腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ファイナルファンタジー15(PS4版)

2017年01月15日 02時01分16秒 | PS4ゲーム感想文
【ハード】プレイステーション4
【メーカー】スクウェア・エニックス
【発売日】2016/11/29
【定価】9504円(税込)
【購入価格】7211円(新品)(税込)
【プレー時間】92時間


長かった、なぁ。本当に長かった。

元々FFは、製作スピードが非常に速いシリーズだった。1~6は全て1年~1年半間隔で発売している。極めて順調なペースである。
先輩のドラクエに「5」で追い付き、その後は大きく差がついた。当時、品質は別として、勢いはFFの方が遥かに上と思ったもんだ。
堀井氏ら個人に拠る部分が多いドラクエと、集団製作に長けていたFFとの違いでもあるだろう。開発規模の増大にも対応出来た。
PS時代に入っても安定供給は続き、PSの看板シリーズとして堂々たる存在感を示した。売上的にはこの頃が絶頂期であった。

……しかしこの状況は「10」が出てから徐々に怪しくなる。まずナンバリングの「11」がMMORPG、ジャンルの違う作品となる。
そして10の後継作は「10-2」で、これも純粋なFFナンバリングではない。結局「12」の発売は、10から5年も後となった。
「13」は12の3年後に発売。これは世代を跨いだと考えると速いが、続く関連作「アギト」「ヴェルサス」構想は大きく変更となる。
「13-2」「同3」で何とか繋ぐが、これらもやはり「外伝」である。そしてMMO第二弾「14」は、立ち上げで大失敗し、作り直す始末。
ゴチャついた展開や失敗が重なり、オフラインナンバリング作の安定供給が滞ったことで、FFは随分株を落としたと思う。
その間に日本において「RPG」自体の勢いが随分と落ちた。いや家庭用ゲーム機市場全体が失墜し、今やメイン市場はスマホである。
世界的には洋ゲーが勢力を一気に拡大し、和洋のゲーム格差が歴然となった。この状況は今後もしばらく変わりそうにない。
そんな、もう殆ど絶望的な状況下、ついに、13から7年ぶりに、ファイナルファンタジーのオフラインナンバリング作が発売された。
10年前にPS3用「FFヴェルサス13」として発表された作品が、PS4・XBOX ONE対応となると共に、内容も大幅変更、「新生」された。
「ファイナルファンタジー15」。【はじめてファイナルファンタジーをプレイする方と、すべてのファンの為に――】……。

むぅ。
俺の数少ない誇りに「FFシリーズオフラインナンバリング作は全てプレー」がある。ツッコミ不要。俺が価値を認めていればいい。
そんな俺にとっては今作は無論プレー確定だった。実際発売日に買い、すぐプレーし、今こうして感想を書いている。
……が、FFシリーズや日本ゲーム市場の状況が変わる中、俺のゲーム観も色々と変わった。俺にとってのFFは、昔とはまるで違う。
プレー前に色々言いたいこともある。そもそも「PS3向けヴェルサス13をPS4用15に変更しました」て時点で論外だ。世の中舐めすぎ。
ヴェルサスの為にPS3を買った人だって少なからずいるはず。何年も待たせた末にこれって、よくのうのうと発表できるなと思う。
とまぁ、言いたいことはある。あるのだが、取り敢えずは引っ込める。だって、15が出たんだから。全てはゲームが答えてくれる。
御託はもう要らない。ゲームの醜態はゲームで挽回するのか。それとも堕落したFFはもうかつてのFFではないのか。
ゲームがその答えだ。そしてゲームはプレーしてこそ。やらなきゃ分からぬ、やれば分かる。ならもう、やるしかないのであった。
 
最初に書いておくと、92時間プレー。俺のFFナンバリングプレー歴において恐らく最長となった。
もちろんどっぷりハマった結果である。開始直後こそいつも通りタラタラしちまったが、割と早い段階で「乗って」来た。
その後は毎日順調にプレーし、年末休みに入ると更に加速、底抜けにやり狂った。GWのFF零式に続き、楽しい休みををありがとう。
……そう、こんだけやったんだから、無論「面白かった」わけだが……そう簡単に済ませられないのが世の中というもの。多分。
書くことはあるから書いていく。発売前宣伝文句の一つは「必要なことは、やり尽くした。」。……なら何故、開始前アプデが……?

今作のジャンルは、もちろんRPGだ。だがより正確に表すと「オープンワールドRPG」である。ここは今作の売りでもある。多分。
オープンワールド。従来と別次元の規模でフィールドを作り込み、そこに膨大な数のイベントを配置する、21世紀ジャンルだ。多分。
構想だけなら昔からあったものが、現在の技術と容量でようやく可能になったのだろう。多分。知らんけど。
今は「OWなら洋ゲー」で、撃ちゲーと共に洋ゲーの凄さを喧伝する重要なジャンルになっている。今作はそこに殴り込むわけだ。
日本製ゲームでこの規模のOWは間違いなく初めてだ。日本で広く一般にOWを初提供したということだけでも「成果」である。
俺自身はこのジャンルのプレー経験は少ない(OWの定義も曖昧だし)が、割と合うなと思っている。少なくとも撃ちゲーよりは。
何より「埋める」のが楽しい。OWの特徴として、メインシナリオ外にサブイベントが膨大に用意されているというものがある。
今作もそうだった。やってもやっても尽きないサブイベントの山。サブのために移動していればまた別のサブイベントを発見する。
そうした要素を延々追うだけで、あっという間に数十時間が経過していく。恐るべき時間泥棒・ハマらせっぷりである。
今作のプレー時間も、7割がそこである。メインだけ追っていれば30時間もかからんだろう。それも可能だし、無論自由であるが。
あちこち歩き回りイベントをこなし、アイテムを拾い、ミニゲームに耽り、戦闘に苦戦し……もうどっぷりよ。ハマるしかない。
FF15、面白かった。92時間もやったんだから当たり前だが、ここはまず大前提としたい。FFファンで良かった。買って良かったよ。

……でも、な。この面白さは果たして「FFならではのものなのか?」と言うと……そんなことはないと思う。贅沢な言い方だけど。
ぶっちゃけ、俺は今作によく似た体験を過去している。「ゼノブレイド」や、ついこの前の「妖怪ウォッチ」も、かなり似ている。
広いフィールド、散策、膨大なサブイベント、アイテム収集、埋めることの快感……どれも同じだ。恐らく、他のOWもそうだろう。
これらの要素は間違いなく面白い。近年主流のゲーム性では一番俺に合うかもしれない。今後「似たようなの」をやっても楽しめる。
そう。今作にどっぷりハマりつつ、「実はこの面白さって、テンプレートに乗っかったものじゃないか?」と思ってしまったのだ。
OWを作るのが楽とは言わん、寧ろ非常に大変だろうが、そのゲーム性はどうか。物量を除けば、実はかなり「ありがち」ではないか。
今作でも、どっぷりハマれたものの、「独自要素」は終ぞ感じなかった。いつもながらのOW的な遊びを存分に楽しんだだけだ。
となると、「FFがこれでよかったのか」と思ってしまう。FFは様々な意味で挑戦的で、人気シリーズとしては異質の存在だった。
大人気シリーズではあるが安定とは程遠く、製作の方向性は寧ろマニアックだったと思う。質は別として、それがFFの特徴だった。
そして今作。「FFを再び挑戦者に戻す」という。確かにOWにすること自体は挑戦だったのだろう。が、OWは別に新しいものじゃない。
FFとしては新しいし、面白いものになっているが、「FFならでは」とは全然思えない。チョコボが出りゃそれってわけじゃないから。
しつこいようだが、面白かった、楽しめた。買ってよかった、製作者よく頑張った。10年の時間は無駄じゃなかったよ。
……でも、な。俺はFFがやりたかった。FFならではの何かを、今の低迷したゲーム業界で見せてほしかったんだ。そこがな。はぁ。

