腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

デビルズサード

2015年12月06日 04時45分09秒 | Wii Uゲーム感想文
「デビルズサード」……長かった。長かったなぁ。
ちなみにタイトルの意味が未だに分からん。ゲーム中では何の説明もなかったと思う。うーむ……?

近年、据え置きハードのゲームは肥大化したが、一方で不思議と「発売延期」は減ってきてるように思う。
昔は、特に期待の大作であればあるほど、発売延期は日常茶飯事だった。「より一層の品質向上」というお題目の下に。
何故減っているのかは分からん。容量を気にする必要がなくなったからか? アプデでデバッグを後回しに出来るからか?
……「昔ほどユーザーが待ってくれないから」という理由が一番大きい気がする。今はモノの消費速度が超速だからね。

しかしながら、現代にも驚異的延期ソフトは存在する。「FF15」「トリコ」辺りが代表格か。本当に作ってんの? て次元だ。
FF15は、ヴェルサス時代を含めれば、何と来年で10周年である。もしかしてギネス狙ってるのか。その為に延ばしてるのか。
何故こんなことが許されているのか、俺にはさっぱり分からん。……まぁ、許されてるのかどうかも分からんけど。

デビルズサードも、この2作ほどではないが、長い長い延期(正確には発売未定)の末にやっと登場したゲームである。
制作の中心である板垣伴信氏が古巣テクモを退社したのが2008年。今作の発売が今年8月。ゆうに7年である。
制作の発表は、5年前にあった。短いムービーも公表された。……しかしその後、パタッと情報提供が途絶える。音沙汰なし。
調べたわけじゃないが、今作の公式な発信情報は、「最近」のもの以外なら発表時のムービーだけではなかろうか。
当然ながら「ちゃんと作ってるの?」という声が挙がる。だが板垣氏はその度に「開発は順調」と答えていた。
この間、当初発売パブリッシャーだったTHQ社が倒産し、今作の権利を板垣氏の会社が引き取るという事態が発生した。
あれはさすがに同情すべき事件だったと思う。予定は大幅に狂ったことだろう。ユーザー側には関係ない話だが。
発売ハードは、PS3/XBOX360と発表されていた。しかし時間はどんどん過ぎていき、やがてPS4/XBOX Oneが登場した。
だから「デビサーは次世代機用に作り直しているんだろう」というのが大方の予想だった。と思う。俺はそうだった。
板垣氏は昔からハイエンド志向で、スペック厨だ。新ハードを前に黙っていられるわけがない。やってくれる。
そんな機運が高まる中、2014年E3が開幕した。新生デビサーを発表するには今しかない。俺は発表を待った。
【デビルズサード、Wii Uで発売決定!!】ずごがしゃーん。さすが板さん、俺の予想など軽く凌駕してくれました。
はぁ。

いやなぁ。これは「ない」だろう。未だに思う。とても板垣氏の仕事とは思えない。
今作の発表時、板氏は「我々はこれまでも旬のジャンルに挑戦してきた。だから今回はシューターだ」と語っていた。
そしてシューター……撃ちゲーと言えば、技術的に最先端そのもののジャンルである。世界最高級の超絶絵が求められる。
……なのに、Wii U? そりゃないよ。この機種選択に納得した人は多分いない。ユーザー、製作者、もちろん板垣氏も。
実際、今作のグラフィックはハッキリ言って汚い。Wii Uとしても質が低いんじゃないかと思う。10年前のレベル?
他機種で作っていたのをWii Uに最適化する時間がなかったのか。それともそれをするやる気がなかったのか。はぁ。
グラフィック以外でも、ネット環境やコントローラー、ユーザー層、普及度……どこを見ても、首を傾げる要素ばかりだ。
結局、THQ倒産後、今作の完成と販売を請け負ってくれるメーカーが、任天堂以外になかったということなのだろう。
SCEやMSには当然真っ先に売り込みに行ったのだろうが……な。まぁ無論俺に実際のことなんか分からんけど。
今作を任天堂から、Wii Uで出すというのが、板垣氏の本意だったとはどうしても思えない。計り知れない妥協を感じる。
だから長い時間をかけた末の発売を「待望の」とは受け取れない。この時点でなぁ。嗚呼。お金……。

だが、俺は今作の購入を発表時からほぼ決めていた。やりたいからじゃなく、義務だから。買わなきゃならんから。
なんたって、板垣伴信である。「NINJA GAIDEN」の生みの親である。俺にとっては神にも等しい存在である。
……まぁぶち撒けたい不満も多々ある複雑な神なのだが……それでもあのゲームを生んだ男だ。彼の最新作だ。
男とは何か。意地とは何か。「NINJA GAIDEN2」パッケージ裏の詩は、今も俺の心に刻み込まれている。
内容云々は置いておいて、取り敢えず買ってプレーする。こんな動機で触れるゲームがあってもいい。はぁ。
てわけで、今作の発売日が発表されたら、速攻で予約した。こんな特別待遇で迎え入れたゲームはここ10年他にない。
ぶっちゃけ、売れるわけがない、売れたわけがないゲームである。Wii Uと合わないにも程がある。そんなの自明だった。
俺の一本など焼け石に水でしかない。けど義理は果たした。俺ちゃんと買ったよ板さん。NINJA GAIDEN大好きだよ。
Amazon専売という形式だったので、販売本数は不明だ。……ま、普通に売ってもランキングに載れたとは思えんが。
はぁ。ちなみにパッケージ版にした。裏の詩に期待して。……けど、特に何もなかった。ガッカリ。板さん……。
更に近年の腐れ任天堂方針により、説明書もない。なんて寂しいパッケージだ。ワクワク感の欠片もない。はぁ。


それで、だ。今作の発売日が8月4日。予約したんだから当然発売日に入手した。……なのに、それから4ヶ月も経っている。
この間、幾つもの他のゲームをプレーし、感想文を上げた。つまりゲームをしていなかったわけじゃない。やっていた。
てことは、ハマれなかったのだ。それもさっぱり。何度も立ち上げて、少しプレーして、電源切って、放置してた。
正直、これは購入前から予想出来ていたことだった。恐らく今作をプレーしたらこうなるだろう、と。夢中にはなれんと。
「なのに実際始めてみたらビックリ、面白すぎて4ヶ月ハマりまくりでした!!」……となるのを期待していたのだけれど。
現実は非情である。デビルズサード、予想通りのゲームだったなぁ。板垣さんの7年。新たなる挑戦……。

