腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ダークセイバー

2014年11月23日 05時03分52秒 | サターンゲーム感想文
セガサターン。数あるゲーム機の中でも、俺が一際強い思い入れを持つハード。実際かなりの長時間稼動を誇っている。
2D重視、至高のパッド、素晴らしい移植度の格ゲー、名作揃いの18推ゲー、糞認識率のカートリッジ端子、そして「負けハード」たること……。
サターンの敗北によりライバルのPSが勝者となり、後にまで続く大帝国を築いたのは周知の通りだ。そんな歴史もまた魅力のスパイスになる。
良い所ダメな所を多彩に併せ持ち、売れたのに成功できなかったハード。これはもう、愛するしかないだろう。ええ、大好きですよ、サターン。
今年11月22日は、サターン発売20周年記念日である。比類なき「64ビット級、ものすごいゲームマシン」、セガサターンよ、嗚呼、永遠に。

……という自分の気持ちに嘘は無いはずなのだが……もう2年以上、サターンのゲームをプレーしていない。非常にダメな現状である。
もちろん現役ハードじゃないからソフトには限りがあるし、好きと言っても別に偏愛してるわけじゃないから、こればかりやる気はない。
そこで数年前、目標として「一年に一本のプレー」を掲げた。これくらいなら十分可能だろう。頻度としては寂しいが、現実的には丁度良い。
その後数年間は目標通り、緩やかなサターン道を歩んでいたのだが……情けない。完全に停滞た。ちなみにDC道も同じだ。自堕落とはこの事だ。
これはいかん。初心忘るるべからず。サターン愛なくして何がゲー道か。サターンをやろう。電池交換してやろう。ハードの調子悪いけどやろう。
なんかバックアップRAMカートリッジ壊れてたよ糞。だから内蔵セーブだ怖いよ。サターンのセーブデータはよく飛ぶんだよ。ビクビクだよ。
そんなこんなで久々のサターンゲー「ダークセイバー」である。入手はいつだったか忘れたが、中古漁りのついでだったかな。はぁ。

実は今作、約1年前に一応プレーを開始したのだ。もちろん去年のサターンゲーとして。誓いを守る意志はあったのである。アホか。はぁ。
しかし開始してはみたものの、最初の30分程度のプレーで「これは……うーん」→「取り敢えず保留。まぁ今年中にやりゃいいや」とした。
その後何度か再挑戦したものの、印象は変わらず。年が明け、誓いを破っちまった形になると、気合も薄れてズルズル放置が伸びていった。
先日「今度こそやり抜くぞ」とのび太級の一大決心をして臨み、そしたらいつの間にかハマってしまった。全く世の中不思議なものである。
やはり俺の場合、ゲームは最後までやってみないと分からんもんだな。中途で投げるのも自由なら、我慢してやり続けてみるのも自由。
この前の「パタポン2」もそんな感じだった。いいから黙って最後までやってみれ。騙されたと思って、お前の選んだゲームソフトを信じてみれ。
エンディングが流れる頃には、きっとそのゲームを好きになっているからさ。……無論、本当に騙されることもあるけどよ。はぁ。

んで何故そんなに梃子摺ったかというと、今作が難しいからである。ゲーム難度というより「コンセプトが難しい」。企画段階で難しい。
ゲームは所謂アクションRPGなのだが、視点が独特で、非常に捻くれている。「まともに操作させないゲーム」とさえ言っていいかもしれん。
2DのRPG等ではよく「斜め見下ろし視点」が採用される。この場合視点に角度は付いているが、「真上からカメラ」と考えてまぁ差し支えない。
だが今作はガチの「斜め見下ろし視点」であって、本当にカメラが主人公を斜め45度見下ろし辺りに設置されているのである。
プレーヤーがコントローラーの左を入れると、画面上のキャラは斜め奥に動く。斜め入力にも対応しているが、それはそれでやり辛い。
「正」の感覚から45度ずれたキャラを動かすアクションRPG。……とにかく、この感覚のズレには苦労する。一発で今作に馴染める人は殆どいまい。
アクションRPGだから、ジャンプがある。3D空間だから段差もある。……まぁ、そのアスレチックの難しさときたら。絶望的ですらあったよ。
今作は苦手な人なら開始5分で「あ、これ無理」と思ってしまうだろう。いや、大半の人がそうかもしれん。「面白そう!」と思う人が何人いるか。
確信犯的に非常に難しい操作を求めるゲーム。要するに取っ付きが非常に悪い。俺がなかなか乗れなかったのも道理である。はぁ。

