腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

超回転 寿司ストライカー ~The Way of Sushido~(SWITCH版)

2019年09月29日 18時33分21秒 | SWITCHゲーム感想文
【ハード】Switch
【メーカー】任天堂
【発売日】2018年6月8日
【定価】5,378円(税込)
【購入価格】1,728(新品 現物版)
【プレー時間】24時間


寿司。これを知らない日本人はいない。今や日本食の代表的存在として世界でも有名で、海外の店も多い。らしい。
かつては職人が握る高級食品という位置づけだったが、回転寿司の登場により安価寿司が一気に普及した。……と思う。
つっても高級寿司もそれはそれで健在である。回転寿司は単純に寿司の裾野を広げ、有明食を国民食にまで仕立てた。
皆大好きなお寿司。気楽に行ける回転寿司、お祝い事の時はちょっとお高い高級店。将太の寿司の審査員は柏手十六連射。
が!! その日本の国民食たる寿司を、俺は食えないのである。いや食えないわけではない。正確には好きじゃない、かな。
もっと正確に言えば、生魚が苦手なのだ。だから刺し身も食べない。醤油垂らして食うあれ、俺には全く縁がない。
ガキの頃は、「まぁ大人になったら食べられるようになるだろ」と楽観視していた。実際、成長すれば舌は変わるもんだし。
……しかし、その期待は見事に裏切られた。俺はホント、情けない程に「子供舌」のままである。カレーラーメン焼きそば。
ゲーオタであることは別に恥とは思わんが、この舌に関しては「もうちょい何とかならんかったんか」と思う。ならんが。
寿司が苦手で刺し身は食えず酒も飲まない。お前は一体何だ。その昭和生まれの体は飾りか? 今まで一体何をしてたんだ?
うあぁあああ!! てわけで、寿司は俺の48のコンプレックスの一つであり、存在で色々と傷つけられるのである。はぁ。

「超回転 寿司ストライカー」である。説明するまでもなく、寿司を題材にしたゲームだ。俺と最も縁遠いタイトルである。
……てのは嘘で、別に寿司嫌いがプレー不可なゲームではない。当たり前だろ。つまり前振りも無意味だったのさ。ごめん。
取り敢えず、非常に奇天烈なゲームである。Switch発売以来調子の良い任天堂が、少々「馬鹿な」ゲームを出した感じだ。
つっても無論ゲーム部分はまともだ。少々世界設定がおかしいだけだ。馬鹿馬鹿しさを受け入れられるなら問題なかろう。
今作は3DSとSwitchのマルチで発売された。特に性能が必要なゲームではないから、内容はほぼ同じと思っていいだろう。
俺が買ったのはSwitch版。無論信念があったわけじゃなく、投げ売りがあったからだ。まぁ上位機を選べば問題あるまい。
……そう思っていたのだがな。これが大きな罠だった。3DS版を触ったわけじゃないから想像だけど、それでも、な……。

何が問題なのか。「タッチパネル」である。今作は回転寿司をテーマにしたゲームで、タッチパネルを多用するのである。
簡単に説明すると、レーンを流れる寿司をタッチでどんどん取っていき、その皿で相手を攻撃するゲームだ。……分かれ。
まぁ大まかに想像は出来るだろう。そして当然ながら寿司を連続して取っていくコンボの要素がある。タッチパネル大活躍だ。
で、3DSなら問題ない。元々タッチパネルとペン操作を念頭に作られたハードだからだ。今作でも自然に対応しているはず。
……が。Switchは、周知のように形態変化ハードである。携帯機にもなれるが、それ専用ではない。携帯機ではないのだ。
そのためか、Switchのタッチパネルは3DSのものとは違い、静電式だ。技術的なこた知らんが、要はタッチペンを使えない。
突いても反応しないし、スライドさせても付いてこない。DS式、感圧式のありがたさをこれでもかと痛感するのだった。
Switchがこの仕様であることは、別に問題ない。携帯機じゃないんだから。俺はタッチパネル非搭載とさえ想像してたし。
しかし、今作のような「タッチパネル使用前提」のゲームを出すとなると話は別だ。ハッキリ言って、まともにプレー不可能。
だって、チュートリアルでは、ペンは使えないから「指でやれ」て言ってるからな。冗談のような本当の話だ。
もちろん指でやってもまともに操作は出来ない。Switchのタッチパネルはこの手のゲームをやれるようにはなっていない。
今作は完全に3DS向けのタイトルで、Switchはオマケだったのだ。それに気付けなかったのは大きなミスだった。
いやオマケつーより罠かも。ようこれをSwitchでも出したな任天堂。岩田氏が存命なら!! ……出てたよね。はぁ。

