モンスターハンターポータブル2ndG

一応感想文だが、いつものようにクリアしたわけでもなく、納得がいったわけでもない。
分からない。全然分からない。このゲームは一体何なのか。
何という不思議なゲームだ。つくづくそう思う。
ただ一つハッキリしてるのは、俺がここ最近、このゲームにどっぷりハマっているということだ。



まず、販売本数が凄い。現時点で約360万本。
廉価版も含んでるので純粋な販売本数とは言えないかもしれないが、それでも驚異的な数字だ。
ゲーム業界では、昔から販売100万本が「超一流」作品のラインだ（と思う）。
その倍、200万本となると、ごくごく限られたメーカーの限られた作品しかなし得ない。
先日発売された超一流シリーズ最新作「FF13」ですら、未だ200万本は達成できていない。
まして300万本となると、もう超を幾つ付けていいか分からない次元である。
もちろん「ドラクエⅨ」「ニューマリオWii」など、最近でも300万本を超えるタイトルはぽつぽつある。
だがそれらは多くの場合古くから続く人気シリーズであり、でなくても任天堂という超超一流メーカー作ばかりだ。
まだシリーズの歴史が6年弱、今作発売時なら4年程度のモンハンが300万本、いや360万本を販売するなんて、単純に信じられない。
驚愕すると共に、この上なく不思議に思う。


次に、その売れ方が凄い。
所謂「ジワ売れ」の権化のようなロングセラー現象を、もう2年近く、それも高レベルで続けている。
今作は今も売り上げランキング10～20位以内にほぼ確実にいる。時には10位以内にも入る。これがどれほど凄いことか。
ゲームソフトという商品は、基本的に発売直後にドバっと売れ、その後は徐々に下降していく。所謂「初動型」が大半だ。
FF13なんか正に……いや、ごめんなんでもない。忘れよう。
発売日を過ぎても長く売れるソフトは全体的に非常に少なく、これは業界の大きな問題でもあると思う。
であるからこそ、ジワ売れはゲームソフトにとって最高の栄誉なのではなかろうか。


発売前は当然誰もそのゲームをプレーした事がないから、面白いのかつまらないのか、あまり情報がない。
しかし発売後は多数のユーザーがゲームをプレーし、様々な感想・批評が飛び交う。
ネット時代に入りその環境は飛躍的に充実し、今は「取り敢えずネットの評価を見てから買う」という人も多い。
無論これは悪評にも当て嵌まり、前評判は高くても発売後の先行購入者の不評により売り上げが伸びないタイトルもまた多い。
そんな時代でありながら、このゲームはジワ売れを達成している、これはもう凄いとしか言い様がない。
それは「既ユーザーの高評価」を証明しているからだ。この上なく客観的に、優れたソフトと認められているのである。
ちなみに、確かに廉価化の恩恵は受けているが、このゲームのジワ売れ傾向は無印定価の時代からずっと続いている。
更に言えばジワ売れだけでなく初動も凄く、発売当時は深刻な品薄でamazonとか偉いことになってた。
このゲームの売れ方は初動・ジワ売れを極めて高レベルで両立している。
……そろそろ褒める言葉がないくらい凄い。いやマジで。

しかしゲームの内容を見ると、ジワ売れが不思議に思えて仕方ない。
ゲーム内容は読んで字の如く、モンスターを狩るのが主だ。
結構血生臭いというか、実際ブシャッと血が吹き出たりする。残酷表現というほどではないが。
グラフィックや世界設定も明らかにマニアックな雰囲気で、とてもじゃないが一般的に受けそうではない。
……なのに初動爆発、だけではなく、ハイレベルジワ売れ。
360万本なんて、マニア受けだけでは絶対に達成できはしない。
広く広く一般層にも、それこそ普段ゲームをしない層にも受け入れられ、今も裾野を広げ続けているのだ。
こんなにも濃いゲームが、こんなにも広く受けている。
考えてみれば、3Dアクションで300万本オーバーって日本ゲーム史上初じゃないか？
例えば、「ニューマリオWii」と「マリオギャラクシー」の売り上げを比べれば、
世間一般にとって3Dアクションにはどうやっても拭い難い抵抗感があることが見える。
なのにこのゲームはいともあっさりと……いやあっさりかどうかは知らんが……うううむ。
「Wii Fit」や「脳トレ」が大ヒット・ジワ売れする事は、凄いと思うが理解はできる。
しかし「モンスターハンターポータブル2ndG」は全く分からない。
一体何なんだこのゲームは。不思議だ、不思議過ぎる。