多様なサブイベントも、結局は散発的に世界に存在するだけで、有機的に繋がったりはしていない。その辺も「いつもの」だ。
これがもしメインシナリオに影響を及ぼすような作りだったら、「OWだけど新しい」となるのだが、ない。いつものバラバラ感。
モブハントというモンスター狩りイベントでは、受注することで目的地にそいつが「発生」する。普段は消えている。知らんけど。
リアルな世界と言いつつ、突っ込めばキリがない似非リアル。多分「ゲームだから当然だろ」とでも返すのだろう。その通りです。
本気で挑戦するのなら、既存ジャンルなんだから、こういうとこに拘ってほしかった。無理と言わずに。無理なのかもしれんが。
世界は広く、景色は綺麗だが、そういうのはぶっちゃけ「当たり前」なんだよ。もうそれで感動は出来ない。余所もやってるから。
結局、今作は「OW未体験のライト層向け」てことになるんかな。その場合は十分にFFらしい挑戦的なゲームと受け取れるだろう。
うーん。まぁ、もうモニターとコントローラーでプレーするゲームに、本当の「新しさ」なんてないのかもな。そう思う。
FF最新作が「挑戦」を謳って作ったゲームが、普通に面白いOWゲームだった。……やっぱ寂しいよ。はぁ。

進行速度がプレーヤーの気分に強く依存するOWは、「ストーリー性」との相性が極めて悪い。今作はその問題が非常に目立っている。
物語序盤は「自分が出国した直後に祖国が敵国に占領され、父親である国王は戦死」という展開だ。当然、祖国奪回の戦いが始まる。
状況的には言うまでもなく緊急事態で、迅速に行動しないと自らにも危機が及ぶ。感情的にも敵国へ怒りが湧き、ブッ潰したい。
……けど、それはあくまでメインストーリー上のこと。イベントが終わって「自由時間」に戻れば、楽しいOW生活の再開だ。
さっきまでと同様、サブイベントに走り回り、アイテム収集に勤しみ、釣りに時間を費やす。ああ、ここはまるで別世界のようだ。
アホか。同じ世界、少し先の祖国首都では修羅場になってるのに、王子御一行が気まま生活を送っているというこの地獄の落差。
まぁ、こういう問題は昔からあった。進行をプレーヤーに委ねるゲームという媒体ではやむを得ない。ユーザーも理解している。
ではあるが、今作ほど極端だと、さすがに違和感がありすぎである。キャラ描写がよりリアルになっているだけに尚更だ。
OWにするなら、メインストーリーは当然あるにしても、相応にゆったりしたものを考えるべきだと思う。今作はそこに配慮が皆無だ。
この点も実に「挑戦してないなぁ」と思う。人物や太陽の作りだけが「リアリティ」じゃねーだろって。はぁ。

広大なフィールドを徒歩で踏破するのは無理がある。そこで今作の「5人目の仲間」的な扱いを受けているのが、車、自動車だ。
父王の車を借りてるという設定で、名は「レガリア」。フォルムから外装まで、相当な部分がカスタマイズ可能。ええんかそれ。
車のカスタマイズは今作の売りの一つになっているが、俺は興味ないから殆どやってない。好きな人なら楽しいのかな……?
今作において、車の移動は結構ネタにされている部分である。実際ちょっと、かなりシュールだ。平和な世界なら分かるけど。
運転はマニュアルとオートがあり、マニュアルでも車線等は自動で修正されるので、運転のシビアさ及び面白さは全くない。
まぁタラタラ移動するだけでも不思議な楽しさ(?)は微妙に感じるが。歴代FFのBGMをカーステで聴けるというサービスもあるし。
だから車で移動する事自体はいい。が、こと「ワープ」となると……ゲーム全体の足を引っ張る大きな欠点になってる。
「ファストトラベル」である。OWによくある(らしい)、拠点ワープだ。全編自力移動は無理があるので、今作でも用意されている。
んで今作のFTはレガリアを基準に行う。あくまでレガリアで移動しているが、その描写を省いているということのようだ。
その際の読み込みが……まぁ、非常に長いのだ。体感で1分か2分はかかる。移動距離に比例して時間は増える。ワープちゃうんかい。
今作は読み込み時間が「少ないけど超長い」。ゲームが始まれば、場面切り替えがない限り、読み込みはほぼない。非常に快適だ。
しかしゲーム開始前、そしてFT時は……「今時これはアカン」レベルの超長い読み込みが挟まれる。思わず手元の本に手が伸びる。
OWということで、読み込むデータ量が膨大だってことは分かるが、そんなん俺らは知ったこっちゃない。この点は全然「凄く」ない。
1年半前の体験版でも感じた大きな不満がそのまま残っていた。【必要なことは、やり尽くした。】と製作者は胸を張った。はぁ。
俺はゲームにハマってからは慣れた……というか受け入れたが、読み込み時間は今作の擁護不可能な一大欠点である。
ロード中も、TIPS表示させるだけの「いつもの」っぷりだしね。そのTIPSが重要事項だったりするからまたムカつくんだよなぁ……。


戦闘。外を歩いていれば、当然のようにモンスターや敵国兵士が襲ってくる。となれば戦いだ。OWらしく、リアルタイム戦闘だ。
今作はFFナンバリング初の完全アクション戦闘を採用している。「アクション要素もある」ではなく、純粋なアクションである。
と言うとビビる人もいるかもしれんが、そこはさすがに緩めというか、「本家」のようにガチではない。何とかなるレベルだ。
ああそうそう、今作はイージー・ノーマルの難度変更が常時可能なので、難しければ変えてもいい。戻すことももちろん可能。
シナリオ上でも格差は一切ない。常時変更可能な難度設定を用意してる時点で、今作のアクションがガチでないことが分かる。
体験版には必殺技?のような概念があった気がするが、製品版では省かれ、シンプルになっていた。俺はこれでいいと思う。

今作の戦闘の肝は「シフト」であろう。ターゲットをロックオンしてボタンを押せば、そこに武器をブン投げ、同時に瞬間移動。
敵がどこにいようと簡単に捉えることができるので、非常に便利だ。使うとMPを消費するが、そう多くないのでガンガン狙っていい。
シフトは回避・回復にも超有効で、「マップシフト」で避難すれば、敵の攻撃を凌げる上に回復も出来て一石二鳥。便利すぎる。
戦闘の基本は○ボタンでの連続攻撃だが、実際にはシフトで攻撃→逃げ恥作戦の方が強いと思う。殆ど負ける要素がない。
ただ今作の敵はHPが非常に高いので、それだけだと時間がかかってしゃーないだろう。温めだが、さすがにバランス調整はしてある。
通常攻撃はボタン押しっぱで自動コンボを繰り出してくれる楽チン仕様。武器は瞬時に切り替えられるので、多彩な攻撃が出来る。
敵の部位を破壊したりバックアタックに成功すると大ダメージを与えられる。これらはエフェクトが良質で、決めると気持ちいい。
FF零式でもそうだったが、スクエニは快感エフェクト作るの上手いな。こういうのはとても大事だよ。「感触」に関わるからな。
OWにおいて激しく場所の動くシフトは、頑張って作られていると思う。こここそが今作の独自要素、「挑戦」した部分かもな。