で。タッチパネルではほぼプレー不可能だが、ゲーム自体がそうではない。そう、ボタン操作も可能なのだ。無論3DS版でも。
だが、どう考えても今作はタッチパネル向けだ。狙った寿司を押すのに、パネルは一瞬、ボタンだとカーソル移動が必要。
その後にコンボを狙う操作を含め、どちらが快適かは考えるまでもない。……けど、仕方ない。買っちまったんだから。
実際ボタン操作でガッツリ遊んだから、「これはこれで」と思わないでもないのだが……やはり本心では納得が行かない。
そしてボタン操作は、操作性が良くない。一応パネルに相当するよう配慮はされているんだが、それがあまりよろしくない。
狙った寿司を「掴む」際にカーソルが妙な補正をかけていて、狙いがズレるのである。それが配慮であるらしいのだが。
任天堂もさすがに今作をSwitchパネルでやるのは無理があると承知していたはず。だからほぼ全員がボタン操作になる、と。
その割に、ボタン操作が洗練されているとは言い難い。プレーしている最中、常に指に引っ掛かりを覚えている感じだ。
ぶっちゃけそこまでシビアなゲームではないから、誤魔化し誤魔化しでプレーは出来たが……スッキリしない気持ちが残る。
まぁ、結局3DSでやるべきゲーム、としか言い様がないのであった。Switch版は生まれながらにしてダメ。……言い過ぎか。


さて、ゲーム。さっき書いたが、画面を流れていく寿司を掴んで取り、その皿で相手を攻撃するゲームだ。……受け入れろ。
元ネタは回転寿司だが、円ではなく直線のレーンを寿司が流れていく。レーンは4つで、直線だから画面端で切れてしまう。
寿司皿には種類があり、同種の皿が近くにあると続けて取ることが出来る。これがコンボだ。無論、多く繋がるほどいい。
最初の寿司を掴めば同種の皿が光るので、確認は簡単。後は同種皿が接近してくるのを待ち、その皿を取り、また次へ。
ただし1回の寿司取りには制限時間があるし、レーンが動くからずっと待ってると画面端に辿り着きコンボは強制終了となる。
流れるレーンの中で素早く次に取るべき皿を見極め、コンボを繋ぐのが今作の攻略となる。……ペンでなら快適だろうなぁ。
取った皿は自分の前に積まれ、いつでも投げられる。20枚積んでも一気投げ出来る。殺す気かよ。なんて野蛮なゲームだ。
同種皿の山を連続で投げればボーナスが入ったりと、ダメージを増やす方法が色々用意されている。慣れれば狙えるだろう。
溜め込んだ皿を一気に投げつけて大ダメージを取れれば、非常に気持ちが良い。繋がりが良ければ凄まじい威力になる。
今作、寿司を繋いでいく時やぶつける際の効果音等、「気持ち良さ」にはかなり気を配って作られている。操作性に反して。
なんだかんだでゲームを続けられたのは、気持ち良さがあったからだと思う。……称賛すべきだが、操作性がつくづく惜しい。
俺はCPU戦しかやってないが、対人戦を見据えれば詰めるべきことは多い。やり込み甲斐はあるだろう。多分。
ま、対人戦やるなら3DS版一択だと思われるが。Switch版はお裾分けプレーが可能なので、そこは素晴らしいんだけどね……。