じゃあ、何故俺は今作にあまり期待を持てず、ハマれないだろうと予想していたのか。理由はジャンルである。
シューター。俺はFPSとTPSを言い分けるのが面倒なので撃ちゲーと呼んでいるが。銃撃で敵を倒していくあれである。
……このジャンル、なぁ。経験がないわけじゃない。何本かプレーした。面白さを感じたし、ガッツリとハマったこともある。
けど。それでも。未だ俺はこのジャンルに苦手意識がある。好き嫌いと言うより、「掴めていない」ようなモヤモヤがある。
HD機世代に入ると、このジャンルは爆発的に発展し、一気にゲーム業界の中心に躍り出た。今も世界中で新作が出まくりだ。
その一大ジャンルを苦手とし、入り込めない自分。スッパリと「嫌い」ならまだいいのだ。切り捨てればいいんだから。
だが先述のようにプレー経験はあるし、普通に面白かった。「ギアーズ・オブ・ウォー」なんて、最高難度をクリアーした。
でも。けど。なのに。あああ。……ここで一つ、俺がこのジャンルに対して抱いている不満を書き連ねてみよう。
CODが「毎年」「1000万本を軽く超えて売れる」現状。泣きたくなるほどに俺には分からない……。

・感触に乏しい
銃撃をすると、銃器が自動で弾を発射してくれる。自分がやるのは照準合わせと、トリガーを引くことだけだ。
高速で進み相手の肉を抉ってくれる攻撃も「機械の仕事」感が強い。従って、無いわけじゃないが、手に戻る感触が少ない。
快感に乏しい気がするのだ。

・「凄い攻撃」がない
剣や拳なら、フィクション爆発の「必殺技」描写が可能だが、銃撃にそれはない。要するに、地味である。
撃ちゲーの多くがリアル世界を下地にしているのも理由だろうか。まぁ必殺技があるべきとも思わんけど。

・防御手段がない
銃弾は超高速で進む。人間には視認さえ不可能だ。……俺の敬愛する世界最強の超忍なら、刀一本でキンキン弾けるのだが。
だから撃ちゲーにおいては「敵の攻撃を防ぐ」「かわす」ことは出来ない。じゃあどうするか? 「隠れる」しかない。
カバー動作。物陰に隠れるのは撃ちゲーの基本だ。……だが、これも非常に地味である。テレビヒーローがこれでいいのか。
いつどこででも取り敢えず物陰に隠れて状況を見る。何だかなぁ。サクッとやりたい。そうすると死ぬ。はぁ。

・単調である
これは必ずしも欠点ではないが、防御手段がないため、場面場面の戦闘がいつも似たようなものばかりになりがちだ。
撃ちゲーで印象に残る雑魚戦ってあるだろうか。いつもルーチンワークを重ねているような錯覚に陥ってしまう。
作り手が見せ方やシチュエーションを工夫してるのは伝わってくるのだが、取り敢えずカバーするのは同じ。はぁ。
繰り返すが、これは必ずしも欠点じゃない。ギアーズでは同じような雑魚戦が楽しかったし。「良い単調」はある。
でももう少しバラエティが欲しいとも思うのである。敵の種類・行動のパターンを多くするとかさ……。

・リロードのストレス
銃は強力な武器だが、弾を射出する以上、いずれはそれが尽きる。だからリロードで補充する必要がある。
他のジャンルならその辺はスルーして無限弾にしている作品も多いが、撃ちゲーはリアリティ重視、リロード必須だ。
……非常に、面倒臭い。ズガガガと気持良く撃ってるのに、すぐ切れる。再度撃つまでに時間がかかる。
分かってる、もっと正確に狙い、無駄撃ちを減らす。それこそがゲーム性なのだ。……下手なんだよ! 悪かったな!
今作でもリロードは非常にストレスだった。ちょっと撃ったらすぐ弾切れ。腰にタマブクロぶら下げとけよ!
時々は固定銃座とかで無限撃ちを可能にしてるのは、作り手もこのストレスを把握してるからなのかなぁ。
何ともならんよなぁこれは。「嫌ならやるな」の次元か。はぁ。

・わからん殺し
他のゲームで言う「未知のシステムで殺される」とは意味とは違うが……撃ちゲーでのこれは非常に腹が立つ。
銃弾は、基本的にどんだけ離れていても届く。だから敵も色んな距離の場所にいる。隠れている奴も多い。
そして銃撃には軌跡やエフェクトといったものもごく少ない。察知するのは大抵実際にダメージを食らってからだ。
となると、銃撃を受けて反撃・回避しようにも「どこから攻撃されてるか分からん」という事態が多発するのである。
確かに気づかないのが悪いのかもしれんが、かと言って目を皿のようにして画面の敵を探すのも何か違うと思う。
今作でも見えないとこからのロケラン等で何度もブチ切れかけた。死んでも負けた気がしない。納得がいかないから。
これも撃ちゲーというジャンルに根付いた不満になるのかな。嫌ならやるな。はぁ……。

・チェックポイント制
これは人によっては良い点かもしれんが……撃ちゲーのコンティニューは、チェックポイントからの再開である。
死んでも何のペナルティもなく、ポイントから再開。寧ろ弾薬や体力が回復して楽になることが多い。
……板垣氏も結局この方式を取るのか、と結構ガッカリした。なんちゅーか、これゲームを雑にしていない?
NINJA GAIDENでは、回復アイテムの使用に気を配ったよ。使い過ぎたらボス戦で困る。最悪ハマりになりかねない。
そうやって、目の前の戦闘だけでなく先のことを想定するのも、ゲーム攻略の面白さだ。撃ちゲーにはそれがない。
その場その場を全力で乗り切ってチェックポイントを通過すれば、その時点までの「保証」が手に入る。
言わば完全状態のセーブデータが出来るってことだ。これでは緻密な戦略も何もない。気持ちが雑になる。
撃ちゲーというシステムにはこの方式が合ってるのかもしれん。旧来のやり方が正しいのかどうかは俺には分からん。
でも、今作でも他の撃ちゲーと同じく、何だか雑なプレーになってしまった。難所でも緊張感が大雑把というか。
今作ならでは、板垣ならではのものを見せてほしかったね。はぁ。

