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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

最近の展示室2階の展示作品と「リメイク 七官青磁 魚文図耳付花入」

2025-07-01 00:01:00 | 陶磁器
最近、友人夫妻の訪問ということもあって、2階の展示室を少し作品を変更したりしました。作品の整理を優先に展示してたのですが、ちょっと前に蒐集した作品も展示しています。基本的に展示室には作品は放置しないことにしています。所狭しと作品を並べて展示するのはどうみても品がないので・・。秋田の友人ということで秋田の画家の作品も飾りました。友人夫妻は当方の母とも知り合いなので、縁のある作品も展示しました。とはい . . . 本文を読む

古伊万里 稜花型繋文染付扇文陽刻七寸皿

2025-06-28 00:01:00 | 陶磁器
古伊万里という分野はともかく種々様々な作品がありますね。下記の作品は初期伊万里と陽刻のある伊万里の作品を並べて展示したものです。古伊万里は出来でいうと盛期を過ぎるとそうそういいものはありません。その後は図柄が面白いとかという観点からの蒐集になりますので、品の良い作品を蒐集しようと思うと江戸期の盛期の古伊万里まででしょうね。古伊万里 稜花型繋文染付扇文陽刻七寸皿江戸後期(享保~宝暦年間 1716年~ . . . 本文を読む

初期伊万里 染付太公望図七寸皿

2025-06-22 00:01:00 | 陶磁器
古伊万里とひとことで言っても種類の多い分野はなかなかないでしょう。初期伊万里から始まって印判手までの長い製作期間もありますし、青磁から陽刻の作品まで、染付から錦手もあり、器の種類も皿から徳利から猪口までその蒐集対象は数に限りがありませんね。本日は本ブログにてすでに数点紹介してる初期伊万里の作品の紹介です。初期伊万里 染付太公望図七寸皿合箱口径196*高さ40*高台径初期伊万里とは、その名前の通り伊 . . . 本文を読む

古伊万里 草花文染付徳利

2025-06-21 00:01:00 | 陶磁器
本日紹介する作品は古伊万里の大きめの徳利です。古伊万里 草花文染付徳利誂箱 口径*胴最大幅135*底径*高さ265古伊万里の徳利や花入に用いる器には一部の蛸唐草文様の作品を除き、あまりいいものがないというのが当方の感想です。実用性や汎用性を重んじていて、絵筆もそれほど達者ではない作品が多いことからそう感じるのかもしれません。藍九谷などの皿に優品が多い古伊万里ですが、たしかに驚くほど徳利形態の作品は . . . 本文を読む

波佐見青磁 草文陰刻大鉢 その2

2025-06-15 00:01:00 | 陶磁器
郷里の「男の隠れ家」の改修工事が進んでいますが、遠隔地のため郷里の大工さんには納まりがうまく伝わらず・・・。こちらの各所の収まりを写真で送信しています。さて本日は波佐見青磁らしき作品「草文陰刻大鉢 その2」を紹介します。波佐見青磁 草文陰刻大鉢 その2誂箱入口径402~397*高台径 *高さ91口縁に大きな補修跡があるものの口径40センチを超える青磁の大盤は珍しいいと思います。古伊万里に属する作品 . . . 本文を読む

銀河釉 菓子鉢 その3 中尾哲彰作 その9

2025-06-14 00:01:00 | 陶磁器
茶室で家内がなにやら段取りを始めています。当方には用意するお道具の指示が・・・。普段から整理しているつもりが、依頼された作品を探すのに結構の時間と体力を使いました。さて陶芸家・中尾哲彰が残した銀河釉の再現を目指し、日夜窯を焚く弟子ステン氏(娘婿?)と息子の真徳氏ですが、その二人の格闘の日々をNHK佐賀が密着取材し、今年の3月8日に九州各地で銀河釉のドキュメンタリーが放送されました。NHK佐賀のみの . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 南京赤絵(五彩手) 草花文輪花六角皿

2025-05-16 00:01:00 | 陶磁器
今週は北海道まで出張でしたが、今年の冬の寒さが嘘のように温かい日差しでした。そういえば父は北海道の札幌にて大学を卒業していますが、今年の5月の連休に際して父の使っていた煙草道具の写真を撮影してきました。これは象牙らしい・・??普段使用したいたようですね。ただ欠けている部分はなさそうですので、大切に使っていたのでしょう。本象牙かどうかは当方では不確かです。普段は通常の巻紙煙草を吸っていたように思いま . . . 本文を読む

古九谷祥瑞手 人物花文五寸輪花型皿

2025-05-09 00:01:00 | 陶磁器
今回の帰省に際して訪れたのは東北で唯一の単館常設映画館です。1952年に洋画専門の映画館としてオープンしており、 在郷の頃にはなんどか訪れて観ていた映画館ですが、上京してからこの映画館で映画を観るのは初めてです。懐かしい・・・。昔の映写機が鎮座しています。観客は10名ほどでした。ともかくとてもレトロな雰囲気です。維持するのがたいへんなようで、クラウドファンディングで支援を募っているようです。&nb . . . 本文を読む