基本システムの他に、「スキル」がある。スシガミというまんまやんけな神を身につけることで使用可能。最大3体まで。
スシガミの数はかなり多く、固有のスキルを発動すれば一定時間自分を強化したり、敵を邪魔したりと効果は様々。
また経験値制なので使い続けるとパワーアップし、効果が上がる。見た目も精悍になる。スシガミは今作のポケモンだな。
ちなみに主人公自身も経験値制で成長し、最大HPと攻撃力が上がっていく。敵が強いと感じたら稼ぎが可能というわけだ。
自身はともかく、スシガミの育成も今作の売りと言えるだろう。……が、個人的には全く魅力なしだった。どうでもいい。
数は多いけど身につけられるのは3体、あとサブで2体で、それ以外は戦闘しても経験値を得られず延々成長しない。
となると使うスシガミは結局固定になりがちだ。たまに特殊なクリア条件のために引っ張り出す奴が出てくるけど。
いつも思うけど、こういうとこを何でケチるのかね? RPGで、戦闘非参加のパーティメンバーは経験値貰えないとかさ。
そんなことしたら格差が付いて当たり前だし、使用率も当然偏ってしまう。それが製作者の望みなのか? 違うだろ?
実際んとこ、全員均等に強くなっても、ゲームバランスにさして影響なんてないやろ。少なくとも今作はそうだと思う。
装備スシガミを入れ替えるインターフェースも快適とはとても言えず、やる気になれない。結果、ほぼ固定。つまんね。
ちなみに俺のレギュラーは「ジンライ」「トラゾウ」「ゴクオウ」。3体とも使いやすいスキルなので、特に困らなかった。
実際他のスシガミを見ても、これがベストじゃねと思った。敵を邪魔するより自身強化の方がええやろ。多分。


ゲームはすごろくマップを一歩ずつ進み、マスのイベントを見て敵と戦っていく。敵にランダム要素はなく、全て固定だ。
全ての敵がレベルやスシガミ(敵も持っている)を固定で設定されている。これは何気に珍しい作りかもしれない。
それでいて戦闘数はかなり多く、ボリュームがある。ボス戦だけじゃなく雑魚戦まで丁寧に作ってることには感心した。
全ての戦闘にコンセプトがあり、それに合わせた戦法を考える必要がある。……けどまぁ、実際はテキトーでも通じるが。
ただ、今作には「勝利条件を満たすと褒章が貰える」という要素がある。〇秒以内で倒したとか、スキル未使用とか。
つまりただ勝利するだけでは片手落ちなのだ。貰える褒賞は1戦闘につき3つ。取り逃しても、挑戦は何度でも可能。
褒章を集めると隠しステージが出現したりしてゲームが広がるし、何よりこちらの自尊心が満たされる。狙うしかない。
……が、褒章が出る勝利条件は様々であり、例えば「HPを〇〇回復させて勝利」が条件だと、回復スキルが必須となる。
となればそれに対応するスシガミを装備しなければならない。……となれば面倒臭い。鍛えてないスシガミは弱いし。
序盤は普通に戦ってるだけでもガンガン褒賞を取れるが、ゲームが進むと条件はどんどん厳しくなり、対応を迫られる。
終盤だと戦闘に勝っても褒賞はゼロという事態もザラになる。全ての褒賞を取るのも不可能じゃないが、相当に面倒臭い。
「瞬殺してはいけない」条件の褒賞もあり、その場合はわざと手を抜く必要がある。これは非常に馬鹿馬鹿しかった。はぁ。

戦闘自体の難度もゲームを進めればどんどん上がる。それはまぁ当然だが、今作の場合それがどうにも不快気味だった。
上に書いた褒賞条件の複雑・理不尽化もあるし、敵のスシガミが持つ嫌がらせスキルが強烈になり、いちいちプレーを阻む。
繰り返すが、ゲーム進行と共に難度が上がるのは当然のことだ。そこに文句はない。……が、それがどこか気に障る。
今作の長所である「気持ち良さ」を、今作の中盤以降はみすみす潰してるように思えるのだ。不快さばかりが増していく。
幸いにして隠しステージ解放条件の褒賞数はそんなに多くないので、大半のステージを解放・プレーできたはず。これでいい。
途中まではもちろん「全ステージ全褒章を取ってやるぜ!」と思っていたが、気持ちが失せた。正直やってられん。
まぁ今作のゲーム性を考えたら、難度調整にはどうしても「邪魔能力の強化」が必要はことは分かるのだが。
正面からCPUのプレーを強くしたら、それはそれで理不尽というか、そっちの方が難しくなりすぎてしまうだろうからね。
普通にプレーし、負けたら勝てる戦闘を繰り返してレベルを上げていけば、今作はクリアー出来る。……なら、いいか。
ちなみに難度調整はなく、クリア後のハードモード等もない。この作りには好印象。シンプルに行こーぜ。んー……。