・手榴弾が使い難い
撃ちゲーにはメインの銃器とは別に、スペシャルウェポンとして手榴弾(系)が用意されている。
使い方は大抵、ボタンを押して構え、表示される軌跡から落下地点を決めて投げる、というものだ。
……でもこれ、どの撃ちゲーでも、非常に分かり難いんだよな。画面が入り組んでて落下地点がよく見えん。狙えない。
放物線状に投げるから、途中で何かに当たっちまうことも多い。んで自陣に転がってきて自爆とか。アホかよもう。
手榴弾の時は見下ろし視点にするとか、何か対策はないのか。どのゲームでもこれで嫌になる。はぁ。

・武器の扱い
これはちと言いがかりかもしれんが、撃ちゲーの武器はアメリカ語のものばかりで、非常に憶えづらい。
日本向けに片仮名にすることさえなく、AK78だのHKT48だの、頭に入らん。ついでに言うと武器名表示が小さすぎて見えんし。
ショットガンやライフル程度の違いならまぁ分かるが、同系統武器の差異はさっぱり分からん。威力の差も体感できない。
そして撃ちゲーの武器は常に「使い捨て」だ。その場その場で適したものを拾っては古いものを捨てていく。愛着が湧かない。
その上ゲームを進めても「強い武器」が登場することがほぼない。だからゲーム的な武器成長の喜びを全く得られない。
なんちゅーか、平坦なんだよなぁ。これもまた「そういうもの」としか言い様がないのかもしれんが……。


などなど。ったく愚痴っぺぇ野郎だな、文句ばっかし! 世界的覇権ジャンル様に楯突いてんじゃねーぞ糞が!!!!
はぁ。今作を作る際、板垣氏は既存の撃ちゲーを多くプレーし研究したらしい。「既存作にあることは全部できます」と。
……それは結局「既存の撃ちゲーの焼き直し」にはならないか。俺のプレー前の懸念はバッチリと当て嵌まってしまっていた。
撃ちゲー部分に関しては本当に「いつもの」であった。上に並べた不満がゴロゴロ。それが何度もプレー意欲を削いだ。
「既存作でやれることは網羅してある」って、それ作り手の言葉としてどうなんだ。作るなら「やってないこと」ではないのか。
「今までの撃ちゲーとは違う!」と叫びたかった。さすが板垣と唸りたかった。でも今作の撃ちゲー部分は、撃ちゲーであった。
クリエイター様に期待しすぎなのかねぇ。そんな「斬新で面白いネタ」があるなら、既存作でとうにやってるだろうしねぇ。
嗚呼、ゲーム作りの未来。まだまだ見知らぬ種と仕掛けがどこかにあるのか。このジャンルには? ……はぁ。


さて。撃ちゲー部分に関しては「いつもの」であり、そこはガッカリであった。だが今作はそれだけではない。
武器を使った接近戦だ。他の撃ちゲーにも接近戦要素はあるが、あくまでオマケ程度。でも今作は次元が違う。
遠近両方の攻撃を贅沢に取り入れており、決して撃ちゲー一辺倒ではない。特にボス戦となると接近戦ばかりだ。
近接には小大2つの攻撃ボタンがあり、多彩な武器、ゲージ解放の強化なんてのもある。これだ。俺はこっちの方がいい。
そもそも俺は何故このゲームを指名買いしたのか。「NINJA GAIDEN」に惚れ込んでいるからだ。ブサさんとの絆だ。
無論別物だしジャンルも違う。同じものも似たようなものも期待していない。だが、あのノウハウはきっと生きているはずだ。
近接戦こそ俺のデビサー。ここで板垣伴信の力を存分に発揮してくれれば、撃ちゲー部分などどうでもいい。
いや、近接が面白ければ、撃ちゲーにも相乗効果があるはず。ゲームが劇的に面白くなる! ここだけは強く期待していた。

……で。はい。はぁ。期待通りなら、何ヶ月も放置してないて。なぁ。予想よりずっと単純で、ショボかったんだよなぁ。
まず、小大攻撃ボタンがあり、組み合わせてのコンボもあるが、攻撃パターンはそんなに多彩じゃない。
小連打でも大連打でも、小大大でも何でもテキトーで構わない。どれも似たようなもんだし、それで通用する。
更に、ジャンプ攻撃がショボい。生粋のACゲーと比べるのは酷だが、今作のジャンプは攻撃に使えるレベルじゃない。
武器は確かに色々用意されている(持てるのは一種類だけ)だが、正直違いが分からない。ここは銃器と同じだな。
期待・想像していた深みが全く無く、非常にあっさりしたものだった。所詮「撃ちゲー内の近接戦」なのか。

ガードはあるものの、NINJA GAIDENと違い銃弾は防げないのも不満だった。……まぁこれが普通なのだが。
接近戦をしていても、別の敵が遠距離から銃撃で加勢してくることがある。そうなるともう防ぎようがない。
一応近接・銃撃の切り替えはスピーディに可能だが、複数の敵に瞬時に使い分けられるほどのレベルではない。
二種の攻撃が上手く噛み合っていない気がする。近接戦はありでも、日本刀やハンマーを振り回すのは違うんじゃないか。
ナイフなら、或いは銃器と併用できても不自然じゃない。そういう方向で詰めてほしかった。はぁ。

接近戦に深みを感じられないのは、それで通用してしまうからだ。つまり敵が弱い。アホ。これも不満になるな。
最高難度でもボタン連打で死んでくれる。複数で連携を組まれると厄介だが、タイマンならまず負けることはない。
また攻撃面でも敵はヌルく、NINJA GAIDENのような「本気の殺意」「理不尽なほどの攻撃」がない。楽である。
接近戦では当然銃器は使い物にならない……と言いたいところだが、実は有効だ。下がりながら撃てばかなり倒せる。
こちらが銃器持ちの敵に距離を詰めて接近戦を仕掛ければ、勝負にならない。簡単に一刀両断できる。それで自然だ。
だが敵はこちらが近くで銃器を撃っていても、何故か思い切ったことをしてこず、非常にヌルいのだ。何故なんだ。
リロード中ですら何故かウロウロするだけでロクに攻撃してこない敵達。お前の命は何のためにあるんだよ。
フィールドに壁が無ければ、下がりながら撃ち続けるだけで接近戦もこなせると思う。それがデビサー。
繰り返すが、最高難度でもこんな感じだった。板垣氏の7年は。俺の思いは。はぁ……。