売り上げ・売れ方だけで頭クラクラするほど不思議だが、実際にゲームをやると、また違う不思議を発見する。
難しい。異様に難しい。
単純にアクションが難しいという意味もあるが、それ以上に複雑・煩雑・雑多でわけが分からない。

このゲームはとにかく「自力で何とかしろ」の精神に貫かれており、ユーザーに対して非常に厳しい。
基礎の基礎の部分ですらチュートリアルは大雑把で、操作もシステムもゲーム感覚も何もかも、自分で学ばねばならない。
ゲーム開始直後から全ての種類の武器を与えられ、どれを選ぶのかは自分で決めなければならない。
普通のゲームなら、最初は特定の武器を与え、しばらくそれでゲームに慣れさせるものだが、このゲームは甘くない。
武器はそれぞれ特徴が違い、一つの武器に慣れても他に変えると殆ど応用が効かない。
操作や挙動もあまり直感的でなく、とにかく使いまくって慣れるしかない。
個人的には「武器を出した状態」「収めた状態」が違うというのが非常に分かり難かった。
この感覚を身に付けるまで偉く時間がかかった。……俺がボケなだけ？

調合や採掘・採取といった要素も最初から全解放され、大量のアイテムが目の前に並べられる。
ハッキリ言ってわけが分からん。
武器もそうだが防具も腕や頭や胴と多くの部位と種類がある。
ハッキリ言ってわけが分からん。
お金はもちろん、ポッケポイントという要素がある。わけ分からん。
村長クエストとは違う集会所クエストがある。どっちをやっていくべきなのか分からん。
唯一「訓練所」だけはその目的が明確なので、最初はここに行くのが恐らく正解だろう。
しかし訓練内容は結局「自分で考え、自分で慣れろ」であり、突き放される方針は変わらない。


ゲーム開始直後からここまでややこしく、突き放してくるゲームは珍しいと思う。
任天堂でこのゲームを企画し、プレゼンでもしたら、激怒した岩田社長や宮本さんからリモコンでボコボコに殴られることだろう。
一応文章で様々なことを学べるようになっているが、それも自室でしか読めないなど、いちいち不親切だ。
「途方に暮れる」という表現が相応しい。実際俺がそうだった。
他のユーザー、特にゲームに不慣れな人達がどうやってこのゲームに馴染んでいったのか、不思議で仕様がない。
側に助言してくれる人がいたとしても、あまりの要素の多さに嫌になったりしなかったのだろうか？
……しなかったのである。それどころか、のめり込んでいったのである。
販売本数とジワ売れがそれを証明している。
一般層に「分かり易く」するどころか、徹底的に突き放した結果、大ヒット、大好評。
一体何なんだこのゲームは。
不思議だ、不思議過ぎる。



不親切さや要素の多さだけでなく、モンスターとのバトルも、これまた非常に難しい。
プレーヤーキャラの動きはモンスターと比べて重く、まず武器攻撃をマトモに当てることすら最初は厳しい。
軽快な片手剣ですら、他のゲームよりは重いと思う。まして大剣やランスなんて最初は愕然としたよ。
更に納刀・抜刀状態の違いが重要で、攻撃時は抜刀し、それが済んだら納刀して逃げる等、切り替えが難しい。
キャラの挙動は攻撃だけでなくあらゆる動作で重く、「お前死にたいのか！」と何度突っ込んだか分からない。
薬はもっと速く飲め！　飲んだらいちいちポーズを取るな！
なんでハンターのくせにそんなに隙だらけなんだこんボケ畜生。