物語・世界設定。ここは完全に遊んでいた。つっても良くも悪くも「狙った馬鹿馬鹿しさ」であり、笑えるかは……。
とある国で、帝国と共和国間の戦争があった。争いのネタは、言うまでもなく寿司。帝国が寿司の独占を目論んだのだ。
両国は寿司バトルで争ったが、帝国が勝利。数年後、共和国に住む子供たちは寿司を知らず、腹を空かせる日々を送っていた。
主人公「ムサシ(ちなみに男女を選べるがどちらでもムサシ)」もそんな一人だったが、ある日反帝国レジスタンスと出会う。
んで、何やら寿司バトルの才能があると見込まれ、スシガミも仲間になり、ムサシは打倒帝国へ向けて動き出すのであった。
……うーん。寿司バトルはいいけど、兵器とかはないの? タイマンのみで戦争なんて出来るの? 突っ込んではいけない。
ゲーム的にはすごろく状のフィールドを一歩ずつ進めて敵と戦い、勝利し、少しずつ帝国の領土を解放(侵略?)していく。
ボスだけでなく全ての雑魚戦の前にもミニイベントや勝利・敗北台詞が用意されており、ここは気合入ってるなと感心した。
敵キャラも当然ながら遊んでいて、筋肉マッチョ隊やセクシー美女軍団が立ちはだかる。まぁニッコリ笑っておくべきだろう。
個人的には何度かクスリとは出来たからそれでいい。期待するようなもんじゃない。肩の力を抜いて笑おう。ふひひ。

馬鹿世界ながら無粋に突っ込んでしまいたくなるのが、「寿司はどっから出てくるのか?」だ。で、答えは、スシガミだ。
プレー中にレーンを流れてくる膨大な数の寿司は、全部スシガミが生み出しているらしい。……幾らなんでも無理ない?
そんなんで寿司を生み出せるなら、そもそも喧嘩する必要ないやん。スシガミはいっぱいいるんだし。食糧問題完全解決。
寿司バトルも、結局投げつけるのは皿なんだから、「寿司を食う」という行為に意味がない。寧ろ寿司なんかいらないよ。
お馬鹿世界なんだから突っ込みが野暮なのは分かってるが、馬鹿なりにもうちょい理屈付けを頑張れんかったんかと思う。
「寿司バトルは架空世界でやるゲームで、だから寿司は無限に生み出せるし食っても腹が減らない」とかさ。そういうの。
お馬鹿だからってテキトーでオッケーってわけじゃないからね。……オッケーかもしれんけどさ。俺も言ってるだけだし。
誰も気にせず、流されていくテキトーな設定。創作とはいえ「本当にある世界」の話なのに。寂しいもんだね。

キャラは敵も味方も少年漫画的で馴染みやすい。主人公ムサシも、まぁ嫌味のない熱血キャラで悪くはなかった。
一人面白かったのが、謎の男「チャラオ」。何度も登場しては軽薄な態度で、帝国とは無関係に寿司バトルを仕掛けてくる。
その際に言う「マーヒーなら、ムーゲーしません? マーヒーならムーゲーしまショー!」等の台詞が、何故か妙に笑えた。
要は昔の芸能界で流行ってた(多分)逆さ言葉の多用なのだが、最近は意外と見ないからツボにハマるものがあった。
コイツは終始謎の男で、戦闘(遊びだが)に勝つと風のように去っていき、また突如現れる。再会の度に笑みが零れた。
去り際の「あー、ケツカッチン! シータク飛ばしてギロッポン! そんじゃ」は、しばらく俺の脳内口癖になったほどだ。
チャラオ(ちなみに本名不詳だから仮名)の台詞は今作で一番俺の肌に合った。とても面白かった。ここは絶賛しておく。
……そこまで面白かったか? まぁええやんけ、素直に笑えたんだから。そういうのでいいんだよ。真っ直ぐ笑いたい。