とまぁこんな感じで、お世辞にもゲーム感触が良いとは言えなかった。いや悪かった。義務ゲーだった。
けど延々放置してるわけにもいかんから、頑張って気合を入れてプレーし、何とかクリアー(難度普通)した。
ボスがどいつも強かったが、それはまぁ当然だな。何度か死んで、胡散臭く突破した。いつもの俺って感じ。
クリアーしても、心象は非常に悪かった。最後までやれば何か変わるかも、なんて虚しい願いでしかなかった。はぁ。
……さて、どうしよう。クリアーはした。でもまだ上の難度がある。一応、2周目もやっておくか。うん。
難度は三段階あり、最上級は一度クリアーしないと開放されない。ここからが真のデビサーなのかもしれない。
NINJA GAIDENでMASTER NINJAモードに燃えた俺としては、そこまではやる義務がある。何故か自信もある。
死にまくりに耐える根気さえあればどうにでもなるだろう。頑張ろう。てわけで、すぐ2周目を開始した。

そしたら、1周目よりずっとスムーズに、かつ面白くプレー出来た。……あくまで比較的、だが。
やはりゲームに慣れるってのは大事だな。どうすればいいか何となく掴めていた。高難度も大した問題じゃない。
今作にはダッシュとスライディングがあり、どちらもスピーディでかなり気持ち良い。売り動作と言っていいと思う。
だがダッシュはLスティック押し込み、スライディングはそこから更にRスティック押し込みと、操作的に重い。
だから一周目ではなかなか使う余裕がなかったんだが、二周目ではガンガン走った。それが爽快だった。
ただ、この操作は慣れても重かった。Wii Uゲパのスティック押し込みはかなりしんどい。自在になんて無理。
板垣氏も「今作のデザイナーとして、プロコンの使用をお勧めします」と言っている。……が、俺あれ買いたくない。
ジャイロもないのに高いしボタン位置おかしいし。初期のドタバタが未だに悪印象として残ってるし。
ちなみにスティック押し込みがあることから分かるが、今作はWiiクラコンではプレーできない。まぁしゃーないな。
とにかくダッシュとスライディングだ。そうやって走り回れば、なかなか愉快にプレーできる。カバーより走れ。
ステージの移動も、ダッシュでやれば快適だし、雰囲気的に緊迫感を得られてよかったな。一周目でも多用すべきだった。
戦闘部分は難度を上げてもあまり変わらんかった。被ダメージが上がってすぐ死ぬけど、敵の動きは同じ?
NINJA GAIDEN高難度的理不尽さがなかったのは喜んでいいのか悪いのか。板垣さん、変わったね……。

ダッシュで進めば快適と書いたが、今作にはそれを阻害する「おまけ要素」がある。隠しアイテムだ。
9つのステージにはそれぞれ6個ずつのアイテムが隠されていて、取得すればメニュー画面で閲覧することが出来る。
かなりストイックな作りの今作において唯一と言っていい遊び要素だ。まぁ、集めたくなるのが人情だろう。
……が、隠されているということは、それを探さなくてはならない。これがゲーム進行と非常に相性が悪いのだ。
ステージマップは面白味のない作りで、進行は常に一本道。だからマップ間移動はチャッチャと済ませたい。
前述のダッシュを使えば迅速かつ快適に次の戦闘に入れる。それをこのアイテム探しは著しく邪魔するのだ。
こういうのを入れるならもっと歩き回るのが楽しいマップにすべきであろう。実にチグハグである。
閲覧出来るだけで、黄金のスカラベのような特典もないし。別コスチュームくらい用意してよ。はぁ。


グラフィックは、ハッキリ言って非常に汚い。Wii Uでも低いレベルなのか、Wii Uが低いレベルなのか。
真面目な話、先日プレーした「メタルギアソリッド4」の方がずっと綺麗に感じた。奇しくも7年の差があるゲームなのに。
ムービーで見られる人間達はそれなりだが、背景が酷い。綺麗さに疎い俺ですらそう感じるんだから相当なもんだろう。
「既存シューターを徹底的に研究した」のなら、何故グラフィックにもっと力を入れなかったのか。こんな後発があるか。
性能的にPS4らに劣るのは知ってる。でもそれならそれで、Wii U内での最高を目指すべきではないのか。

単純な綺麗さだけでなく、描写力も非常に不満だ。今作は、CEROのD指定である。Zじゃないのだ。ふざけんな。
銃で剣で敵を殺しまくるゲームで、実際血はドバドバ出る。これでDにしてどうする。このロリコンチキンが。
このせいかは分からんが、今作の流血描写は本当にチャチで、見てて情けなくなる。全然痛々しさが伝わってこない。
7年前のZ指定ゲーム「NINJA GAIDEN2」の足元にも及んでいない。殺害レベルは同じくらいなのに。
ここまでやる気のない流血描写は初めてだ。近接戦闘が楽しめなかったのはこの理由も大きい。
恐らく任天堂の指示なんだろうけど、ここは絶対に譲っちゃいけない部分だったよ板垣さん。絶対に。
実際ゲームの魅力が激しく壊れてるもん。Amazon専売なんだから、レーティングくれーいいだろうに。
機種選択だけでなく、表現まで激しく「妥協」。男とは何か。意地とは何か。現実とは。はぁ。


物語……はどうなのかな。これも今作の大きな売りらしい。かなり力を入れて作ったんだと。
板垣氏は重度のミリタリーオタクで、軍事ネタが大好きらしい。だから「現実に起こり得る」騒動を考案したんだと。
旧ソ連の残党が人工衛星を乗っ取ることで、世界の通信網を麻痺させた。こうなると戦闘は白兵戦中心となる。
ファーストガンダムのミノフスキー粒子と似てるな。この設定は「フィクションが殆ど入っていない」らしい。
現実でも、誰かが同様のことをすれば、同じ危機が訪れる、と。……まぁよう分からんが、そうであるらしい。
んで大型兵器が使えなくなったので、アメリカは事態収束のために、対テロ超人「アイヴァン」に出動を要請。
実はアイヴァンはこのテロを起こした組織の元構成員で、組織の方針に反発して投降、アメリカに捕らえられた。
その後は地下牢獄で禁錮850年の囚人生活だが、秘密裏に有事のカウンターテロリストとして活動していた。
アイヴァンは今回もアメリカの長官の要請で、テロを沈静すべく戦場に赴くのだった……。

