ230極彩恵比寿天尊像・大黒天尊像対(大)平櫛田中作 昭和50年作昭和50年(1975年)103歳 各々共箱恵比寿天尊像 作品サイズ:高さ33 . . . 本文を読む

伝呉州赤絵 人物文香合 

2023-09-13 14:21:07 | 陶磁器
先日の休日は近所の神社でお祭り・・。お通夜で家内が留守なので小生と息子で出かけてきました。家内と息子は午前中にお神輿の出陣を、夕方は小生と息子でお神輿のご帰還を迎えました。担ぎ手は同好会の人たちが多いようですが、最近は町内に若い人が多くなり盛況なお祭りとなってきました。さて本日は呉州赤絵らしき香合の作品の紹介です。形から四方隅入と称されるもののようです。伝呉州赤絵 人物文香合 明末漳州窯? 合箱幅 . . . 本文を読む

染付色絵柘榴花鳥文 ガリポット薬瓶 その2

2023-09-11 00:01:00 | 陶磁器
ありそうでないのが「ガリポット」という器です。本日紹介する作品で本ブログでは2作品目の紹介となります。蘭方医が液体の薬を入れ用途に使われ、陶器の薬壷としてとらえられています。染付色絵柘榴花鳥文 ガリポット薬瓶 その2口周り金繕い有 合箱口径*胴径164*高台径*高さ254製作年代は不詳とされていますが、主に輸出用として伊万里で作られていたと思われます。「ガリポット」の名の由来はガレー船(Galle . . . 本文を読む

新渡染付輪線茶入 景徳鎮窯 18世紀清時代

2023-09-06 00:01:00 | 陶磁器
何気ない作品に何気ない?(もしくはそこはかとない)魅力を感じる・・。それが骨董蒐集の大いなる楽しみのひとつでしょう。本日は当方のそんな作品のひとつの紹介です。茶入として作られたかどうかは不明であり、もともと蓋などのない作品でした。大きさが微妙に合わない急ごしらえですが、当方で茶入れとしての蓋を誂えています。新渡?染付輪線茶入 景徳鎮窯 18世紀清時代合箱口径45*最大胴径61~62*底径35~37 . . . 本文を読む

黒楽茶碗 伝九代了入作

2023-09-04 00:01:00 | 陶磁器
郷里に帰省した際の帰郷のお土産に買うのが「山吹饅頭」・・。意外にショップでは売っていないし、あってもすぐに売り切れになります。上小阿仁村のお店まで出向かないと入手が難しいお饅頭です。ファンが多いのですが、入手が困難なのが難点。さて本日は楽のお茶碗の作品です。家内が習っている茶道の流派は遠州流ですが、この流派では千家と違って楽系統の焼物はあまり使わないそうです。亡くなった母は裏千家でしたのでよく楽系 . . . 本文を読む

氏素性の分からぬ作品 古信楽? 糸瓜形桧垣文花入

2023-09-01 00:01:00 | 陶磁器
男の隠れ家にあった揃いの食器。前にも整理した中に下記のような大小の揃いの食器がありました。それほど古いものではありませんが、揃いで遺っていたので東京で普段使いにしよかと持ち帰ってきた作品です。伊万里 捻八角草花文錦手大小鉢 (大20客揃:小30客揃い)房右衛門造 合箱入 大:20客 幅150*奥行137*高台径69*高さ64小:30客 幅80*奥行75*高台径38*高さ40男の隠れ家の食器を整理し . . . 本文を読む

織部凸型変形向付 五客

2023-08-07 00:01:00 | 陶磁器
揃いの器は楽しいものです。もてなしにでも、家族皆でも使えるのは心がウキウキしますね。織部凸型変形向付 五客合箱(桃山時代と記 箱と中身が違う)最大幅130~132*最大奥行116~118*高さ約41~46各々、プリントでない描きであるのがいい。せめてもてなしの器は手作り感のあるものにしたいものです。もてなされる側もひととおりの焼き物の知識は必要でしょう。織部はいろんな種類があって面白いものです。で . . . 本文を読む

織部沢瀉文徳利 伝江戸時代 (17世紀?) その2

2023-08-04 00:01:00 | 陶磁器
夏休みとなった息子は江の島へ・・・・。さて、本日紹介するのはなんとなく気に入って入手した作品です。どうも織部の一種らしいと気がついたのは入手後のことです。*大津絵と一緒に展示室に飾っています。織部沢瀉文徳利 伝江戸時代 (17世紀?) その2合塗箱「古織部」と銘あり 口縁に補修跡 最大口径42*最大胴径105*高台径72*高さ175真贋はよくわかりませんが、この手の文様の瀬戸の徳利を「織部 沢瀉文 . . . 本文を読む

源内焼 その141 三彩花籠・唐草文輪花反縁鉢

2023-07-31 00:01:00 | 陶磁器
家内と息子の三人で出かけてきたトリックアート・・。本ブログのアートとは違った世界。*家内のブログにも投稿されています。今回紹介する源内焼の作品は非常に珍しい作品です。源内焼 その141 三彩花籠・唐草文輪花反縁鉢 割れ補修跡有 誂箱入作品サイズ:最大径220*高さ68縁がこれだけ反り返った作品はこれ以外には源内焼では見たことがありません。洗浄後洗浄前洗浄後洗浄後洗浄前洗浄後洗浄前洗浄後洗 . . . 本文を読む