つっても、製作者ももちろん嫌がらせでこんな操作を導入したわけじゃない。……多分。「思い通りにいかなさ」をゲーム性にしようとしたのだ。
今作には、実は前身となった作品がある。比類なきメガドライブの名作「ランドストーカー」である。本当に比類ないよあれは。
ランドストーカーの表現方法は、今作同様に真・斜め見下ろし視点だった。ただハード性能的にポリゴンは使えず、ドット絵でだった。スゲー。
「世界の全てを正方形を積み上げて作った」とか何とかそんな話を当時見た記憶がある。こんな表現のゲームは他になく、非常に斬新だった。
当然分かり難く、思い通りに動かせなかったが、斬新さがそんな欠点を跳ね飛ばし、ゲーム性もハイレベルだった。傑作であった。
今作やランドストーカーを作った「クライマックス」社は、言わば「メガドライブのスクウェア」であった。傑作RPGの数々に俺らは酔い痴れた。
「シャイニング&ザダクネス」「シャイニングフォース」そしてランドストーカー……メガドライブにはメガドライブの黄金期があったのだ。
ちなみにランドストーカーで非常に困らされたのは、難度よりもフリーズバグだったな。画面切り替わりの暗闇が怖いったらなかった。
あと、ランスト後にSFCで「レディストーカー」という後継作品が発売されたが、これはマイルド化が過ぎてイマイチだったように思う。
やっぱクライマックスはメガドラでないとよ。などと勝手なことを思う。カセットは手で引っこ抜いてこそ16-bitなんだよ……!!

そして3本目の斜め見下ろしアクションRPGとなったダークセイバー。しかしこの時代になると、既に時代遅れな感がある。
ランストはポリゴンが使えないメガドラというハードにおいて、工夫を凝らし擬似的な3D空間を構築したことに斬新さと面白さがあったのだ。
だが今作のハードはサターン、ポリゴンなどお手の物……て程ではないが、可能である。実際今作はフルポリゴンで作られている。多分。
こうなると「わざわざやり難い操作を採用している」ように感じられる。もっといい視点があるのに、斜め45度を強いられているに思えるのだ。
実際今作はフルポリゴンな作りを活かし、視点変更が可能だ。見難い物陰等は視点を動かし、足場のチェックをするのが必須行為となっている。
……が! この視点変更、あくまで一時的であって、チェックを終えれば元に戻される。移動やジャンプは結局斜め45度でやらされるのだ。
ついでに言うとカメラ操作にも限度があり、360度回せるわけではない。これが何気にかなりのストレスだった。もっと自由に見させろよ!!
ランストを踏まえ、ポリゴンを活用し、より進化した3DアクションRPGを目指す……実に今更な話だが、今作にはそんな姿を目指してほしかった。
発売は96年8月と、サターン登場から約2年経っている。もう3Dというだけでは売りにならん。斜め45度は逆効果だったのではないか。はぁ。

……と、操作性に関しては非常に厳しいゲームだが、操作自体はなかなか気持ち良い。……変な表現だな。
主人公の動作はダッシュとジャンプ、それを合わせたダッシュジャンプがあるのだが、これの感触がよく出来ている。……陳腐な表現だな。
フィールドを思い通りに動くのは難しいが、ダッシュジャンプを駆使して走り回ることに妙な快感があった。これ、いいよ。
思い通りにいかないだけに、稀に見事にスイスイ進めると、非常な快感がある。怪我の功名というか、不自由な操作あっての快感だ。
アスレチックも同様に、非常にやり難いだけに、足場のジャンプ移動が一つ成功するだけでも、安堵が混じった快感に包まれる。はー。
もどかしさ・イライラを常時快感で塗り潰してくれるような感じだ。ある意味非常に「ゲーム」らしい。これならプレーも続けられる。
ある程度操作になれると、もう少なくともプレー継続に支障はなかった。ハマれたよ。……長かった。今作は、ここに到れるかどうか、だな。
極めて悪い取っ付きを乗り越えれば、今作がやりたかったことは見えてくるはず。それも合わないならもう仕方ないけど、それは見てほしい。
……でも、やり過ぎ、だよなぁ。突き抜けすぎ。これではあかんと思う。PSで「ポポロクロイス物語」が大ヒットしてる時期によ。
はぁ……。