うーん……まぁ、出だしや設定はいい。「元仲間」と次々に戦っていくのも、割と面白い展開だった。
問題は、まず何よりも、キャラかなぁ。主人公。アイヴァン。いやぁ。全然ダメ、ではない。けど、これでいい、か?
スキンヘッドにサングラス。上半身裸で、全身梵字と不動明王の刺青でビッチリ。カッコいいというより、異様。
この男が、一応「リアル」な戦場で暴れ回る。他は迷彩服の軍人だったりするのに。浮いてるにも程がある。
いやぁ……このセンスはどうよ板垣さん。見た目のハッタリ度が強すぎると言うか、それしかないと言うか。
ブサさんを敬愛する身としては、どうしても比べてしまうし。パッケージ裏の顔からして何か間抜けに見える……。
あと、組織を抜けたのは、テロに子供達を巻き込んだことに激高したからだが、テロを何だと思ってんだよw?
あんなチャチな理由で組織抜けたら、寧ろ向こう側を気の毒に思うわ。自分は綺麗なテロをやりたかったってか。
性格についても、嫌な奴ではないが、憧れるほどのものがない。印象的な台詞も特になかった。
ブサさんは奇跡の産物、いちいち比較するのは気の毒か。同じくらいよく殺し、よく死んだけどね……。

そういや、今作のキャッチコピーは【戦場のリアルが、いま幕を開ける。】である。もちろん板垣氏考案。
戦場であるべきは、殺し合い。殺し合いのルールは「何でもあり」。そういうゲームだ、ということらしい。
……けど、な。裸の上半身に刺青ビッチリのグラサンスキンヘッドが中心になる戦場がリアルなんですか。
無論、ゲームはゲームだ。ハッタリ性、エンターテインメント性が要る。そんなこた分かっている。
それでも、アイヴァンの浮きっぷりは気になってしゃーなかった。単純に、服着て守備力上げろよ。
戦闘部分でも、さっき書いた敵の妙にヌルい近接戦とか、「戦場のリアル」は感じられなかったな。
近接戦ではNINJA GAIDEN2で言う「滅却」があり、その間は自動攻撃で完全無敵。そして周囲は静観。
一体の敵キャラに長々と止めを刺している間、他の雑魚は見守ってくれるのだ。戦隊物かっての。
分かってる、解ってるよ、これはゲームだ。ゲームなのは分かってる。でも戦場のリアルつったの板さんやん。
撃ちゲーらしくダメージはしばらくすれば回復するけど戦場のリアルなんだよ。
アイヴァンはしばらく放置してると煙草吸ったり酒飲んだりするけど戦場のリアルなんだよ。
……ごめんなさい。線引きが上手く出来ません。板氏の思想がよう分からない。はぁ。


ステージのボスは大半が敵組織の顔馴染みで、過去の因縁を絡めて戦う。これはなかなか良かった。
……が、その因縁の描写が薄く、突然出てきて「お前誰やねん」状態の奴もいた。もっと丁寧に描いてよ。
幾つかはやっていたが、もっと丹念にムービーを挟み、各ボスとアイヴァンの思い出を見せてくれればいい。
読み込み中に表示される設定資料で詳細を知るなんて虚しいよ。板垣さん、足りないよ。はぁ。
んで因縁のある元同僚と戦うのはいいんだが、そいつらが軒並み妙な薬で化け物になるのは残念だった。
今作は出だしこそ「フィクションが殆ど入ってない」リアルさを追求しているが、その後は完全な作り話。
妙な薬品でクリーチャーが誕生し、ボスは皆それを自分に注射する。バイオハザードちゃうんやから。はぁ。
一つのステージがそういう化け物だらけってのならまだ分かるが、全編に使うのはやり過ぎであろう。
生身のビッグマウスやジェーン・ドゥと殺し合いをしたかった。皆強かったが、化け物補正なんだよなぁ……。

敵側には、アイヴァンと最も縁が深く、今も敵対してるとは言い難い女性「C4(通称)」がいる。
現在29歳だが、化け物薬の副作用で16歳当時の姿のままという魅力的なアホ設定持ち。……この子も、なぁ。
結局明確な敵対はせず、最後はアイヴァンを庇って重傷を負う。……正直、何を思って動いてたのか分からん。
それに、最後はやっぱ死なせるべきキャラだったと思う。無理矢理生かした感じ。続編を想定してるのか?
NINJA GAIDENも物語面は薄い(つーか荒唐無稽)なゲームだったが、今作の場合はしっかり作り込む必要があった。
背景設定を綿密に練るのはいいけど、それを使って魅力的な「物語」を作らないとあんまし意味ないよ。
ラスボス前の露出狂とは因縁が特になかったし、あそこにC4を置いてもよかったと思う。うーむ。

そしてラスボス、今作の騒乱の発端は「クマノ」。江戸忍者の末裔で、彼らは徳川家の敗退時に露西亜方面に脱出した。
その後ソ連共産主義と混ざりつつ、虎視眈々と今の「偽」日本政府への復讐と世界同時革命の機会を狙っていたらしい。
クマノはあくまで極東方面の大将であって、組織は世界中にあるらしい。……これもリアルなのかな。分からん。
けどクマノの思想はリアルじゃないというか狂っていると言うか。今時アカ思想で一発やっちゃうて。ダメでしょ。
まぁああいう宗教染みた思想だからこそ、世界を揺るがすテロも可能なのかな。やれやれだ。
クマノ自身はヤバそうな見た目と68歳とはとても思えんムキムキの体がイカス爺さんだった。アイヴァンより良い。
普通にラスボスとして戦い普通に殺してしまったが、もっとじっくり戦いたかった気がする。残念。
ちなみにクマノは江戸忍者の末裔で、アイヴァンはかつてクマノに戦闘技術の全てを叩きこまれた男である。
つまりアイヴァンこそ「最後の忍者」、これが今作のもう一つのキャッチコピーであるという。
板垣ゲーとして忍者というものは抑えていたんだな。……ただ、それがユーザーに伝わってるかは不明だが。
アイヴァンを忍者と言われても、首を傾げるしかなかろう。少なくとも「超忍」ではない……よなぁ……。


ふぅ。
長々と書いたが、実は俺はデビルズサードの半分しかプレーしていない。もう半分は? そう、オンラインだ。
今作には当然ながらオンラインマルチプレーも用意されている。そして実は寧ろそっちがメインらしいのだ。
マルチプレーに関しては、各所の評判を見るに、非常に斬新で、よく出来ていて、面白く、傑作であるらしい。
長年待った甲斐があった。さすが板垣。既存のシューターを超えた。色々な声があった。大半は賞賛だった。
2ちゃんのデビサースレを今覗いてみると、話題はほぼマルチについてだけだ。誰もアイヴァンの話はしていない。
結局、ソロプレーは世界設定を軽く楽しむことと、操作に慣れ親しむことを目的としたモードなのだ。
デビルズサードの本番は、オンライン。オンをやらずにデビサーを語るなんて、不誠実も甚だしいのだ!!