……ただ、「戦闘が楽しいか?」というと、そこはね。「そんなに難しいもんじゃない」から、やっぱどこかテキトー感も漂う。
細かく見れば、深みもあるかもしれない。武器変更でのキャンセルとか。けどそこまでしなくても通用するから、手を抜いてしまう。
今作の戦闘は結局「レベル次第」でどうにかなる。レベルを上げれば強敵にも勝てる。戦術やテクニックよりその比重が大きい。
あと、シフトの存在により体勢の立て直しが容易なので、持久戦に持ち込みやすい。そうなるとグダグダの末に勝ててしまう。
また乱戦になることが多く、恒例のカメラ問題もあり、「何やってんだか分からん」状態が頻発する。真面目にやるの、無理。
結局「攻略」に腰を据えるようなことはせず、終始割とテキトーにやってしまった。それで通用するなら俺は甘えちまうからな。
もう少し「必要になる奥深さ」がほしかったと思う。元が元だから濃いアクションにはし辛かったのだろうが、やや中途半端だ。
ボス戦や巨大モンスターの討伐も、特に燃えもせず記憶にも残らず。回復アイテムでのゴリ押しが可能だからなぁ。うーむ。

物理攻撃はいいとして、「魔法」は酷かった。FFシリーズにも当然魔法はある。ファイアやケアルは30年育んできた伝統の一部だ。
それが今作では「精製し、装備し、回数制限ありで使う」アイテムになっている。威力こそあるが、魔法というよりボム扱いだ。
種類も非常に少なく、炎氷雷の3種を混ぜ合わせて作るんだが、その3種以外はない? 少なくとも俺はそれ以外作れなかった。
またその魔法パワーは「マップ上の指定ポイントからボタン一つで吸収」というシステムで、面白くも何ともない。何なんだこれは。
メインが武器攻撃だとしても、これはちょっとない。ちなみにメテオは発電動力になりました。……何それって? 知らんがな。

魔法と言えば、FF伝統の召喚魔法も一応ある。いやあれは「魔法」じゃないかな? 今作では、世界に君臨する「六神」を喚ぶ。
タイタンにラムウにシヴァといったお馴染みの面々だ。バハムートが「剣神」なのと、イフリートが裏切り者なのがよう分からんが。
で、体験版では「主人公の命と引き換えに」という物騒な条件でラムウが降臨したが、今作では「戦闘がピンチの時」となっている。
ただし、ランダムで。多分。召喚は何度もしたが、細かい条件は分からなかった。大して苦戦してなくても喚べたりもしたし……?
召喚ムービーは、どれも大迫力。さすがに「神」の攻撃だけあって、敵どころか周囲一体を破壊するような環境問題技ばかりだ。
まぁ焼け野原になっても、しばらくしたら元に戻るんだけどね。ゲームだから突っ込んじゃいけない。もちろん破壊力は甚大である。
しかもランダムながら召喚コストはゼロなので、強敵相手でも神の気紛れが噛み合えばあっさり勝てたりする。それでええんか。
今作の戦闘の緩さは召喚システムにも表れてるな。でもまこれはこれでいい。馬鹿馬鹿しいほどの派手さは楽しめたからな。

戦闘システムはイマイチだったが、「最大HP」と「現状HP」を分けたアイデアは面白いと思った。あれは小さな発明だった。
「現状HP」が0になると「戦闘不能」になるが、死ぬわけではない。回復アイテムを使えば復帰できる。が、「最大HP」は減る。
そのまま何度も現状HP0→復帰を繰り返していると、やがて最大HPも0になり、こうなると「フェニックスの尾」を使わねば死ぬ。
HP0になるとマズイが、立て直しは容易、ただしペナルティが残る……従来の単純なHP設定を一歩進めたいいシステムだった。
まぁ今作の調整だと温すぎるから、もう少し厳しくてもよかったかもしれんが。ポーション乱発をついついやってしまうからな……。

戦闘は4人パーティ制だが、動かすのは主人公のみ、残り3人は自動行動。……で、言うまでもなく、ばかばっか。役立たず。
「AI仲間が強すぎるとゲームが破綻するから」といういつもの問題が今回も横たわる。FF最新作でも解決不可能。挑戦せず。
銃持ちならもっと離れて行動せぇや。しかもコイツが一番HPが低く、死にやすいからたまらない。写真よりバトルに集中せぇ!
仲間には唯一、ゲージを溜めて使用する「仲間コマンド」にて指示が出来る。指示というか、固定の必殺技を出させるコマンドだ。
これは役に立つものが多く、また演出中は完全無敵(だから敵の攻撃と被ると非常に不自然)なので、緊急回避的にも便利だ。
……でも「ただそれだけ」で、深みがない。便利ではあるが、仲間の頼もしさとか共闘感とか、そういうものはなかった。
戦闘面では、パーティ制にしたことの意義を終ぞ感じられなかった。掛け合いがあれば仲間ってわけじゃない。はぁ。


物語。いやー……これがねぇ。今作の物語や世界設定に満足できた人っているのか? ここは明確に「ダメ」だったと思う。
あ、先に言っておくが、バレは考慮しないので、ダメな方は引き返しをお願いします。
そもそも、初期設定が出鱈目過ぎんか? 王子が結婚するのに、相手側の国にわざわざ出向くの? 婿入り? まぁそれはいいか。
でもその為の大事な大事な旅に、従者がたった3人、車一台、路銀なしで出発? 服装は戦闘服? どんな政略結婚なんだよ。
「王の特殊能力」とやらも出鱈目極まりなく、「武器を召喚できる」なんて、携帯させたらカッコ悪いから考えたとしか思えん。
出だしの時点で「王(王子)」が国の大黒柱で換えの効かない存在であることは分かる。……だったら、もうちょい丁重に扱えや。
「OWと物語性の相性が最悪」と上で書いたが、それを除いても今作の世界設定には疑問符だらけである。正直全く浸れなかった。
はぁ。

話を先に進めても疑問符は止まらない。旅の目的が打倒帝国に変わるのはいい。力を得る為に歴代王の墓を巡るってのもまぁいい。
けど何故その場所を把握していない!? お前の国には資料ってもんがないのか。秘境にある割に、どの墓もめっちゃ立派だし。
六神のことや彼等との契約についても、ゲーム中にプレーヤーと一緒にお勉強。ハッキリ言ってレギス王、子供の教育大失敗してる。
そんな大事な、戦争がなくてもいずれやる必要があったことを、何故知らなかったのだ。ガキの頃から叩き込んどけや。
また、敵は「帝国」なのに、その帝国の宰相に何度も助けてもらうのがまた理解不能だった。何やってんの? 殺せよ!?!?
行きがかり上やむなく手を組んだとかじゃない。遺跡探検で手引きしてもらうとか、ゲームがバグったんかと思ったわ。パッチはよ。
敵側も、手を貸したり襲ってきたり、奪った車を普通に保管してたり、あっさり奪い返されたり……何がしたいのか全く分からん。
そもそも敵国から隠れなきゃいかん立場なのに、国宝の車で旅をすんなや。カスタマイズしてるからOK? そうですか……。