移動に関しては何とか解決して。次は当然、戦闘だ。アクションRPGだから戦闘はガッツリある。が、他のゲームとは随分違うものになっている。
曰く「雑魚戦を排し、全て一対一のボス級戦闘!」だ。実際全てイベント戦で、同じ敵と戦うことはない。敵の動きや攻撃方法も全て違う。
またガチ戦闘のはずなのに、3ラウンド制で2ラウンド先取すれば勝利という、随分とスポーツ臭いルールになっている。
つーかこれ、要するに、格ゲーである。今作の発売当時は対戦格闘ゲーム大ブームの真っ最中だったから、格ゲーのそれを取り入れたのだ。
攻撃手段は、基本Aボタンのみ。相手との距離により近距離・遠距離攻撃が自動判別で出る。他ジャンプ攻撃、背中を向けての振り向き攻撃も。
ガードも格ゲー同様キー後ろで可能。A押しっぱなしでゲージを溜めれば、威力の高い必殺技を繰り出せる。まぁ一通り要素は揃っている。

……が、つまらん。移動システムには、不満や行き過ぎを感じつつも製作者の哲学と意志が見られたが、戦闘にそれはない。
別に快適に動かせるわけじゃないし、深みがあるわけでもない。敵の種類は多いが、見た目だけで動きはどいつも大して変わらんように思う。
何より、簡単なのだ。所謂「ハメ」が可能で、これを繰り返せばどんな敵にも勝てる。格ゲーならこんなの間違いなく糞扱いである。
遠距離攻撃を当てると、敵は必ずダウンする。ガードされても、尻もちをつく(無防備になる)ので、更に遠距離攻撃を出せば必中だ。
あとは敵の起き上がりに同じことを繰り返すだけ。まぁ間合いを間違えると近距離攻撃が出るので、その調整には気を配る必要があるけどな。
敵のダウン中にゲージを溜めれば、数回ダウンさせた後にいい感じに必殺技を出せる。まぁ必殺技は威力が高いものの、性能はあまりよくないが。
与えるダメージが低めなので時間はかかるが、ラスボス含めどんな敵もハメで倒せる。これはダメとしか言い様がないよ。はぁ。
ハメを使わず真面目に戦うと一気に難度が上がるし、別にそれで面白くなるわけでもない。せめてもっと攻撃手段を増やせよ、と。
瀕死の敵をダウンさせ必殺技を当てると、敵を「キャプチャー」し(戦闘にもその時点で勝利)、以降の戦闘で敵の能力を使うことができる。
しかしこれもつまらん。キャプチャー能力が便利でも面白くもないので、使う気になれん。先に進めばすぐに古くて使えなくなるし。
今作には成長要素がほぼなく、新しい武器を装備しても見た目や攻撃は全く同じ。キャプチャーも多彩さを生む役割は果たしていない。
せめてキャプチャーモンスターに強化要素でもあればと思うが、雑魚戦がないからそんなのは無理か。はぁ。
戦闘に関しては何もいい所がないが、難度は低いので不満度も低めだった。移動の大変さを思えば、これでよかったのかもしれんな……。


物語は、結構凝っている。今作は「パラレルシナリオシステム」とやらを採用している。所謂マルチシナリオだな。大まかに5ルートある。
最初、ゲームは船の中から始まる。そこから船長室を目指すことになるのだが、画面右下に経過時間が表示され、タイムアタック開始。
このタイムアタックの結果により、その後の展開が3つに分岐するのだ。更に3つ目からは第4シナリオ(言わば真ルート)へ行き、5つ目はオマケ。
各シナリオは「パラレル」を名乗るだけあり、別ルートを踏まえた「他の選択肢」が描かれる。ルート1が実質ルート2のバッドエンドだったり。
最初の船での振り分けもなかなか良く出来ていて、3分以内でルート3、4分以内で2、それ以上だと1なのだが、初回プレーでは1以外まず無理。
極悪操作性により、4分どころか10分かかる。俺は20分かかったし。まぁ意図が分かったからそんなに焦らなかったけど。
つまりゲームに不慣れな初回はバッド風味のルート1へ行き、慣れた2回目で先のルートへ行けるようにバランス調整してあるのだ。
実際、操作に慣れれば3~4分以内も決して不可能ではない。様々なショートカットが存在したりして、何気に奥が深い。
ちなみに今作は色んな意味で自力では無理と判断したんで、分からない箇所はネットに頼った。ルート5の条件とか意味不明だし。
まぁそれでも難しいゲームだけどな。結局は自分の指に委ねられる。やれやれ……。