……とは言っても。俺、正直マルチには興味ないです。「面白くても」やる気がしないのです。
実際、板垣氏曰くソロ・マルチのプレーヤー間の乖離は、撃ちゲー全体で見られる結構深刻な問題であるらしい。
ソロのみの人は「もっと重厚な一人プレーを」と言う。マルチ専は「ソロなんか削ってマップを増やせ」と言う。
この問題を今作ではどうしたか? 「だったら2本分作る」道を選んだらしい。さすが板さん、そこにシビれる憧れる。
……別に他の撃ちゲーも同じだと思うけど。今作のソロが際立って作りこんであったとも思えんし。普通だよ。
んで製作者がこう語っている以上、ソロだけでも「デビルズサードをプレーした」とは十分言えると思う。
これはこれで俺のデビサー感想だ。もちろんマルチもやれれば一番いいのだが。一応アカウントは作ったが。
でも、地味な顔したパンピーがアイヴァンと同格のアクションをこなすって、その時点で違和感あり過ぎなんだよ。
戦闘、組織運営、同盟申請、共闘、裏切り……何でもありの「戦場のリアル」というコンセプトは面白そうなんだけどな。
面白そうではあるけど、同時に面倒臭そうでもある。「他人」という不可解な要素が怖い。まぁ普通にネトゲだ。
後腐れなく一対一で対戦する程度しか俺にはやれん。ゲームに罪はないが、ここだけはどうしても、な……。

むぅ。
デビルズサードは、今後PC版の配信が決まっている。マルチ要素のみで、基本無料の形式であるらしい。
ちなみにこのPC版は発表は、Wii U版発売前に、Wii U版の公式サイトで行われた。……何考えてんだよ板垣さん。
何だかなぁ。確かに「売れるわけない」ゲームであることは理解できるが、最低限の仁義ってのを守ってくれよ。
あの発表は今作の売上に影響したと思う。「PC版があるならWii Uなんぞでやりたくない」て人はいるだろうからな。
今作の販売本数は不明だが、一つ、指標がある。公式ツイッターのフォロー数だ。
ツイッターアカウント持ちユーザーは、これをフォローする可能性が高い。俺もしている。
ではその数字は……12/6現在、679人。全世界でこれです。無論=購入者数ではない。それにしても、少なすぎるだろう。
俺は放置のこともあり、フォローしたのは割と後なんだが、数字見て愕然としたよ。マル一個足りないんじゃね!? と。
そしてツイート数も少ない。11月は板垣氏主催のオフ会という面白い企画をやっていたが、それくらいだ。
活気がまるで感じられん。今からマルチをやろうにも、そもそも人がいない気がする。実際、多くはないだろう。
内容が良くても、過疎になればマトモに遊べない。昔も今も、如何ともし難いマルチの問題点だな。
衝撃の退社劇から7年、制作発表から5年。とうとう発売されたデビルズサードの結末が、これか。
まだPC版が控えている。そこで大きく巻き返せるといいね。……俺がそれに参加することはないけどね。はぁ。

マルチモードの世界は、アイヴァンがクマノに負けた「バッドエンド後」を描いているらしい。面白いな。
そして、デビルズサードが売れなかったバッドエンド後の現実世界がここにある。俺らはここで戦わなくちゃならない。
今後板垣氏率いるヴァルハラゲームスタジオはどうするんだろう。そう簡単に「次」に行けるんだろうか。
PC版の運営をやるとして、客を集められるのか。課金で儲けられるのか。まぁ俺がそんな心配してもしゃーないが。
でも、次のゲームは当然作ってほしい。俺はまだまだNINJA GAIDENの幻影を追う。板垣氏の次回作に期待する。
今作がこんな結末だと、もう金を出してくれるとこがあるとも思えん。けど板垣氏が小粒ゲームを作るとも思えん。
……うーん、考えてもしゃーない。考える気もない。板垣さん、頑張って下さい。面白いゲーム作って下さい。小並。
次を出すなら、必ず買います。これが最強の応援になりませんか? 今話題の「行けないけど頑張って」じゃないよ。
その意味じゃ、最低限従来通りのパッケソフトで出してほしいな。今やそれも非常に贅沢な望みだが。
バッドエンドは、エンドじゃない。世界は死ぬまで続いていく。俺はまだまだゲームやります。
だからまだまだゲーム作ってもらわにゃならんのです。次も旬のジャンルですか? てことは……スマホゲームですね!!

……はぁ……。








web拍手

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑1511 | トップ | 雑1512+今年のゲーム総括 »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サク)
2015-12-06 14:40:30
おお…遂にデビルズサードの記事ですか
シューターというジャンルへの不満、激しく共感出来ます
結局、シューターというジャンルの根本的な良さは日本人には理解出来ない気がしますね
日本人にとっては剣と魔法の世界も銃での撃ち合いも等しく絵空事ですが、海外では銃での撃ち合いというのがもうちょっと身近なものなのかなと感じます
まあ長くなるので詳しくは書きませんが、ゲーム的な派手さやエンターテイメント性よりもリアルさが重視されるのはそういうところに根付いているのかなと

WiiUユーザー持ちとしてデビルズサードは少し気にかけてましたが、otaさんの感想を見る限りではやっぱり購入は見送りですかねえ。WiiUならではゲームとかならまだしも、WiiUに足引っ張られてるだけのゲームって感じですし…
悪いゲームでは無さそう、というかオンが面白いならシューターとしては良作という気がしますが、自分もあんまりオン主体のゲームは好きじゃないですし

