腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

マジカル封神

2008年07月23日 03時00分29秒 | ゲームボーイアドバンスゲーム感想文
バトル封神と違い、こちらは最後まであまり印象変わらず。
退屈でありきたりなRPGだった。
まぁバトル封神のおかげで封神演義の世界設定に随分慣れたので、
以前よりはゲームに入り易くはあった。

斜め見下ろし視点、エンカウントでドラクエ型戦闘、レベルアップと魔法。
物凄く普通。ファミコン~スーパーファミコン時代のゲームのよう。
GBAということで、お手軽に遊べる設計にしたのだろうか。

バトル封神と違い、難度も非常に低い。序盤の戦闘などA連打で全く問題ない。
作り手も心得ているようで、A押しっ放しで連打になるという親切仕様。
……退屈過ぎるっちゅーの。

中盤~終盤はようやく敵が強くなってくるが、それでも簡単な部類に入ると思う。
更に、逃走が100%成功するという甘さだ。
「サクサク進む」を極めたかのようなゲーム。
8時間ちょいでクリアー。色々やっても、まぁ十数時間だろう。
RPG一本でこれでは、物足りないとしか言い様がない。

物語は、封神演義の後日談、ということになっているようだ。
世界に妖魔という化物が発生しだしたので、主人公と仲間達で
阻止するという極めてありがちな内容。正直、見るべき所はない。
が、サブイベントの幾つかに、そこそこ味のあるものがあった。
少しだけ心が癒されたり、逆に後味の悪いものが残ったり。
ネットで調べた所、このゲーム、製作はあの「クインテット」であるようだ。
そう言われると、確かに「ソウルブレイダー」や「天地創造」の匂いがする。
そうかそうか、納得した。
ちなみに、クインテットはこのゲームの製作後、音信不通になってしまったようだ。
公式サイトは更新が止まり、現在ではサイト自体が存在しない。
つまりは会社が無くなったのだろうか。外部からでは何も分からない。
深い思い入れがあるわけではないが、全くないわけでもない。気になる。
会社がなくなったにせよ、今もスタッフはどこかでゲームを作っていると嬉しいんだが……。
そういや「ソロ・クライシス」も買った後積んであるな。
そのうちクインテット追悼の意味でやろうかな。


引き続きマジカル封神について。
このゲーム最大の特徴が、パオペエ作成システムだ。
装備することでステータスアップ+魔法を使えるようになるアイテム「パオペエ」を、
様々な素材を組み合わせて作るというシステムである。
素材は道端に落ちていたり、店で買ったり、色々だ。
そしてパオペエ作りには、素材に加えて「言霊」をある場所で聞き、覚える必要がある。
言霊とは、例えば「つきよにわらうカラス」などがあり、これを実際に音声で喋る。
プレーヤーはその音声を聞き、言葉の長さを覚える。
パオペエ作りの際、「心の中で言霊を唱えよ」と言われるので、
対応する言霊を心の中で呟き、終了のタイミングでボタンを押す。
これが見事に合っていれば、パオペエ作り成功。失敗すればゴミが出来る。

まぁ要するに言霊の長さを測ればいいわけで、別に言葉自体はどうでもいい。
寧ろ秒で覚える方が成功しやすいかもしれない。
が、まぁここはゲームの雰囲気に沿ってやってみる方が面白いというものだろう。
終盤の言霊は結構長いので、成功した時は嬉しかった。
唯一と言っていい特徴的なシステムだし、一応褒めておこう。

が、システムは良いにしても、ゲームボリュームとの兼ね合いが狂っている。
戦闘難度は低く、シナリオは短く、隠しボス等もいない。
つまりせっかくパオペエを作っても、それを活かす相手がいない。
パオペエは70種類近くあるが、俺が作ったのは大体15種類くらい。
それでも十分ゲームをクリアーできた。
これだけの数を用意して、「自己満足で集めて下さい」では悲しすぎるだろう。
ボリューム不足や低難度はある程度狙ってやったのかと思っていたが、
パオペエシステムの充実ぶりを考えると、単なる詰め込み不足な気がしてきた。
このゲームはバトル封神との連動があるから、あっちと同時発売にする必要があった。
そのせいで製作に時間が足りなかったんかなぁ。
今では知る由もない……。


4~5年間も放置していた罪ゲをやったプレーできた。
バトル封神が思わぬ掘り出し物だったので、その勢いに助けられ、
退屈ながらもそれなりに楽しく遊ぶことが出来た。ホッとした。
ちなみに、連動の方は、しょーもなかった。
マジカル封神ではミニシナリオがゲットできるという触れ込みだったが、
ただチャチなボス戦があるだけで、面白くも何ともない。
連動、あかんなぁ。なんか虚しいわ。




ところで、先日一応終えたはずのバトル封神だが、その後もガンガンやってる。
やっぱすごく面白いわこのゲーム。癖になる快感がある。
結局全キャラのシナリオクリアー。むずかしいモードもやってしまった。
本当に思わぬ大当たりだった。
コーエーのゲームにここまでの好印象を持ったのは初めてかもしれない。
こりゃいよいよ、俺も無双シリーズに挑戦する時が来たのかもしれんな。

で、最後に残った「むずかしいサバイバル上級」に挑戦した。
今まで以上に大量の敵が出現するステージが登場、気合いを入れて挑んだ。
が、あまりにキャラ数が多すぎて、とうとう比類なきゲームキューブがギブアップ。
なんと魔法を使ってもエフェクトが発生せず、空振りしやがった。
なのにMPはしっかり消費、魔法が出ないので敵にフルボッコ食らってゲームオーバー。
萎えちまったんで止めた。
処理できないんなら敵の数減らせや! アホか。
せっかく上がった俺内コーエー株が少し下がってしまったのであった。




拍手を送る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GBA暗すぎ | トップ | 配慮が足りないXBOX360 »

コメントを投稿

ゲームボーイアドバンスゲーム感想文」カテゴリの最新記事