これに対してモンスターの動きは軽快そのもので、隙は見せるもののこちらの攻撃など殆ど気にせず、軽々と好き放題動く。
大型モンスターの突進などはその最たるもので、ガンダムで例えるなら、完全にモビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差だ。
更に飛行や水中移動など、こちらからはどうしようもない行動もガンガンやりやがる。
それでいて攻撃力は甚大、攻撃範囲は広大、状態異常攻撃を多用。
鳴き声→プレーヤー動けなくなる→突進→防ぐ方法なし→マジかよ報酬0になる　　の理不尽コンボはごくごく日常的な風景だ。
突進→ピヨり（ちなみにレバガチャ等無効 ※追記：実は有効？）→突進→防ぐ方法なし→マジかよ鬼人薬とか無駄になった　　の理不尽コンボも今は慣れっこだ。
なわけねぇだろ！！！！
このゲーム、実は「モンスターを狩る」ではなく「モンスターに狩られる」ゲームだと思う。皮肉ではなく。
只管圧倒的な能力のモンスター達に、他のゲームと比べて非常に貧弱な能力のキャラを操り、それでも倒す。倒さねばならない。
この難度の高さは相当なもので、それに前述の複雑さを合わせると、このゲームの取っ付きの悪さは他と比べて異次元レベルだ。
……これが大ヒット、大ジワ売れ。2年間も。今も勢い衰えず。
理解できない。不思議だ。不思議遊戯だ。くだんね。
嗚呼分からない分からない、MHP2Gが分からない！！！！




と。
ここまでが、つい先日、2週間前までの俺だった。
俺がこのゲームを購入したのは、最初の廉価化直後、一昨年10月だった。
ゲーム自体への興味に加え、会社の先輩達がパーティプレーで楽しく遊んでるのを見て、混ぜてもらおうと思ったのだ。
……が、ゲームに馴染めず、結局あまりプレーしなかった。
パーティプレーは何度かやったが、開始直後の俺と既にG級をガンガンやってた人らの息が合うわけがない。
ただ他の人に付いて行き、戦闘を遠巻きに眺め、倒したモンスターの素材を横から剥がしてもらうだけだった。
そんなプレーが面白いわけもなく、かと言って取っ付きの悪さからソロで鍛える気にもなれず、程なくして放置状態へ。
先輩らも熱意が冷めたのか、その辺でこのゲームをやらなくなっていった。
ちなみに彼等はあまりゲームをやらない層だった。



で、それから1年以上が経過した今年1月中旬、ふとこのゲームを再開した。
ゲーム内容がよく分かっていないままの放置は良くないと思ったからだ。
「合わないからやらない」のなら、取り敢えずゲームを把握できる状態になり、キッチリ判断を下すべきだ、と。
正直、やる気なんて全然なかったよ。気は重く、ゲー道を歩む義務感だけで再開した。アホか。
……んでまぁ、それから2週間、もうずっぽり。生活が完全にMHP2G中心になっている。
こんな状態を一体誰が予想しただろうか。我ながら不思議でしょうがない。



そう、このゲームの面白さ。底知れぬ中毒性。
これこそが、MHP2G最大の謎なのである。不思議で不思議で仕方ない。

嫌々ながらも正面からこのゲームに取り組み、今は色々見えてきた。
武器の操作やアイテムの体系、調合の法則、そしてモンスターの攻略法、様々なものが見えてきた。
しかし最初に感じた欠点を克服するほどの面白さがあるのかと言えば、そうは思えない。
まぁ「無い」とも言えないのだが。つまり分からないのだ。
これだけハマっているのに、ゲームが面白くないわけがない。
しかし明白な不親切さ、溜まるストレス、やたら食うプレー時間。
なのに毎日手に取るPSP、寝る前に充電し、翌日も続ける狩りの日々。
矛盾しすぎて自分で自分が分からんよ。