個人的にオンはオフの延長であって欲しいんですよねえ
オフでのソロプレイが面白すぎてハマって、クリアしたけどこの面白さをもっと味わいたい→よしオンやろうって感じが理想かなと
オフやりこんでればある程度操作も上手くなって、オンで全くついていけないってことも無いですしね
返信する
Unknown (ota)
2015-12-06 19:31:13
>結局、シューターというジャンルの根本的な良さは日本人には理解出来ない気がしますね
ゲームは他のジャンルと比べて言語の違いという壁が低く、特にアクション系だと文字が読めなくても楽しめるのは素晴らしいことだと思います。
だから俺はあんまし文化の違い、洋の東西の差といった言い方は好きじゃないんですが……撃ちゲーにそれは、確実にありますねw
どうしてあの人らはああもシューターが好きなのか。そんなに銃撃が一般的なんでしょうか。それで生きていけるのか。分からん……。
スプラトゥーンをきっかけに、和製の、「お約束」を壊すシューターの登場を願いたいもんですわ。
現状の延長じゃ、いつまでたっても「面白いけど強い違和感」を抱き続けることになりそうです。うーむ……。

デビルズサードはWii U専売(PCは別として)ですが、決して望んでそうなったわけじゃない。これは間違いないでしょう。
ソロだけでもちゃんと作ってあるとは思いますが、マルチも望むと人の多さが不安要素ですね。
スプラトゥーンのような継続的な話題提供をしてくれていればなぁ。まぁ割に合わんのだろうな……。

>オフでのソロプレイが面白すぎてハマって、クリアしたけどこの面白さをもっと味わいたい→よしオンやろうって感じが理想かなと
同意ですが、やはり敵が人とCPUでは全くゲーム性が違いますからね。格ゲーの対人とCPU戦の違いとよく似ています。
基本操作を学ぶにはいいですけど、オンだと多分そんなの身につけてて当然でしょうしねw 難しいもんです……。
返信する
ありきたりですが、よいお年を。 (ボアー)
2015-12-30 03:34:56
 自分が物心がついて初めて(と言っても幼稚園児の頃なので記憶が曖昧ですが)プレイしたゲームはHaloでした。勿論まともに操作などできていなかったと思いますが、画面分割で兄貴やその友達と一緒に遊んでいたのはなんとなく覚えています。
 何が言いたいかというと、自分にとって「ゲーム」の起点は撃ちゲーだということです。いまでも大好きなジャンルであり、Gears of war 3のオンライン対戦なんかはこの世で一番楽しいと思っています。少なくとも自分にとっては最高のゲームです。
 まだ、自分の周りにはHaloやギアーズを知っている友人はあまり居ませんが、Call of dutyをプレイしている奴は結構います。そんな感じで時代が進むにつれてだんだん撃ちゲーも日本人に浸透していくんじゃないかな~と思います。
 やはり"初めての体験"というのは、それらの物事に対する考え方の基盤となる大きな要素だと思うので、それが撃ちゲーであることが珍しくなくなれば日本の撃ちゲー人口も増えていくのではないかと思います。
 otaさんにとってはそれが虚しかったりするのでしょうか?
 
・・・自分はまだ17歳ですが、今のotaさんと同じくらいの年になったとき、ひょっとするとotaさんと同じようなことを愚痴っているかもしれませんね。十数年後は自分が古い時代の人間になるのかぁ、、、。

 夜中の3時に深夜テンションで書いたので支離滅裂な部分があるかも、すみません。とりあえず、長くなりましたが撃ちゲー大好きな日本人もいるということを書きたかったのです(笑)。
 何はともあれ、お体に気をつけて年末年始お過ごしください。    
               
               良いお年を。
返信する
Unknown (ota)
2015-12-30 16:51:01
ほうほう……いやもちろん、日本人にも撃ちゲー大好き層がいることは理解しています。
CODなんて今や日本でも完全に年末定番タイトルで、売り上げ的にも上位ですからね。……そう考えると普通に定着してるのか?
本場の数字が桁違いなだけで、「日本人は撃ちゲーが苦手」というのももう古い観念かもしれませんね。うーむ。

>やはり"初めての体験"というのは、それらの物事に対する考え方の基盤となる大きな要素だと思うので、
なるほど。これは実際ありますね。俺もガキの頃の様々な「原体験」が、今も自分に強く影響してますし。
今は丁度「スプラトゥーン」がブームですから、ここから子供達が本格撃ちゲーに進んでいくことは十分考えられます。
このジャンルは、海外人気の規模が「異常」過ぎて、どうも素直に見られないんですよね。毎年1000万本ですよ!? おかしいって。
……という色眼鏡は外しておくべきですね。今後も撃ちゲーはやりますが、意識はなるべく平坦にしておきたいと思います。

>・・・自分はまだ17歳ですが
ひぃぃい……ボアーさん、そんなお若いんですか。つーかギアーズはZ指定ですやんw まぁその、ほどほどに。
正直若い方がこんなやさぐれたブログ読むのはどうかと思うのですがw、気が向いたらまた覗いてやってください。
ボアーさんも良いお年を。
返信する
Unknown (たろう)
2016-04-20 00:24:03
こんにちは。
以前パタポン2にコメントした者です。

otaさんが撃ちゲーに対して非常に否定的であるので、わたしなりに撃ちゲーについて考えてみましたw

まぁ結果から申しますと、私は撃ちゲーのオフラインやキャンペーンは面白くないと思います。もちろん中には面白いものも多くあるのでしょうが、私が今まで体験したcod,bf,farcry.l4d2においては明確に「面白くなかった」です。
しかしながら、オンラインは最高に面白かったです。

わたしはゲームの歴史にあまり詳しくないのですが、撃ちゲーって要するにシューティングゲームのことですよね?
「インベーダー」がインベーダー視点になったのがtpsやfpsと考えれば、撃ちゲーってそもそもテレビゲーム誕生の非常に近いところにあるんじゃないでしょうか。
銃かどうかは関係なくて、遠距離でほぼ時間差なく攻撃が当たるものって言ったら銃になるんじゃないですかね。
逆にそういったもので銃以外ってなると難しいのじゃないでしょうか。スプラトゥーンなんかパクリだと言われてますが、どちらにせよインクの発想はすごいですね。

そういった技術の進歩とともにtpsとなりfpsとなっただけかと。
なった当初はもちろん新しいジャンルですし、やり尽くされた感のあったシューティングがより複雑となって人気が出たのだと思います。
そして今に至っては、家庭にインターネットが普通の存在になったがために、より複雑で快感のあるPvPやcoopが主流となったのだと思います。快感とは相手に勝った優越感や、自分の強さを表す自己顕示です。
ただPvPやcoopでは撃ちゲー以外にも人気のあるジャンルがあるので少し話しがずれますね(-_-)
一旦この快感を知ってしまいますと、オフラインには戻れません。逆に言えば非常に楽しいので、ゲーマーではなかった人間もゲーマーになってしまうと思います。

otaさんの場合はオンラインの快感を知らないのに、オフラインがつまらないとのことなので、もともとこのジャンルが合わないもしくは、目新しさを感じないからじゃないですかね。
オフラインのシューティングがつまらない原因は、RPGやパズルと違って思考時間が非常に短く、かつほぼ必要ないからじゃないでしょうか。基本は「狙って撃つ」だけですもんね。
オンラインだと思考錯誤しなければいけませんが、オフラインではたいして必要じゃないですし。

最後になりますが、ゲームの基本は「敵を倒すこと」だと思っています。
でも、敵を物理的に倒す手段って意外と限られてませんか?