ちっとも浸れない物語は、中盤から大きく方向性を変え……より浸れなくなる。はぁ。
まず、ジャンルが変わる。今更言うまでもなく、「FF15はオープンワールドを採用した」とスクエニは言っていた。OWRPGだ、と。
しかしそれは、主人公の国・ルシス王国(の一部)だけだった。物語で言うと8章まで。それ以降はルシスを離れ、異国に旅立つ。
……で、OWではなくなる。電車での移動やダンジョン探索だけで話が進み、自由度は皆無となる。まるでFF13に戻ったかのようだ。
序盤でOWを堪能しつつ、俺は「ルシスでこの広さ……なら後の帝国を含めれば、一体どんな化物ボリュームなんだ!?」と思った。
それは要らぬ心配だった。ユーザーのことを一心に考えるスクエニは、それじゃボリューム過多と判断し、後ろをバッサリ行った。
結果、9章からはレールに乗った一本道RPGへ華麗に転進。……納得なんか出来るかいや。幾らなんでも極端すぎるやろうが。
あ、ちなみに、「時間ワープ」により、ルシスOWにはいつでも戻れる。……ツッコミはしない。ゲームだからいいんだよ。
時間移動してもレベルやアイテムは引き継がれる。キャラの記憶はその都度置き換わってるようだ。知らん。会社に訊いて。はぁ。

それでも話が面白ければまだ許せるが、全然そうではない。9章からは明らかにプレーヤーにストレスを与える展開が重なる。
取り敢えず、ヒロインが死ぬ。12年間文通(スマホのある世界なのに)で親交を深め、やっと会えた矢先に、死ぬ。
あまりにもあんまりだから、「はいはい後に不思議パワーで復活ね。安っぺぇのう」と思ったけど、スクエニは俺の予想を上回った。
ガチ死だった。物語の中盤でヒロイン完全退場。ちなみにその後に影響を及ぼすわけでもなく、本当に「終わって」しまった。
ただでさえ男4人パーティを延々走らせるムサいゲームなのに、貴重な女性キャラを、何でこんな扱いにするんだ。理解できん。
せめてその死に本人が納得してるなら……と思うが、そんなわけないよなぁ。そもそも死因がよう分からんかったし。
8章までの女っ気不足からやっと解放され、ToLOVEるラブコメ開始かと期待した。パーティ入りして一緒に冒険だとゲヘゲヘした。
……それどころか彼女、ムービーだけの存在で、ゲーム上のモデリングが存在しないかもしれん。悲劇のヒロインである。はぁ。

更に仲間の一人が激戦の結果失明するという重い展開が待つ。……杖をついて凸凹で坂だらけの洞窟を歩くのはアホかと思ったが。
それに対し、別の仲間に「ちったぁ気を配れ!」と怒鳴られたりする。……はぁ? 何いきなりキレてんの? お前殺すぞマジで。
この辺りは「パーティの空気が最悪」で、そういう意味でプレーしてて非常に不快だった。なんで俺がこんな思いせにゃならんのだ。
そういう演出を入れるのもいいが、ムービーで流す程度にしとけや。あの洞窟はトラウマもんである。二度とやりたくない箇所だ。
その失明もやはり治らず。ヒロインの死と同様、「ここまで重くする必要あるか?」と思う。娯楽大作なのに快感が全然ない。
もちろん「描写として必要だった」のなら分かるが、とてもそうは思えんのだ。衝撃で言葉が詰まるんじゃなく「は?」と声が出る。
俺はシナリオの重い流れを「鬱展開」と呼ぶのは好きじゃないが、今作には当て嵌まると思う。嫌な気分が積み重なり、憂鬱になる。
シナリオがヴェルサスからどれくらい変わったのかは知らんが、本当にこれでいいと思ったのか。これを描きたかったのか。
鬱展開をガッツリ入れて、皆が損したように思う。「感動したかった」なんて言う気はないけどさ。はぁ。

そして終盤へ。ここから、序盤でやけに協力的(それにノコノコ乗っかるアホ4人)だった帝国宰相「アーデン」にスポットが当たる。
黒幕はコイツだった。それも帝国というレベルじゃなく、星を丸ごと滅ぼしかねない化物だった。……唐突に、そういうことになる。
帝国との戦いだったはずが、いつの間にか星の話になる。「シガイ」という謎の化物に唐突に設定が与えられ、重要事項となる。
上手く言えないが……この辺はとにかく「説明不足」だった。何かいきなりそうなって、何かいつのまにああなって。はぁ。
話の筋が分からんわけではないが、またしても「は?」の連続。そこに至るまでの「溜め」がないのに、様々な設定が明かされる。
そしてアーデンというキャラがまた、ムカつくのである。「敵として怒りを覚える」のではなく、キャラが不快なのだ。喋り方が。
こいつは常に余裕のある、飄々とした態度と口調を取り続ける。正体が明らかになっても変わらない。こちらを馬鹿にし続ける。
その態度はプレーヤーに「お前いつか絶対泣かすから」と決意させるに十分だ。そしてコイツの真骨頂が、13章に訪れる。
「FF15の13章」の不評は、未プレーの人でも耳にしているかもしれない。ゲーム全体に賛否はあれど、「13章だけは最悪」とされる。
製作者もこれを認識、13章を遊び易くアップデートすると公約している。……発売数ヵ月後にンなことして意味あるんかと。はぁ。

では13章の何がそんなに酷いのか? まずパーティが主人公一人になり、更に武器も使えなくなる。これだけでも結構なストレスだ。
一応攻撃手段として「指輪魔法」が与えられるが、使い勝手が非常に悪く、代用品にはなり得ない。けどまぁ、ここまではいい。
問題は、やることが「研究所探索」「資料集め」「ゾンビ(めいた敵)との戦闘」と、明らかに「バイオハザード」になることだ。
ホント、何でここでバイオをやらされるんかと。ゾンビの横を通り過ぎようとして抱き付かれた時は、その意味でビックリしたわ。
もう物語は終盤に入ってるのに、チンケなバイオもどきを堂々と挿入するセンス……話にならん。ここ担当した奴は滅ぶべきだ。
この13章をプレー中は、終始アーデンが監視カメラで見ているという設定で、何かある度に構内放送で軽口を叩きやがるのだ。
「一人じゃ何もできないんだねぇ」「あ~可哀相w」とか。ぁジでムカつくよ。星はどうでもいいけどアーデンは絶対殺す。
そして13章最大の問題は「長い」ことだ。物語の1シーンにこういうのを挟むなら百歩譲って理解できるが、13章は非常に長い。
「いつまでこんなことやらせるの?」と何度思ったか。同じ様なことを延々繰り返すだけで、面白がってるのはアーデンだけだ。
アーデンに何を言われても主人公は黙っているが、あれは多分呆れてるんだと思う。製作者に対して。それほどにダラダラ長い。
13章は「FF15の後半部分」を象徴する内容だった。製作者がここ2年で後半を頑張って作ってたんだとしたら……はぁ。