物語の作りは面白いが、内容はちょっと中途半端だったように思う。ルート毎に色々設定が明らかになっていくんだが、最後が尻すぼみだった。
今作には「ビラン」という敵キャラがいて、コイツが全てのキーとなっている。ちなみに「変態殺戮生物」である。形を変えるって意味な。
主人公はバウンティ・ハンターで、ビランを捕獲し、移送船に乗り込む所からゲームが始まる。が、ビランは檻からあっさり脱獄するんだよな。
……あんだけビランは危険だ危険だ言ってたのに、檻がヘボすぎるだろうと。んで船内が修羅場となったので、主人公は船長室へ急ぐのだ。
ルート2では船長室でビランと早々に対決することになる。ラスボス的存在を最初のダンジョンで倒すんだから、何ともケッタイなゲームである。
このビランは喋ることはなく、危険である以上に謎の存在だ。それが物語上で明かされていくんだが……何とも、中途半端だった。
ほうき星とビランの関係は何だったのよ? 主人公のキャプチャー能力とも関係があるはずなのに、結局その説明もなかったし。うーん。
今作は各ルートに入ってからも結構分岐が多いので、もしかしたら俺の知らん分岐では謎が語られているのかもな。
難度的にしんどすぎたから、俺は各ルートを一度クリアーしただけで満足しておいた。ゲームに慣れた今ならまぁやれるだろうけど……。

キャラは意外と個性的で面白かったな。魅力的だったとまではいかんが……。
主人公リュー・ヤー。名前が凄い。凄腕バウンティ・ハンターという中2魂に触れる設定。変な鎧を装備していて、キャプチャー能力を持つ。
行動や言動が突飛で、感情移入が出来ない主人公だった。言われるがままに酒飲んでトチ狂って子供に喧嘩売るとか、お前死ねよ。はぁ。
あまり楽しい過去を持っていないようで、それも伏線だと思っていたんだが、ロクに明かされなかったし。描写不足なんだよなぁ……。
ヒロイン・コユキ。国にスパイ活動を強要されている忍者という中2心を震わせる設定。見た目が妙なのは時代のせいか。
ルート1では悲劇的に死んでしまうが、ルート2でラブコメ的にリューといい仲になる。でもルート3では妹の方が好みだとか言われる。
こいつも「実は精霊的存在」と判明したものの、その後の描写がなく、あれは何だったんだと思う。意味分からん。もう1つルートがあるのか?
他にも色々なキャラが登場するが、今作はサブキャラの描写が薄く、「お前誰だっけ?」状態が多発した。あんなに要らんって。
説明書に描かれてるリューのハンター仲間なんて殆ど出番ないのに名前とイラストと設定があって、却って気の毒だったなぁ。
ルートと選択肢次第じゃキャラがゴロゴロ死ぬのは結構インパクトがあった。任務に失敗すると怒って敵対してくる奴もいたな。
……やはり、シナリオが全体的に短いのだ。パラレルの作りは悪くないんだから、サブイベントやらをもっと詰め込んでほしかった。はぁ。