開始直後に感じた不満だけでなく、やってるうちに抱く不満も多々ある。
移動が歩きしかない。モンスターの居場所にくらい、乗り物で快適に行かせてくれてもいいのではないか。
持てるアイテム数が少なすぎる。もっと持てる数を増やすか、自動でボックス送りにさせてくれてもいいのではないか。
モンスターが固すぎる。討伐にいちいち時間がかかり、結果プレー時間が膨大なものになる。
モンスターのエリア移動がウザ過ぎる。じっくりタイマン張らせてくれてもいいのではないか。
ボスモンスターとの戦闘中も雑魚モンスターが攻撃してくるのがウザ過ぎる。タイマン張らせろ糞。
鳴き声からの確定コンボは酷すぎるだろ。
ティガレックス怒りっぽ過ぎるだろ。突進速すぎだろ。
イャンガルルガ固すぎるだろ。攻撃通らないだろ。
キリンも固すぎるだろ。攻撃通らないだろ。
ガノトトス水に逃げすぎだろ。音爆弾全然足りないよ。
移動するだけでスタミナ減るのがウザ過ぎるよ。ガードゲージでいいじゃないのよ。
など、など。など、など。
どんなにこのゲームが好きな人でも、いや好きであればあるほど、不満を語らせれば幾らでも吹き出てくるのではなかろうか。
それくらい不満な部分、欠点は多く、プレーしていてストレスが溜まるゲームだ。


なのに、止められない。気が付けばPSPに手を伸ばし、新たな狩りへ。
もうあんな理不尽なモンスターと戦うの、嫌だろ？　あれだけのストレスを感じるゲームを、何故やるの？
違うのだ。ストレスはあるが、それ以上に、面白いのだ。だから自然に手が伸びるのだ。
このゲーム、凄く面白い。そう言わざるを得ない。
しかしその面白さの正体、深い部分でのこのゲームの正体が全く分からない。
狐につままれるような、傑作ゲーム。
こんな表現初めてだ。いやホント、何と言えばいいのか、褒め方が思いつかないんよ。



まぁ一つだけハッキリした長所を挙げるなら、長い時間をかけて苦戦しながらモンスターを倒せた時の達成感かな。
これが他のゲームとは比較にならない程の深い喜びを与えてくれる。
ゲームに慣れると、序盤のボスくらいは概ね雑魚と変わらんレベル、楽勝と言える腕前にはなれる。
しかしそれ以降はどいつもこいつも攻撃力が凄まじく、それでいてこちらの装備やアクションは貧弱そのもの。
このゲームの大原則は「ヒットアンドアウェイ」である。
モンスターの隙を突いてサクッと斬り、武器を納めて逃げる、これの繰り返し。
欲張って追加攻撃を狙ったりすると、ほぼ確実に手痛いしっぺ返しを食らうことになる。で、体力半分とかザラ。
他のアクションゲームのような「明確なこちらの攻撃ターン」もあまりなく、攻撃に関してはとにかく地味だ。
動きはもっさり、攻撃はこっそり、後は只管回避に逃亡。そこにアクションの爽快感は、正直あまりない。
それを何分間も、ヘタすれば何十分も繰り返す。どこが面白いのか、こうして書いてるだけでは理解不能だろう。

しかしそれが、面白い。何故か面白い。
初めは俺もごり押しと言うか、コンボすら決められないアクションってどうなのよと思ったが、それがモンハンだと悟ると、徐々に見えてきた。
チクっと斬って、必死で逃げる。そして次の隙にまた攻撃する。
そのループを上手く組み立てられると、攻略法が見えてくると、やはり快感が生まれてくるのだ。
ループと言っても、その構築は決して甘くはない。同じことの繰り返しではあるが、少しでも操作ミスをするとあっという間に殺されることも多い。
このシビアさも、ループを繰り返すことが快感に繋がる要因になっている。
まだハッキリと自覚したわけではないが、ここにモンハン独自の面白さがあると思う。