ダメな物語は、結局EDを迎えるまで変わらなかった。終盤も「は?」展開は続く。どうしてこう説明が下手なのか。コミュ障か。
今作では読み込み時間中にTIPSが表示され、しかもそれが結構重要な内容だったりする。ロード時間中に読ませるもんじゃない。
しかも恐ろしいことに、後で参照できないのだ。TIPS閲覧モードはない。もっと言うと今作には説明書もない。電子版含めて、ね。
いつでもやり直せるのは戦闘チュートリアルだけで、それ以外のTIPSとは一期一会。これも何気に製作者頭大丈夫かと思ったね。
置いてけぼりで説明不足で、ユーザーがそれを補おうとしても、その手段さえ用意してない。TIPS閲覧作るのがそんなに大変か。
【必要なことは、やり尽くした。】……事あるごとに、この言葉が脳を掠める。やっぱ、デケェ口って、叩くもんじゃないね……。

終盤の展開もダメダメだが、この辺りはとにかく「主人公が気の毒」で、そこに結構感情移入は出来た。
今作では「真の王」がキーワードになっているが、実際は王と言うより殉教者、生贄って感じである。お前が死んで世界を救え、て。
王と言いつつ「国民」の姿はさっぱり見えんし、政治的な描写も殆どない。いい思いもまるでせず、寧ろ苦難の連続だ。
更に世界を救う為の力を蓄えるべく、20歳から10年間を寝て(描写がないから不明)過ごした。一番いい時期を。酷すぎるよ。
アーデンの野郎は倒したが、世界のために自分も死に、婚約者とはあの世で結ばれた? こんな終わり方ってありかよ畜生。
主人公の「やっぱつれぇわ」て台詞がよくネタにされているが、これは最終決戦に向かう前、自分の最期を自覚して漏れた愚痴だ。
俺はグッと来たよ。何でノックばっかにこんな重荷が背負わされるんだよ。王の責務? だったらもう少しいい目にも合わせろや。
ノックの犠牲により、闇の世界に光が戻り、物語は終わる。だが俺の心はまるで晴れない。何のための戦いだったんだ。はぁ。

終盤のアーデンとの問答を何となく書き写したんで、ここに残しておく。半端だけど。
――――――――――――――――――――――
やっぱ王様は違うな~触れるんだ?
それはそれは大昔の話
特効薬のない流行り病が蔓延した。原因は寄生虫だった
その病に冒された者は化け物とみなされ殺された
当時ルシスにひとりの男がいた
自分の身体に病を吸い取り、ひとりで病人たちを救っている男が
が、まだクリスタルに選ばれていなかった王はその人々を救える唯一の男を殺してしまった
化け物よばわりしてな
オレの名前さ、あれ本名だけど正式名じゃなかったんだよね
アーデン・ルシス・チェラム 正式名 ああイズニアは誰の姓だったか――
ノクト、人間のおまえを殺しても意味がないんだ クリスタルの力を得て真の王になってくれ
クリスタルごと、その力ごと王を葬り去るのがオレの望みなんだ
早く帰ってくるんだよ オレみんなと遊んで待ってるから

クリスタルにはシガイを一掃する力がある。
そう信じて手をかざしたノクティスだったが
なすすべなく、クリスタルの中に吸い込まれてしまった。

バハムート
力を求めよ。選ばれし王ノクティス 聖石の力を蓄え真の王の力を得よ それが我 剣神バハムートの啓示
この場所について→聖石の中 星の魂が宿るところ 選ばれし王たるお前が指名を果たす力を得るための場所
仲間について→闇に抗いながらお前を待っている お前が使命を果たし真の王になることを期待している

誓約(うけい)によって目覚めた六神は皆このときをまっていた
これより長き時を費やし聖石の力を指輪に蓄えよ
その全ての力が指輪に集まりしとき真の王の力は完成する
それは永遠の命を持つアーデンを討ち 夜明けを取り戻すただ一つの力
アーデンについて→シガイの元凶たる虫を取りこみ星に害をなす力で不老不死となった者
         その汚れた身を聖石に拒まれ王位に就くことなく葬られた愚かな男
         王家への復讐の為だけに知謀を巡らせ遂に世界をも闇で覆った
         聖石に選ばれ歴代の王に守られたお前を討つまで復讐は終わるまい
真の王の『力』について→不死となったアーデンを葬る唯一の力
            歴代の王の『剣』と聖石の『魔法』 六神をも超越した力ですべてを浄化する
            お前が玉座で命を捧ぐほかこの力を開放する術はない

お前の命と引き換えに力を解き放てば全てが終わる
偽りの王は闇と共に滅び 世界には夜明けがもたらされよう
人として生きる喜びを捨て 王の使命を全うするのだ
さぁ 力を求めよ―― 真の王の力を――

――力は満ちた
偽りの王が待つ 祖国へ向かうがいい
そして玉座にて 最後の使命を果たすのだ
―――――――――――――――――――――

キャラ。ガッツリミッチリ男4人で旅をする今作は、ハッキリ言ってホモ好き女向けとしか思えない。どうしてこうなった。
まぁその分、「長く一緒に旅をした」感はある。愛着や親愛が生まれたかどうかは、また別の話だが。潤いが、欲しかった……。

・イグニス
眼鏡参謀。ノックより2歳上で、幼い頃から側近として育てられ、今は軍師兼パーティの世話役として活躍している。腐人気は高そう。
俺も仲間の中では一番好きだった。他の2人がうるさい中、いつも冷静だし。夜の運転を毎度止められるのは鬱陶しかったが。わはは。
途中で失明という重い現実を背負うが、何故か戦闘は普通にこなす。正直パーティを離れるべきだったと思う。後半にいてもなぁ。

イグニスのスキルは「料理」。旅の途中いきなりレシピを思いつき、キャンプをすることでそれを作ってくれる。バフ効果ありだ。
キャンプは今作の特徴の一つだから、イグニスの料理も大活躍……と思いきや、途中で彼にとって非常に酷なシステムが判明する。
今作の経験値は「宿泊払い戻し制」になっている。戦闘を幾ら繰り返してもレベルアップはせず、宿泊によって一気にドンと入る。
かなり出鱈目なシステムだが、問題はそこではない。「宿泊場所により、ボーナスが発生」するのだ。最大だと何と3倍にもなる。
2倍や3倍になる高級ホテルはその分宿泊料が高いが、この効果は何物にも換えられない。もう宿屋は高級ホテル一択と言っていい。
……で、イグニスが活躍する場であるキャンプは……何と、ボーナス無し。1倍。ハッキリ言って話にならない。使う価値がない。
これは酷い仕様だと思った。せめてスキルレベルアップにより経験値ボーナスを付与させるべきだろう。イグニス苛めか畜生。
結局トロフィーのために、料理スキルは無理にキャンプを繰り返して上げた。ごめんイグニス。文句はやり尽くした人に言って……。