今作には金の概念がない。ゲームの舞台は移送船と監獄島だけなので、店の存在がないからだ。
その代わり「シガレット」というアイテムとモノや情報を交換することになる……と説明書に書いてあるんだが、これも非常に半端。
つーか俺がプレーした限りでは、武器と交換してくれる姉ちゃんが一人、情報交換を持ち掛けてくる男が一人いただけ。何なのよこれ。
もっとこう、限りあるシガレットをどう使うか悩むような作りだと思っていたのに……盛大に肩透かしだった。どうも抜けてるよなぁ今作。
金じゃないが「バウンティポイント」というステータスはあって、戦闘結果によってこれが加算される。シガレットからも替えられる。
ポイントを使えばリューのHPを増やすことができるが、ゲーム中に手に入る分だと、せいぜい2回、多くても3回までだろう。
つっても戦闘の難度が低いので、強化はやってもやらなくてもあまり関係がない。ここも失敗してるなぁ。はぁ。
ポイントの使用は戦闘じゃなくアスレチック場面に多い。今作では「穴」に落ちると、相棒の鳥がポイントを使って助けてくれるのだ。
何かバウンティ・ハンターの掟としてそうなってるらしい。一回20ポイント。それ以下で穴に落ちれば、無情にゲームオーバー。
今作のアスレチックは非常に厳しいので、あまりに落ちまくってポイントが乏しくなったら、リセットしてセーブデータからやり直した方がいい。
変にポイント使いまくって突破しても、その状態でセーブしたら後々困ることになりかねない。ホント、落ちるよ。穴が怖いよ……。

今作の難しいところは操作とアスレチック……と何度も述べたが、実は「最大の難所」となると違う。それはあるミニゲームだったりする。
ゲーム中にとある場所で、ジャンプ可能なトロッコに乗り、所々途切れてる線路を落ちずに進んでいく……というミニゲームをやらされるのだ。
まぁゲーム好きなら1度や2度は経験のあるシチュエーションであろう。……しかしその難度は、恐らく貴方が知るどのトロッコよりも高い。
トロッコ速い、線路断絶多い、視点が悪い(穴が把握しにくい)の三重苦。落ちて失敗すればまた最初から。もちろん鳥にポイントも奪われる。
それでもルート2で登場する分はまだ理性の範囲にあったが、ルート3でのトロッコは……目眩がするほど難しかった。製作者に殺意を覚えた。
あのな、お前、プレーヤーにクリアーさせる気あるのか? ゲームを楽しんでもらいたくはないのか? クリアーさせるのが癪なのか?
操作難度については、「そういう調整」と受け入れることもできるが、このトロッコは、ない。もうどっからどう見てもやり過ぎ。
今更このゲームをプレーしようなんて物好きはいないだろうが、もしいたら、トロッコで吐くほど苦労することだけは覚悟しておいた方がいい。
リューが荷台に乗ってるグラフィックが異常に潰れててかなり笑えるんだが、笑ってる余裕なんてないんだよな……はぁ。


ふぅ。実は今回、キャプチャーを使用し、テレビじゃなくパソコンのモニターに映してプレーをした。これは個人的に小さな革命だった。
去年、メインで使うモニターを購入して以来、HDMI入力のない古いハードをプレーするのにかなり手間がかかるようになった。
その為どうしても腰が重くなり、旧作プレーが滞った。サターンの誓いを守れなかった理由の1つはこれである。
しかしパソをモニターに使えるなら、手間は大幅に減らせる。気楽にプレーできる。これは大きな収穫だった。今後はこれでやっていこう。
まぁショボいノーパソだから表示に結構ラグがあるんだが、格ゲーでもない限りそこまで問題にはならない。アクションの今作でもやれたからな。
DCやPS2等、まだまだ旧ハードでも未プレーのタイトルは多い。頻度は落ちても、やっていかねば。でなきゃ我がゲー道は……っ!!

今作はそれなりの期待を受けて発売されたものの、内容の偏りからか販売に苦戦したと記憶している。細かいことは分からないが。
96年と言えば年始に「FF7、PSで発売」の報が流れた、ゲーム業界の転換期となった年である。……その激動の年に、こんなド硬派な作品を……。
セガはこの年の年末にも「エアーズアドベンチャー」でやらかしちまってるしなぁ。当時のRPG枠の大事さを分かってなかったんかよ。はぁ。
クライマックス社の名前も、今作の後は聞かなくなったように思う。その後もゲームを作り続け、今も会社は存在するようだが……。
天才プログラマーと呼ばれた内藤寛(かん)氏、今はどうしてるんかな。例によってスマホゲかな。まぁ元気でいてくれれば……。