物語は割とどうでもいいのだが、EDがスッキリしなかった。続編を見越してるのかもしれんが、ちょっとあれはないと思う。
敵の親玉を倒し、ムサシは「これからは一緒に寿司を食おうぜ」的に手を差し伸べるのだが、敵は手を払い除け、消える。
つまりまだ倒しきれていない。ムサシの母親やチャラオの正体といった謎も匂わせたままで中途半端に終わってしまった。
俺は最初「ああ、これは真のEDがあるな」と思い、クリア後も褒賞を集めたりしていたのだが、無いんだよ、真のED。
いやー……だとしたらこれはおかしいでしょ任天堂。続編へ繋ぐのはありとしても、今作だけでスッキリさせろってんだ。
お馬鹿物語なのに、最後は笑えない終わり方であった。……どうでもいいっちゃいいんだけどね。愛着なんてないし。はぁ。

グラフィックは……実はレベルが低い。正確にはグラフィックではなくイラストが。いや、なんか下手なんだよ。マジで。
パッケ絵等では違和感がないが、ゲーム中の立ち絵やアニメーションだと「あれ?」て箇所が多い。これでプロなの? て。
もしかしたら描き手なりの味なのかもしれんが、俺は単なる下手としか感じられなかった。これ通してよかったのか任天堂。
グラフィック自体も、まぁそこを頑張るゲームではないのかもしれんが、どこか安っぽかった。低予算ゲー丸出しだった。
気合を感じたのはスシガミの数と形態くらいだな。尤も、大半を使ってないから、絵も大半は見られなかったのだが。
音楽は、作風に合ってて割と良かった。特にOP主題歌は熱さも馬鹿さもあるいい歌だった。もうちょいバズっても良いレベル。
ボイスが極端な「一言ボイス制」で、毎回メッセージのどこまで喋るのかが分からず、非常に不安定だった。……伝わる?
あんな中途半端なことするなら、フルボイスかボイス無しかどっちかにしろよ。ケチる意味が分からんよ。


ふぅ。真のEDがあると思ってクリア後も褒賞を集めたが、無いようなので終了。まぁそこそこ埋められたから良しとしよう。
ちなみにネット対戦モードが用意されているので繋いでみたが、10分待ちを3回くらい試しても誰一人引っかからなかった。
去年発売のゲームとはいえ、任天堂のSwitchソフト、値崩れもあり出回りは悪くないだろう。なのに酷い有様だった。
世間的評価がよく表れていた。3DS版の方はどうなのかね。サーバーが分けられてるのかどうかは知らんけど。
EDが異様に消化不良なことから、今作は続編が念頭にあったことは分かる。ゲーム性で弄れる部分も多いだろうし。……が。
望みは薄そうだ。正直、俺も出たとしても手を出さないと思う。今作はそれなりに楽しめたが、「騙された」感も強い。
ここまでタッチパネル向きなゲームをSwitchで出しちゃあかんでしょ。それを承知でやったってのが実に気に食わんわ。
とは言っても、じゃあ3DSのみで続編を出すとなったら、売上は全く立ちそうにない。……やっぱ、ないな。残念だけど。
マリオやゼルダやスプラがガンガン売れてる中、こういう変化球ゲームが小ヒットを飛ばす……そんな微笑ましい現実はない。
あるとしても、今ならDL専売だな。パッケソフトでは難しい。今やパッケで出すこと自体が非常に贅沢な時代だからな。
任天堂ほどの会社でも、こういうお馬鹿ソフトをパッケで出すのは今後厳しいだろう。……もしかして最後? いやそれは。
その意味じゃ貴重なゲームをやれたのかもな。そう思って慰めておこう。なんでもないようなことが幸せだったと思ぉう。
比類なき変化球ゲームの未来を願って終わり。DL版になら活路はあるさ。大作だけじゃ市場は作れない。頑張ってください。