・グラディオラス
ノックの3歳上で、「盾」として育てられた大男。王の側近のくせ腕に刺青ビッシリ入れてるヤクザ。俺嫌い。
デカい体らしく豪快な男……ではあるのだが……俺コイツ嫌いである。ゲーム中何度かコイツに「怒鳴られた」のが不快だったのね。
もちろん罵倒されたんじゃなく、要は説教なんだが、言われて納得が出来ず、「は? 何いきなりキレてんだテメェ?」になる。
最悪なのがイグニス失明後の洞窟探検で、コイツはいちいちグダグダと……本気で仲間割れしたくなったよ。何様だこの野郎。
あの洞窟の「空気」は、何気にゲームでは新鮮な体験だったかもしれない。あの気まずさは一見の価値アリだよ、マジで。
グラジ(愛称はグラディオだが、俺はこう呼ぶ)には「イリス」という可愛い妹がいて、途中ほんの少しだけパーティ入りもする。
イリスはノックに隠れラブらしく、非常に可愛い。……グラジが死んでイリスが代役になればいいのに、と何度も思った。はぁ。
ただ戦闘面ではグラジがブッチギリで一番役立った。特に仲間コマンドは実に優秀で、ゲージは大半をグラジコマンドに使った。
スキル「サバイバル」は、戦闘終了後に追加アイテムを拾ってくるというもの。トルネコみたいな奴だな。まぁ便利だった。

・プロンプト
生まれた時からノックの従者である他2人に対し、この男のみ「ノックの高校時代からの親友」で、身分も一般人である。
そこに引け目はあるようだが、表面的には一切見せず、ノックはもちろんイグニスやグラジにもタメ口で話す。……肝据わってんな。
コイツはとにかく戦闘ですぐ死ぬ。武器が銃→遠距離担当ということでHPが低めなのに、普通に敵に突っ込んでいくから、2秒で死ぬ。
戦闘訓練受けてないパンピーということなのかもしれんが、同行させるならもうちょいマシな人材いなかったんかルシス王国。
そして「賑やかし担当」でもあるから、道中うるさい。明るいのはいいけど、その声が耳障りなことも多かった。うーむ。
特にノックが釣りをする際は最悪で、「俺腹減ったよ~」「釣れるまでゲームやってていい?」等、好き放題。お前、池に沈めるぞ?
イグニンやグラジと違って物語上でも目立つところがなかった。敵国人だったという出生も本当にそれだけだったしなぁ。
スキルは「カメラ」で、基本的に自動で、ゲーム中様々な場面のスクショを撮影する。画像は保存し、SNSで公開することも可能。
戦闘中にも隙あらば写真を撮ってる。……お前、そのせいで死んでるんじゃないだろうな? 真面目に戦えよマジで。
写真自体はゲームのアクセントとしてまぁいい味出してた。俺も何度かツイッタに上げて楽しんだりした。
やはり個別の掘り下げイベントが欲しいキャラだったな。アニメ動画で補完とか、そういうのじゃなくてさ……。

・ルナフレーナ
ヒロイン。「神凪(かんなぎ)」という神と王の仲介役。……この設定じゃ、歴代神凪は絶対歴代ルシス王の傍にいるべきじゃ……?
立場もさることながら、実際に「癒し」能力を持ち、人々を回復させることが出来る。RPGにおける「巫女」的役割を担う。
……が、実にお美しいドレスっぽい姿で、正直違和感ありすぎである。六神の趣味か? もうちょっと「らしい」カッコをだな……。
FF15と言えば、ノックらのカッコが散々「ホストwww」と笑われたが、実際にはルーナの方が変だと思った。あと胸が少々……。
性格は巫女らしく博愛的で誰からも好かれ、一方で恐ろしい六神にも物怖じしない強さも持つ。ちなみにノックより4つも年上らしい。
しかし前述のように、彼女は物語にあっさり殺される。回想シーンでの出番こそ多いが、現実では殆ど登場と同時に死んでしまう。
とにかく女っ気に乏しいこのゲームにおける待望の癒しが、癒しが~。種モミ踏みつけられたミスミ爺さんみたいな気分になったよ。
後にノックの方も死んじまうだから本当に救いがない。彼女は生存させ、またノックの子を身篭っていてほしかった。はぁ。
ノックと並ぶ「物語の犠牲者」だね。あの世で幸せになってください、てか。そんな酷い手向けの言葉があるかいや……っ。

・ノクティス
そして主人公。助角八兵衛からは「ノクト」と呼ばれる。俺は更に「ノック」と呼んでいた。ノッチもアリだったかな。
王子という立場ながら偉そうな素振りはまるでなく、非常に気さく。悪く言えばチャラチャラしているが、身分への自覚はある模様。
首都以外の「外の世界」に出るのは初めてだったようだが、特に戸惑うことはない。もうちょい浮世離れの雰囲気が欲しかったな。
王子として威張るどころか、下々の連中から舞い込む雑事を進んでやるぐう聖。ま、まぁ報酬や経験値が入るからええねんけどな。
帝王学の習得度はかなり疑問だが、王族だけに備わる非常に高い戦闘能力を如何なく発揮するので、努力はしていたのだろう。
ルーナとの政略結婚のために旅に出るが、別に嫌ではない模様。……まだ20歳なのに、一途な奴だ。まぁゲームだしな。

俺としては、サブキャラ達がイマイチな中、普通に好きになれる主人公だった。でなきゃ90時間も操作し続けられんよ。
……いや、それ以上に「可哀相」だと思う。宿命だとかンなこと知るか畜生。ノックも、唯々諾々と従わんと、ちったぁ反抗しろよ。
「真の王」なんて、ただの生贄である。ノックに旨みは何もない。それを達成するのがゲームの目的って。やってられんなぁホント。
上に書いたが、途中でいきなり時間が10年進み、キャラは年を取る。だがノックはその間眠っていただけ。目が覚めたら10年後。
20歳からの10年間を眠って過ごし、起きたら最後の戦いをこなして死ぬ。……ようここまで酷い扱い出来るな。製作者は血の色黒か。
もう、なんかなぁ。ほんま可哀相な主人公だった。「やっぱつれぇわ」は、ちっとも笑えない。俺は3馬鹿はあんま好きじゃないが。
終盤は物語の酷さに萎えつつ、ノックへの同情心から感情移入度が高まり、結構没入できたよ。製作者の勝ちかな。クソめが。

スキルは「釣り」で、OWフィールド各所でミニゲームができる。魚はイグニンの料理材料になるものもあるが、大体は自己満足だ。
この釣りゲームはかなり面白かった。ミニゲームレベルの釣りでは俺が経験した中で一番良く出来ていたと思う。ナイスだ。
魚との駆け引きがシンプルながらいい調整になっていて、振動が臨場感を増してくれる。大物を釣れた時の快感はひとしおだ。
不満はやはり、本編へのメリット不足だな。釣りクエストもあるけど数が非常に少ない。もっと役立つようにしてほしかった。
ノックは「ジャスティスモンスターズ5」というピンボールゲームが好きで、これもミニゲームとして遊べるんだが、こっちはつまらんかった。
1回だけやったけど、簡単すぎるのか全然死なないからわざとゲームオーバーになった。あんなアーケードゲームがあるかいや。
景品が貰えるようなメリットも皆無で、あれは要らんかったよ。FFと言えばミニゲームの充実だが、今作はイマイチだったかな……。