取り敢えず今年のサターンゲーをやり切ることができた。今はそれで満足しておこう。義務は果たさにゃならん。遊びじゃないんだからよ。
「最初は最悪に近いほど合わなかったが、やってるうちにハマれた」というのも大きい。俺はまだまだこういうセンスを持ってるんだ。うん。
サターンが生まれて20年。ライバルPSは、既にPS4まで家族を増やしました。全てが順調ではないが、脈々とその血を継承していっている。
では、サターンの血は? 絶えたのか? サターンは死んだが、志も一緒に消えたのか? セガは倒れたままなのか!?
……そんなん、俺には分からん。パチ屋に魂売った時点でセガにそんなん期待してないし。セガは今を生きている。まぁ、それも、いいさ。
俺が出来るのは、今サターンを遊ぶことだ。商売としては死んでも、俺の家でハードは生きている。そしてハードが動けば、ゲームは遊べる。
ゲームが動くハードがあるなら、俺のやることは1つだ。他にもハードはあるし、何だか気力も衰えがちだが、それでも、これからも、サターンを。
比類なき64ビット級な脳天直撃デュアルCPUゲーム機・セガサターンの更なる発展を願って終わり。言ってる意味が分からんが、いいんだよ。

あー、日付変わっちまったな。狙ったわけじゃないが、11月22日に上げられそうだったのに。グダグダしてるから。
まぁこんな間抜けなズレがサターンには似合ってるか。はは。悪口じゃないよ。可愛いよサターン。ごめんな、いつまでも執着してて。
はぁ……。








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6 コメント

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Unknown (hone)
2014-11-26 16:33:52
セガサターン良かったですよね
たとえカートリッジがバグってゴミファイルで埋まったとしてもPSのメモカよりはセーブたくさんできてたし、十字キーもPSよりは遥かに良かったり、国民的RPGで勝敗がついてしまった感はありますが…

ソフトは未だにリメイク版仙窟活龍大戦カオスシードが大好きです。
未プレイですが勇者のくせになまいきだ。みたいな感じになるんですかね、仲間が獣だったり侵入者が勇者や英雄だったり
SFCからうまく追加されたシナリオやキャラ絵のカットインに声優のボイスとかサービス精神が詰まっていましたし
今は亡きネバーランドカンパニーの傑作だと思います。
キャラとシステムの両方の出来が良いのでたまにやりたくなります。
もし未プレイでしたら、勝手ですがいつかやるゲームの候補としておすすめさせてください
返信する
Unknown (ota)
2014-11-27 02:20:05
サターンはいいですよ……嗚呼。
>たとえカートリッジがバグってゴミファイルで埋まったとしてもPSのメモカよりはセーブたくさんできてたし
あー、ありますよねゴミファイルw FFFFFFFFとかww 耐久性は怖いですが、PSメモカに比べて非常にリーズナブルでしたよね。

あー、カオスシード、昔欲しかったんですけど、高値安定のソフトなんで断念したんですよね。
その後続編もリメイクも復刻もなく、勿体無いと思ってました。サターンアーカイブスは難しいんだろうな……。
「レイディアントシルバーガン」みたいにDLソフトとして1500円で売ればヒットすると思うんですけどね。俺も買いますわ。
お勧めありがとうございます、覚えておきます。脳天直撃、セガサターン。
返信する
Unknown (グレアム尊士)
2016-09-05 10:05:22
はじめまして、というか、じつは二回目のコメント投稿になります。いささか古い記事ですが、本作ダークセイバーは私がもっとも好きなサターンソフトの一つなので衝動的にコメントを書きたくなりました。
しかし…サターン現役当時であるならまだしも、2014年に初プレイできちんとクリアなされたんですか(笑)全体的にアクが強くて、しかもアスレチックの難度が高いので、とてもじゃないけど他人様に薦められるタイトルじゃないんですよね。
下水道、天空のシルバス城、トロッコ…今思い出しても寒気がします。直角ジャンプという、稀に見る操作を要求する本作は妙な魅力がありました。たぶん私は今プレイしてもクリアできないと思います。

戦闘、というか、キャプチャーシステムは、ですね。
あれは基本性能よりも、戦う相手によって相性があるっていうのが重要なんですよ。相性の良いキャラをぶつけると大ダメージを叩き出せて楽勝なんですが、逆に相性の悪いキャラをぶつけると1しかダメージを与えられなくて実質詰むという。
で、相性が良いか悪いかは実際に試してみないとわからない、失敗したら前のセーブポイントに逆戻り、それがイヤなら攻略本でも買ってくれ、という…まあ、酷いシステムですよ(笑)
私も一回使ったきりでした。