以上まとめて考えると、「日本人に撃ちゲーの良さは理解できない」ってのとは少し違ったところから撃ちゲーが見えてくるのではと思います。
非常に長くて申し訳ないです。支離滅裂ですが、読んでいただきありがとうございます。
返信する
Unknown (ota)
2016-04-20 21:29:19
どうもたろうさん、お久しぶりです。覚えておりますとも。

>まぁ結果から申しますと、私は撃ちゲーのオフラインやキャンペーンは面白くないと思います。
俺は一人用モードこそ頑張ってほしいのですが……このジャンルはどうも宿命的に一人用には向いてないのかもしれませんね。
人間相手でないと基本的に同じことの繰り返しになり、起伏が表現しにくい。相当魅力的な物語でもないと、引っ張る力が弱い。
「ボス戦を作りにくい」てのもあると思います。デビサーの場合もボス戦は近距離ネタが多く、撃ちゲーとしては寂しい感じでした。
何か改良の余地はあるのかもしれませんが、現状はマルチプレーの方がユーザーに訴求しやすいので、一人用は後回しなんでしょうね。
デビサーはそれなりには面白かったんですが、板垣氏が言うほどの濃密さは感じられませんでした。うーむ。

>わたしはゲームの歴史にあまり詳しくないのですが、撃ちゲーって要するにシューティングゲームのことですよね?
これはどうでしょう。個人的には呼び名が被ってるだけで別ジャンルだと思います。
「弾を撃つ」ことだけでも、無限弾でばら撒くように撃つ従来のシューティングと適宜補給し狙って撃つ撃ちゲーとは違いますしね。
……俺が知らんところで何かしら関係があるのかもしれませんが。撃ちゲーは俺にとってホント謎のジャンルで、その辺も分かりません。
>やり尽くされた感のあったシューティングがより複雑となって人気が出たのだと思います。
なるほど……。撃ちゲーの元祖はPCの「DOOM」辺りでしょうか。基礎ジャンルとしては新しい部類なのは間違いないでしょうね。
撃ちゲーは誕生が遅かった分、ハード性能進化の恩恵を今も強く受けられるから、隆盛を誇っているという気がします。
もうしばらくすれば、他ジャンルと同様、袋小路に入って停滞してしまうような。……勝手な想像ですな。はぁ。

>otaさんの場合はオンラインの快感を知らないのに、オフラインがつまらないとのことなので、もともとこのジャンルが合わないもしくは、目新しさを感じないからじゃないですかね。
一応4年前に「ギアーズ・オブ・ウォー」でマルチは少しやったんですよ。
初代ギアーズはこの時点でも発売から6年も経ってたのに、普通に人がいたことに驚きましたね。人気があるんだなぁと感心しました。
……で、ハマれませんでしたw わけも分からず殺されもしましたが、自分で殺せたこともあったんですけどね……ううむ。
このジャンルは「多対多」になるのは間違いないわけで、その時点で俺にはもうダメなのかもしれません。
格ゲーで一対一の、なんちゅーか「自分が主役」な勝負をやることに慣れているからなのかな……撃ちゲーの「その他大勢」感覚が何ともw

>「日本人に撃ちゲーの良さは理解できない」ってのとは少し違ったところから撃ちゲーが見えてくるのではと思います。
結局一人用を幾らやってもこのジャンルの良さには辿り着けないのでしょうね……マルチが合わないなら、もうスパっと切るべきか。
ただ、時々妙にやりたくなることも確かにあるんですw 「ギアーズ2」を持っているので、今年中にはやろかなと思っていたり。
俺はこれからも「このジャンルは分からん」と言いながら時々撃ちゲーをやるのでしょう。それもいいかもしれません。よくないか。
はぁ。
返信する
Unknown (たろう)
2016-04-21 01:01:09
早々と返事ありがとうございます。
やはり人それぞれ違う感覚なんですね、面白いです!
ついotaさんとお話しするのが面白くてコメントしてますが、返事はもう大丈夫です。なんなら消してしまってくださいw

otaさんが言うように、オフラインを面白くするのは難しそうですね。
話してて思い出しましたが、borderlandsというゲームをシリーズ通してやりまして、あれは中々面白かったです。しかしながらゲーム自体がってより、世界観とか雰囲気がよかったためですね。マルチプレイのような中毒性はありません…。

otaさんに撃ちゲーの面白さが伝わればよかったのですが(´・_・`)
オンラインにハマれるかどうかはきっと、上手くなりたいっていう欲求が芽生えるかどうかなんでしょうね…。
わたしはfpsPvPを始めた時、そもそもキャンペーンすら未経験の完全なるfps初心者だったので、1キル1キルがとんでもない喜びでしたし、上達も手に取るようにわかりました。それでのめりこんでいきましたね。

正直オフラインとオンラインは全然違いますね。オフが詰将棋ならオンは対局ですもんね。そもそも撃ちゲーだからと同じに考えるのは難しいような気がしてきましたw
otaさんももし機会があったら、撃ちゲーのマルチプレイで5連続勝利を目指してみてください(*^^*)わたしのPvPはじめたの頃の目標でした。
返信する
Unknown (ota)
2016-04-21 22:45:27
では少しだけ。
>正直オフラインとオンラインは全然違いますね。オフが詰将棋ならオンは対局ですもんね。
言い得て妙です。そして対局をやらずに詰将棋だけやってて「どうも将棋の魅力が分からない」というのはおかしいですよねw
今後撃ちゲーをプレーする時はオンの方も覗いてみるとします。よく分かってないけど、別に嫌な思いをしたわけじゃないですしね。
「ボーダーランズ」は実は持っていたりします。……つ、つ、積……うう……っ。
返信する

コメントを投稿

Wii Uゲーム感想文」カテゴリの最新記事