……あ、ちなみに、今作で寿司食いまくったしグラフィックでも色々見たけど、寿司食いたいとは全然思いませんでした。
ちょっとだけそういう効果も期待してたんだが、なかった。当然だろアホか。はい。……いや、今一周回った。行こう。
今度回転寿司にでも行こう。別に食えないわけじゃないんだ。一食、頑張る。今作をプレーしたおかげだ。ありがとう。
回転寿司には寿司以外に色々あるし、どうとでもなる。好きなもんばっか食ってちゃいかんよ。ゲームと同じさ。……え!?
はぁ。






拍手を送る
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑1908 | トップ | 雑1909 »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-10-01 01:43:20
今どきのゲーム界隈はこういう小粒なゲームにどんどん厳しくなってて悲しいものがありますね・・・

寿司食べなくてもよくねってのは一応作中にそういうキャラがいてスシガミにそんな奴に力は貸してやらんとか言われてませんでしたっけ

おまけ要素にパズルタワーという詰め将棋ならぬ詰めスシ的な要素があるんですが、これこそ正確なタッチ操作が求められるのでSwitchだとかなり辛かったですね・・・

ちなみに発売当時はとある回転寿司チェーン店とコラボして専用コース・スシガミもあったんですが(作中に出てくる伝説のトロサーモンがメニューにあったりしたらしい)、今となってはほぼ入手不可能になっちゃってますね・・・
アプデ等でこの辺対応できないものなんでしょうかね・・・
返信する
Unknown (ひろ)
2019-10-01 20:11:57
3DS終わらせるにはもったない気もしますよねぇ。ホントVITAともども名機ですよ。
返信する
Unknown (ota)
2019-10-02 01:22:13
>>Unknown
>今どきのゲーム界隈はこういう小粒なゲームにどんどん厳しくなってて悲しいものがありますね・・・
B級空気のゲームはDL版の普及で救われてると言えますが、逆にパッケ級の予算で作ることは難しくなってるでしょうね。
もうこういうの出せるのは余裕のある任天堂くらいとも言えるので、頑張ってほしいもんです。

>寿司食べなくてもよくねってのは一応作中にそういうキャラがいてスシガミにそんな奴に力は貸してやらんとか言われてませんでしたっけ
ネタ捨ての男ですね。ジンライが咎めてはいたけど供給を止める描写はなかったような。

>おまけ要素にパズルタワーという詰め将棋ならぬ詰めスシ的な要素があるんですが、これこそ正確なタッチ操作が求められるのでSwitchだとかなり辛かったですね・・・
あーーー!!! ケツカッ……じゃなくて!! これ書くの忘れてました。プレー中めっちゃ気になったとこなのに……。
そうパズルタワー、あれはボタンとの相性が最悪オブ最悪でしたね。真剣にやっても2面までしかクリアー出来ませんでした。
あのパズル自体は本編より面白いと感じたので非常に残念かつムカつきましたね。あれボタンで全部やれる人いるんかいな。
まぁそれがなくても、パーフェクトでなきゃ速攻負けってルールはちょっと厳しすぎと思いましたがw 

>ちなみに発売当時はとある回転寿司チェーン店とコラボして専用コース・スシガミもあったんですが
おお、そんなのあったんですか。コラボはいいけど変に時限要素にされるのは嫌ですな。
返信する
Unknown (ota)
2019-10-02 01:24:45
>>ひろさん
無理に終わらせる必要はないですが、逆に理由が出来ればいつ終わっても不思議ではないですね。もう8年もののハードだし。
任天堂が「携帯機需要はSwitchライトに集中させたい」と判断する時が来れば、かな……。
返信する
Unknown (ひろ)
2019-10-02 09:41:17
もう近くの店で「3ds」を置いてるところないですもんね。2dsなら色を選ばなければありますけど。Amazonも定価より高くなってますし。大抵の人はスイッチ触ったあとで3dsを遊ぼうとは思わないでしょうね、俺みたいな変わり者以外はw
返信する
Unknown (ota)
2019-10-04 01:31:56
2DSならギリギリ最低価格需要があるか、てとこですかね現状は。
現役期間が長いのはいいとして、最後に残ったのが3Dを捨てた機種ってのは実に惨めだとも思います。
返信する

コメントを投稿

SWITCHゲーム感想文」カテゴリの最新記事