個人的にお勧めなサターンソフトの筆頭に挙がるのはガングリフォンでしょうか。シューティングだとパンツァードラグーンシリーズは鉄板ですね。ダイダロスはムービーが物凄くカッコいいんですが、ゲームプレイは…正直…
あとはヴァーチャルハイドライドが好きでした。嫌がらせで言えば、100円以下で確保できればダークシードは一回体験する価値はあると思います(笑)コテコテの洋ゲーADVで、サターン版は説明書に攻略法が全部書かれているという…まあ、それでも私はクリアできなかったんですが…
返信する
Unknown (ota)
2016-09-06 01:36:33
あーでは改めて、初めまして。コメントありがとうございます。

ダークセイバーがサターンで一番好きですか……このゲームは発売当時でも相当尖ってたと思うんですが、なかなか渋いですね。
>下水道、天空のシルバス城、トロッコ…今思い出しても寒気がします。
俺はとにかくトロッコでした。画面見てたらミスするから、タイミングでやった気がしますw 思い出すと冷や汗出ますね、ホント。
天空城は一段一段登っていくのが地道な山登りみたいで割と楽しかったような。まぁトロッコ補正で苦難が上書きされてるんでしょうけどw

>あれは基本性能よりも、戦う相手によって相性があるっていうのが重要なんですよ。
おお……なるほど。製作者のやりたいことは分かるんですが、それを「実際に戦って調べろ」はちと無茶ですなw
俺はハメ戦法を発見してからは「勝てるからもうリューヤ―のままでいいや」と思い、殆ど使いませんでしたね。
今作の戦闘部分はかなり練り込み不足だと思います。ここはやり方次第でもっと面白く出来たかと。うーむ。

ガングリフォンは、どんなゲームかもしらないんですよね……サターン好きとして非常に勉強不足ですな。ううむ。
パンツァードラグーンは、1、2、アゼルとやりました。シューティングが苦手な俺でも何故かあっさりクリアーできましたね。
ヴァーチャルハイドライド、持ってますw 何気に来年辺りのサターンゲー候補にも入れてます。シュールなゲームっぽいですね。

そういや、上でコメントを頂いたhoneさんに「カオスシード」を譲って頂いてたりします。
まだまだやらなきゃならんサターンゲーは多いです。現行機の合間を縫って、になりますが、こればっかしはなぁ……。
返信する
懐かしい (やむ)
2018-02-13 22:37:42
小学生の頃やりまくったなぁ!
ダークセイバーを何周もしてたあの頃に戻りたい・・・
結局、クソゲーだろうが少ないお小遣いで中古で買ってきたゲームを何度も何度もやってたあの頃が一番ゲームを楽しんでたなぁと思い出して鼻の奥がツンとしました。

セガサターンのオススメは沢山ありますが、個人的にはダイナマイト刑事は外せませんね。
RPGならルナシルバースターストーリーとグランディアは何周もしたなぁ〜


今はゲームを続けるのが辛いレベルですが久しぶりにやってみようかな!

ありがとうございました!
返信する
Unknown (ota)
2018-02-14 01:18:13
小学生でこのゲームやってたんですか……えらく硬派ですなw

>結局、クソゲーだろうが少ないお小遣いで中古で買ってきたゲームを何度も何度もやってたあの頃が一番ゲームを楽しんでたなぁと思い出して鼻の奥がツンとしました。
昔は例えつまらないゲームを買ってしまっても「じゃあ別のやつ」とはいきませんでしたね。嫌でもそのゲームをやるしかない。
不自由ではありましたが、それだけゲームに情熱を持っていたとも言えます。俺もガキの頃やったゲームの楽しさは別格でした。
今はぶっちゃけソフトは幾らでも買えますが、それが必ずしも幸せには繋がってませんねw あーあ……。

>セガサターンのオススメは沢山ありますが、個人的にはダイナマイト刑事は外せませんね。
ダイナマイト刑事は確かにいっぺんやらなきゃと思ってます。ルナは昔プレーしたので、2の方をやってみたいですね。

>今はゲームを続けるのが辛いレベルですが久しぶりにやってみようかな!
大人になるとゲームが重くなるのはよく分かります。が、いざプレーしてみたらやっぱり面白かったりしますよw
色々事情はあるでしょうけど、気が向いたら是非またコントローラーを手にとってみて下さいませ。
返信する

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