そして、長い時間パターンを繰り返し、とうとう強大なモンスターを、
ティガレックスやディアブロスを倒せた時の、快感ときたら……！！！！

さ・い・こ・う

としか言い様がない。もう身震いせんばかり。大袈裟じゃないよ。
またこのゲームで非常に秀逸だと思うのが、勝利した時、クエストをクリアーした時の演出だ。
モンスターに最後の一撃を叩き込んだ「瞬間」に「目的を達成しました」と表示され、雄雄しい勝利のテーマが流れる。
本当にその「瞬間」なのだ。この文字が表示され、音楽が流れれば、全ては報われるのだ。
長時間、満身創痍、アイテム枯渇、気力もきれかけ、そんなギリギリの状態で叩き込んだ一撃。瞬間、流れる勝利のテーマ。

……～～～～～～～っっ！！！！！

言葉に出来ないね。さいっこう。
これはこのゲームを好きな人なら誰でも分かってくれると思う。
溜まったストレスが吹っ飛ぶ至高の瞬間。ちなみに曲もとても良いと思う。
不思議で仕方ないこのゲームだが、あの瞬間の快感だけはハッキリと自覚できる。
そしてそれがこのゲームの中毒性に大いに貢献していることも。
皆、あの瞬間を求めて、今日も狩りに出ているのだ。
何度ぶちのめされても、どれだけ理不尽でも、どれだけ時間を食っても。





ふぅ。
俺の現状は、村長クエストレベル5。まだまだ先は長い。
今現在は大いにハマっているが、先に進み、更なる理不尽さが襲ってくれば、さすがにそこで止めるかもしれない。
現時点でも、ティガレックスの理不尽さに少々心が折れそうなんだよな。
まぁそれでも次の瞬間には再挑戦してしまうのがこのゲームなのだが。あはは。
とにかく、止めようと思うまではやってみようと思う。
ゲームにハマることが悪いわけではないんだから。
このゲームの不思議な魅力の正体を掴んでみたいとも思うし。
……やればやるほど、ますます分からなくなりそうな気もするが。


あと、俺はここまでほぼソロでやっているが、このゲームはパーティプレーも大きな売りだ。
と言うより、世間的にはそっちの方が主流だろう。ソロとかぼっち丸出しだよ。うるせぇ畜生。
まぁパーティプレーの面白さは、想像できないわけではない。
多人数で同じゲームをやれば、ぶっちゃけどんなゲームだって面白いに決まってるからだ。
このゲームはPSPで多人数プレーをするのに極めて向いていて、それが綺麗にハマったということだろう。
それでも360万本は驚異だが。
幸いにも俺には比類なきPS3があるから、比類なきアドホックパーティでいつでもパーティプレーは可能だ。
面白いかどうかはともかく、こちらにも一度キッチリ取り組んでみなければならないな。
そっちでもまたどっぷりハマったりしたら……他のゲームやる時間がなくなっちまうぞ。
いやはや、恐ろしいもんだな。時間泥棒とはよく言ったものだ。



それにしても、このゲームを作ったカプコンは、この不思議過ぎる魅力を計算ずくでデザインしたのだろうか。
だとしたら土下座して崇めたい。クリエイター様の偉大さに、1000円くらい追加で献金してもいいよ。
まぁ恐らくそれはないだろうな。もちろん狙って作ってる部分が大半だろうが、偶然性も大きいはず。
色んな要素が偶然、完璧なまでに綺麗に絡み合い、このゲームの超ヒットを成し遂げた。
どこまでも不思議なゲームである。大袈裟に言えば、神掛かっている。
非常に面白いゲームを「神ゲー」と呼ぶが、このゲームは違う意味で神ゲーである。
もしかしたら前者の意味でも神ゲーかもしれないが、その判断は今の俺にはできない。
その判断が出来るようになるまで、納得いくまではプレーを続けよう。やっと俺のPSP1000が報われたな……。



このゲームの大成功を見れば、ゲーム業界もまだまだ捨てたもんじゃないと思う。
まだまだ何かしら「ネタ」はあるんだ。それを見つければ、300万本も可能なのだ。
最近は個人的に娯楽業界全体の行き詰まりを強く感じていたんだが、このゲームをやってその考えを少し改めた。
頑張ってくれクリエイター様。かつてない面白さ、きっとどこかにありますよ。
なんてな。よう分からん。やれやれ。






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