お気に入りの作品 古伊万里 桃形蝶草花文色絵変形皿

2025-04-20 00:01:00 | 陶磁器
本日紹介する作品は特殊な形状の古伊万里の作品の紹介です。普段使いにも飾るにも似合うお気に入りの作品です。お気に入り作品 古伊万里 桃形蝶草花文色絵変形皿誂箱最大幅*最大奥行*高台径*高さ桃型の器形に蝶と草花文。なかなか楽しくなる図柄ですね。江戸中期から後期後ごろに作られた古伊万里かと思われます。口縁にある釉薬は中国の影響で、古九谷や前期の古伊万里の器にはよくみられますね。釉薬の安定性がまだ未熟な頃 . . . 本文を読む

人気の古伊万里「藍柿右衛門手」 流水桜ちらし文舟形長皿

2025-04-15 00:01:00 | 陶磁器
やはり温暖化のせいでしょいうか、庭に咲く花々が毎年早くなっているように思います。クマガイソウは5月の連休後であったのがすでに咲き始めました。牡丹も順次に咲き始めるがいっぺんで咲き始めています。さて本日は古伊万里の器の紹介ですが、古伊万里系統の作品についてはその呼称を含めて非常にややこしいもので、その違いは素人の範疇ではなさそうです。分類としては重要なのでしょうが、ややマニアックすぎるきらいがありま . . . 本文を読む

八角食篭 九代大樋長左衛門作 その2

2025-03-27 00:01:00 | 陶磁器
本日紹介するのは大樋焼の作品です。母が大切にしていた香合に九代大樋長左衛門作の作品(未投稿)がありました。おそらく父が買い求めて茶道を嗜む母にあげたものと思われます。その作品を契機にあまり縁のなかった大樋焼に少し興味を持ち、家内と母との三人で金沢を訪れた際には窯元まで訪ねて行ったこともありました。八角食篭 九代大樋長左衛門作 その2共箱 幅*奥行*高さそもそも大樋焼(おおひやき)とは、石川県金沢市 . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品(模倣作品) 伝南京赤絵手 石榴文四寸角皿 五客揃

2025-03-22 00:01:00 | 陶磁器
陶磁器というのはお互いの関連しあって発展してきているので、生産地が特定できる器は意外に限られており、どこが生産地かは真贋以外にも判断に迷うことがあります。その中で当方が蒐集外の分野で悩むのが「五彩手」と呼ばれ磁器の作品群です。氏素性の解らぬ作品(模倣作品) 伝南京赤絵手 石榴文四寸角皿 五客揃合箱幅140*奥行140*高台角*高さ35南京赤絵、南京赤絵から発展した中国の五彩手、そして古九谷や古伊万 . . . 本文を読む

古砥部くらわんか染付輪線草花文茶碗 その5

2025-03-18 00:01:00 | 陶磁器
資金の乏しい時期に、その乏しい資金でも購入できる作品を衝動的に購入するが当方の悪い癖です。乏しい資金での購入は大概は失敗しますね。今回は「くわらんか碗」です。古砥部くらわんか染付輪線草花文茶碗 その5『古砥部陶片文様集(砥部焼文化研究会)』同手文様の掲載 誂箱作品サイズ:口径115*高さ69~71*高台径46くらわんか碗(くらわんかわん)は、江戸時代の磁器製の普段使いの庶民の雑器のことです。長崎県 . . . 本文を読む

氏素性のわからぬ作品 色鍋島 陽刻大根図変形皿

2025-03-17 00:01:00 | 陶磁器
ちょっと面白そうな陶磁器の作品を見ると手を出してしまうのが当方の悪い癖・・・。本日は大根の図柄の陽刻の磁器の作品の紹介です。入手時は伊万里、平戸、そてとも・・・という程度の知識での入手でした。有田の伊万里や平戸、鍋島などの面白い手頃な作品(お値段と大きさ)は飾るだけではなく、使ってみたくなる面白さがあります。氏素性のわからぬ作品 色鍋島 陽刻大根図変形皿誂箱最大幅165*最大奥行115*高台径*高 . . . 本文を読む

贋作考 磁州窯 黒釉刻花牡丹文梅瓶

2025-03-15 00:01:00 | 陶磁器
本日はどうにも胡散臭い作品の紹介・・。*上記写真の色紙は福田豊四郎が描いた作品です。贋作考 磁州窯 黒釉刻花牡丹文梅瓶誂箱作品サイズ:口径*胴幅220*高さ310*高台径このような梅瓶(めいぴん)と呼ばれる端正な器形の瓶は、白地に黒の牡丹文が浮び上がる文様のある北宋磁州窯系の典型的な作品とされます。装飾技法は、「粗い灰色の素地に白化粧を施し、その上に黒の鉄釉を掛け、これを白化粧の層に達するまで刃物 . . . 本文を読む