グラフィック。FF本編と言えばこれだ。FFは、「数年に一度の、ゲーム業界最高グラフィック発表会」である。……かつては。
FF12の頃までは世界最強グラの立場をほしいままにしていた。13では相対的な地位は下がったが、それでも十分に綺麗ではあった。
で、今作は……正直、普通だった。もちろん綺麗は綺麗だが、目が覚めるような絵はない。体験版で感じたことそのままだった。
まぁ、これはFFに限らず、現代ゲーム全体の問題だな。グラフィックは、上限が近い。無論上はあるが、「差」はもう感じられない。
新作が出るたびに度肝を抜かれたFFのグラフィックは、もう無いのだ。スクエニの努力不足って話でもない。そういう時代だ。はぁ。
繰り返すが、綺麗は綺麗だ。特に背景は十分美しい。高所からの遠景や太陽光の変化などには誰もが唸らされるであろう。
……ああそうそう、今作はOWだが、「見えない壁」はあちこちにある。自由に動き回れはしない。この点はかなりガッカリした。
崖下や海の向こうにまで行けるようにしろとは言わんが、絵的に軽く越えられるであろう段差に壁があると、さすがに萎えるよ。
中でも「ガードレール」と「低めの樹」の壁っぷりには終始イライラさせられた。それくれぇ行けるだろいい加減にしろ!!
まぁそんなわけで、綺麗であってもハリボテ臭も強く漂う。どんなに綺麗になっても、ただの絵。そりゃゲームだからな……。

背景に大して人物。こちらは正直背景以上に「こんなもんか」と思った。PS4で全力出してもこれ? 上位機種は必要だな……。
ノックら4人、サブの人物達、誰を見ても「何かイマイチだな」と思う。良かったのは父王やシドら老年層くらいか。
プップのスキルのおかげで、今作では写真……スクリーンショットを見ることが多い。そしてそれは人物写真が大半だ。
その度に……な。残念ながら、これで「美麗さに度肝抜かれる」わけがない。グラフィック部分でFFブランドは完全に崩壊した。
そもそもノックらに美形度が足りないように思うんだよな。もっと目の覚めるような美青年でいいよ。あいつ俺の分身だし。
かつて……特にSFC3作は、ファミ通で開発中の画像を見るだけでもドキワクが止まらんかったな。もう二度と、ない。はぁ。


音楽。今作はジャンルがOWだからから、音楽も目立たないようにしていた感じ。戦闘曲だけは種類も多く力入れてたようだけど。
FFシリーズを象徴する「プレリュード」も未使用。「勝利のファンファーレ」は、プップが口で言う。やっかましいぞお前コラ。
ちなみに主題歌は、あの「STAND BY ME」である。マジで。主題歌扱いかは知らんが、OP・EDどちらでも流れる。
俺でも知ってる超有名洋楽が、FF最新作の主題歌。「素敵だね」? 「君がいるから」? それじゃ売れないから。
どこから見ても海の向こうに対して作られているゲーム。それに怒る資格もなく、寧ろ日本語音声対応ありがとうと言うべき立場。
FFシリーズに未来があるのかどうかは分からんが、そこに「日本」はない……ことはなくても、あまりなさそう。知ってる。はぁ。

戦闘曲は場面場面で色々流してくれて、質も良かったと思う。それでも旧作ほど耳に残りはしなかったが、しゃーないかな。
今作はとにかくメインと言うべきが「寄り道」なので、メインシナリオでの曲は全く記憶に残らんレベルだったな。うーむ。
前作までどれも思い出せる「中ボス戦の曲」も、今回初めて「知らね」となった。将軍兄貴戦とかあったはずなんだけどな。
サントラがもう発売されてるけど、買うことはないだろう。旧作のサントラは今も大安定の一生ものなのに。あーあ……。


ふぅ。長くなった。まぁ長くやって、書きたいことを全部書いたからな。これでいいのさ。
ちなみにプラチナトロフィーを獲得した。へっへ。トロコン条件は、無論長時間プレーは必要だが、それでも緩い方だと思う。
クエストを全部やる必要もないし、隠しダンジョンに挑戦する必要もない。FF零式もそうだったが、敢えて甘くしてるんかな?
そうそう、隠しダンジョン。序盤から存在は明らかになるが、挑戦が可能なのはクリア後、更に幾つもの条件を達成してからとなる。
計8つほどあるので、取り敢えず一番簡単なとこから行ってみた。……そしたら、超つまらん。ちっこい部屋で戦闘を繰り返すだけ。
敵のレベルこそ高いが、それだけ。散々勿体ぶってあれかよと。おかげで挑戦意欲は一気に下がり、ここで一旦終えることにした。
今後アップデートがあるらしいし、それを待つのもいいだろう。レベル99は達成済み。何とでも対応は可能だ。
いやほんと、よう遊んだわなぁ。ありがとうFF15、大変面白かったよ。……それで尚これだけ言えるのが、実に俺らしい。はぁ。

スクエニは、今作発売直後に「世界販売500万本突破!」と発表した。……が、世界同時発売だから、そんなに凄いとは思えん。
それから1ヶ月以上経過した先日、今度は「600万本突破!」を発表した。ペースを考えて、ここから大きな上乗せはもうないだろう。
そして日本での売上は、ハッキリ言って衝撃的だった。初週70万本。FFナンバリング本編が、ミリオンに遠く及ばなかったのだ。
その後年末商戦を経た現在、90万本。DL版を含めればギリギリミリオン行ってるか? てとこか。FF本編が。何ということだ。
……つっても、予想外ではなかった。こうなる予感はしていた。最初に書いた通り、FFのブランド力低下はもう明白だったからだ。
けど、現実を見せ付けられるとね。これはキツいわ。あのFFが。30年の歴史を持つ、日本ゲーム業界の誇りが。嗚呼。

FFシリーズは今後どうなるんだろう。単純に続編に行こうにも、1本作るのにこんだけ時間がかかったんだ。次なんていつになる。
また「FF7リメイク」が発表済みで、普通に考えて次はこっちに資源を集中させるはず。更に7Rは連作と発表されている。先は長い。
……何より、「次のネタ」があるのか。次もOWにするのか、従来型にするのか、全く別の形か。何にせよ、そのアイデアはあるのか。
新しいことにガンガン挑戦していく、逆に言うと新ネタがたくさんあるのがFFだった。それはもう、終わった。としか思えん。
「面白いゲーム」なら、作れるだろう。そこは別に心配してない。ただなぁ。「面白い」だけじゃ足りないんだよ。特にFFは。
「次」への期待はない。不安はある。しかしそれ以上に「出せるのか?」の不安がある。……FFが、こうなるなんて、なぁ……。

そうは言っても、俺は次も買う。それは決まっている。その時に生きて目が黒ければ、になるが。……そろそろ、そういう不安も?
そういう「幻想」に囚われているからな。もうとうに夢は覚めちまったが、無理に目を瞑って見続ける。最後の幻想を追って。
なんてな。しかしなぁ。しつこいようだが、面白かったんだよ。FF15は面白いゲームなんだよ。けど、それだけじゃダメなんだよ。
今の時代、面白いゲームなんて、他に幾らでもあるんだよ。幾らでも安価で、いや無料でも手に入る。恐ろしい時代だ。
ゲームで面白さなんて、今や当たり前。当たり前すぎて、極端な話「つまらなさ」に負けるかもしれん。いやマジで。
そんな時代、超大作に、フルプライスゲームには、やっぱ面白さ以上に「凄さ」や「挑戦心」を望むよ。FFは、そうあってくれ。
製作者が今作を挑戦だったと思っているなら、それでいい。その精神を忘れず、次また挑戦してくれ。俺はそれを受けさせてもらう。
遂に今年30周年を迎える比類なきRPGシリーズ「ファイナルファンタジー」の輝かしい未来を願って終わり。願うだけ、ね。
これからもタイトルにツッコミを受けつつ「最後の幻想」を見せてくれるのか。それとも本当に最後になってしまうのか。
クリスタルはただ静かに、その光をたたえていた…… ←4OPより。今作のクリスタルはキモかった。輝いていなかったね。
はぁ。







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30 コメント

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Unknown (出之)
2017-01-15 19:39:23
国内OWの始祖と呼べる存在が、
アートディンクがリリースしたルナティックドーンシリーズだと思います。

初代はPC98、当時としては珍しいHDD必須システム。
私も本作をプレイする為にハードディスクを購入しました。
500MBくらいだったかな?
初代はただだだっ広いMAPに点々と自動作成ダンジョンが配置されているだけでしたが2で劇的に進化、
プレイヤーの意図と無関係に存在する世界とNPCが生活する空間に探検に出掛ける、感覚ですね。
2は今遊んでも十分面白い。
現在はPS1とPSPかな。

シナリオジェネレター搭載のシステムソフトのティルナノーグにもOWの萌芽が認められますね。
やはり初代はPC98で、
これも今だとPSPでプレイ出来るはず。

FFもDQもまともにプレイしていない人間は幸福なのか不幸なのか。今一興味持てないんだよな。

シナリオに興味が無いんだな、うん、

必要だったら本でもコミックでもアニメでもあるので。
返信する
Unknown (ota)
2017-01-16 00:47:17
ルナティックドーン……名前だけは知ってます。そうなんですか。
ジャンルとしては昔からあって、絵の強化により近年豪華化→流行 ってとこですかね。

>シナリオに興味が無いんだな、うん、
俺はゲームシナリオにもいいものを望みたいです。
ハード性能が上がりまくった今も人の能力次第な部分であり、良くなる余地はまだまだあると思うので。
返信する
Unknown (出之)
2017-01-16 01:30:50
ADV
貴所にいう言う読みゲでしたら、
シナリオとグラに全力投入で良いと思いますが、
RPGで、
斬新かつ意欲的で面白いシステムと素晴らしいグラと音響に、
更にシナリオまでとなると、
単純に工数とリソースの問題ですね

一本10マソくらいの単価でリリース出来れば相当良い作品が出来ると思います。
開発期間15年、総工費二千億くらいでどうでしょう。
返信する
あなたにこのまほうをさずけましょう (出之)
2017-01-16 07:46:22
別件ですが、
大変失礼ですが、
まさかとは思いますが、

スクエアさんもゲー道はPCから入られている事はご存知ですよね??

何より当時はそこにしか市場がありませんでしたのでファミコン前期、

スクエア、will、アルファ。

…ご存知ですよね?。
返信する
Unknown (ota)
2017-01-17 01:42:36
んー、シナリオは良いものを書く人が一人いれば全然違うと思うんですけどね。
プレーヤーという不確定要素を前提に書くのは大変なんでしょうが、大作RPGを名乗るなら頑張ってもらわんと困ります。

スクエニがPC出身なことは知ってますよ。やったことはないですが。
ファミコン初期くらいだとPCの方が製作しやすく、市場も大きかったんでしょうね。
返信する
Unknown (mizz)
2017-01-19 10:50:46
ご挨拶が遅れました。
今年もよろしくお願いします!

思うんですけど、FFってずっと
グラフィックや演出なんかの視覚的な部分ではいつも
高い評価を得てきましたけど、

シナリオについては、圧倒的に良評価に偏るってことは
これまでになかった気がします。
どちらかというと、賛否両論の方が多かった気が…。

自分は、シナリオが良いと思ったのは4、6、10だけです。
世界観と併せて、良く作られてるなぁと当時は思いました。
(これも賛否両論になりそうですが)

視覚的にリアルを突き詰めていっても
世界観やシナリオに全然リアリティや説得力が無ければ結局造り物感は消えなくて、リアルなグラも台無しと思うので、
スクエニさんにはそういう方向でも頑張ってほしいですね。

個人的には、数年おきにFFが出るよりも
昨年出た「いけにえと雪のセツナ」みたいなのが
コンスタントにスクエニさんから出たら嬉しいんですが…。
返信する
Unknown (mizz)
2017-01-19 16:14:54
↑もしかしたら名前入れ忘れたかも…。

mizzです、今年もよろしくお願いします。
返信する
Unknown (Unknown)
2017-01-19 18:08:36
国産のいわゆるOWだとゼノブレイドクロスがありますよ。
自分はFF15は未プレイですが,ゼノブレイドクロスは楽しめました。
otaさんの感想や比較も見てみたいですね。
返信する
Unknown (ケンシロウ)
2017-01-19 21:25:58
やっぱ、してましたかw
率直な感想はネットで話題になってるほどひどくはないみたいですね!
俺もプレイしてみたいのですが肝心な母体がないんで先の話になりそうですわ、まぁネットで見た動画はとても楽しそうなんで期待しています。ファイナルファンタジー?って感じですが、面白そうには変わりはないのでw
返信する
Unknown (ota)
2017-01-20 01:44:02
>>mizzさん
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

>シナリオについては、圧倒的に良評価に偏るってことは
>これまでになかった気がします。
そもそもゲーム業界全体でも、語り継がれるほどシナリオの良い&有名な作品はないような気がします。
プレーヤーの都合に左右され、作り手の思うような流れを演出できないゲームメディアの問題が大きいんだと思います。
かと言ってシナリオの強制が酷いと、それはそれでダメゲー扱いされます。30年経っても方法論を確立できないくらい難しいんでしょうね。
……という事情を考慮しても、今作のシナリオはダメでした。シナリオもそうですが、見せ方がとことん酷かったですね。
まぁ今のゲームのリアルキャラだと、少しシーンを足すだけでもモーション・表情・台詞等を細かく追加する必要がありますから、
そう簡単に修正なんて出来ないんだろうなぁとも思いました。言語(ボイス)だけでも十数種類あるらしいですし。
……ま、結局そんな事情、ユーザーには関係ないんですけどね。せっかくのFFナンバリングなんだから、頑張ってほしかったです。

>昨年出た「いけにえと雪のセツナ」みたいなのが
>コンスタントにスクエニさんから出たら嬉しいんですが…。
3DSの「ブレイブリーデフォルト」等の小粒(新興)RPGも結構出してるようですが、結果には繋がっていませんね。
昔はスクウェアブランドにより、シリーズものだけでなく新規タイトルにも注目が集まりましたが、今はそういうのないですからね。
厳しいですなぁ……。
返信する

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