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<OSS> サンがSolaris にOSSを統合して提供

2005-12-23 21:12:25 | OSS・ニュース


 サン・マイクロシステムズは、SolarisにはPostgreSQL、OpenSolarisにはXen、ZFS、Solaris Containers for Linux Applicationのオープンソースソフトウエアを統合して、提供すると発表した。

 Solaris Containers for Linux Applicatinsを利用すると、Red Hat対応アプリケーションを無修正でシームレスにSolaris上で実行できる。

 サンはSolarisをオープンソース化して以来、OSSに対して積極的姿勢を見せている。これは今後のIT化にとってOSSが主流となるかもしれないという読みをしているからだろう。それにIBMがことのほかOSSに対して力を入れており、この期を逃したらIBMに差をつかれかねないといった考えもあろう。
http://jp.sun.com/back/2005/1221/

※全体のタイトルを「OSS(オープンソースソフトウエア)データファイル」に戻しました。


<OSS> OSCARアライアンスがLAMP技術者セミナーを開催

2005-12-21 23:30:07 | OSS・ニュース


 OSCARアライアンスは、OSSを活用を組み合わせたWebシステム構築プラットフォー「LAMP」技術を習得する教育事業の第2期の申し込みを開始した。同事業はLAMP技術者を育成するためにスタートしたもので今回は第2期になる。

 内容はPHPの基礎からWebアプリケーション構築までのマスターを目的とした2日間のスクール形式(ハンズオン)で行う。

 LAMPはOSSをベースとしたソフト開発環境のことで、企業や自治体などのエンタープライズ分野での採用が拡大している。OSSの市場拡大の大きなネックとなっているのは、OSS技術者の不足だ。OSCARアライアンスがLAMPセミナーを独自に開催し、OSS技術者育成に乗り出したことに敬意を表したい。
http://www.oscar.gr.jp/press/051220.php


<OSS> オープンソース・ジャパンがゼン・ドジャパン、レッドハットと協業

2005-12-19 22:28:42 | OSS・ニュース


 オープンソース・ジャパンは、ゼンド・ジャパンおよびレッドハットと、動的Webサイト構築言語「PHP」のエンタープライズ対応で協業した。協業の第1弾はパッケージソフト「Zend Core for IBM」について、「Red Hat Enterprise Linux4 on Power」上での検証を日本IBMの協力の下で実施し、日本語環境での対応を開始した。

 ゼンド社では、IBMのCloudscapeデータベース、DB2およびZend社のPHP環境を統合し、05年9月から日本でも無償でダウンロード提供している。

 これまでOSSは、比較的小規模なシステムとかテスト的なシステムに使われてきた。今回3社が協業したことによって本格的な大規模システムへの取り組みが開始される意義は大きい。特に、今回日本IBMが協力という形で加わったことのインパクトは小さくない。
http://www.opensource.co.jp/Members/admin/news/OSJ_Zend_RedHat


<OSS> オープンソース・ジャパンがレガシーマイグレーションサービス提案

2005-12-14 22:24:38 | OSS・ニュース


 オープンソース・ジャパンは、企業や地方自治体を対象に、レガシーシステム(オフコン、メインフレーム)からオープンソースやオープンシステムへの移行可能性を調査するサービス「レガシー刷新可能性調査サービス」を開始する。

 従来、同社ではレガシーマイグレーションについては、COBOLからPHPへのコンバージョン提案を行ってきたが、今回、とりあえずCOBOL言語のままLinuxへ移行する「リホスト」、入出力部分のみにWeb技術を利用して効率化を図る「リフロント」など、いくつかの経過的処置も用意した。

 レガシーマイグレーションは、名称の格好の良さの割には実際には思ったほど浸透していない。これは、一度構築したシステムは、十分に枯れたシステムで、安定度から見るとまだまだ魅力的な存在であるからだ。今回同社が提案したサービス内容は、全面移行だけでなく部分的な移行も含まれており、より現実な提案だけにユーザーの反応は良いのではないかと思われる。
http://www.opensource.co.jp/Members/admin/news/legacy_migration_possibility


<OSS> OSCARアライアンスは05年受賞者をニユートーキヨーなど3者に決定

2005-12-13 21:24:41 | OSS・ニュース


 OSCAR Allianceは、2005年オープンソース・ビジネス・アワード受賞者として、ニユートーキヨー、福島情報サービス、青森県情報サービス産業協会―の3者に決定したと発表した。受賞理由は次の通り。

 ニユートーキヨーは、自社の販売・在庫管理システムをフルオープンソース環境「LAPP」に再構築し、オープンソースとして公開した。

 福島情報サービスは、㈱須賀川東部運送の業務システムをIBMeServer iSeriesのi5/OS上でオープンソースのAMP(Apach、MySQL、PHP)スタックにより構築した。

(社)青森県情報サービス産業協会は、今年度、地場IT企業の育成を図り、地域雇用の活性化を狙いオープンソースソフトウエア技術者育成事業を実施している。

 なお、「オープンソース・ビジネス・アワード」は、その年のオープンソース・ビジネスにおける最高峰を讃える年末の恒例行事として02年11月に創設されたもので、今年で4回目を迎える。
http://www.oscar.gr.jp/press/051213.php


<OSS> 日立製作所など4社が協力してJ2EEのシステム運用管理を検証

2005-12-05 21:00:37 | OSS・ニュース


 アイ・ティ・フロンティア、イーシー・ワン、日立製作所、日立ソフトウェアエンジニアリングの4社は、J2EEシステムの統合性管理に関する共同検証を実施することになった。4社は同検証の成果を関連する各種ソリューションに反映することによって、J2EEの基幹システム適用推進を支援することにしている。

 【短評】J2EEシステムとは、Java2Standard Edition(J2SE)にサーバー用のAPIや諸機能を付加したプラットフォームソフトで、アプリケーションサーバー製品に実装されており、DBソフトやWebサーバーソフトなどと組み合わせて使う。これまでもJ2EEは多くのシステムで使われているが、搭載システムが大規模化、複雑化するに従い、より強力なシステム運用管理ツール類の適用が求められるようになってきた。今回4社が協力し、より強力なツール類が揃うことによって、J2EEの普及に弾みが付くものと期待される。 (ossdatabank)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/12/1205.html


<OSS> ターボリナックスがアカデミックプログラムを発表 

2005-12-03 09:30:58 | OSS・ニュース


 ターボリナックスは教育機関におけるLinux導入を支援するためアカデミックプログラム「Turbolinux FUJI」アカデミック・キャンペーン」を実施することになった。デスクトップLinux「FUJI」とサーバーLinux「Turbolinux 10 Server」をセットで55%割引する。

 【短評】 「FUJI」の前身のデスクトップLinux「Turbolinux 10 Desktop」は03年の発売以来国内外の100校を超える教育機関に10000ライセンス以上を提供した実績を持つ。そして、よりWindowsに互換性を持たせたのが「FUJI」である。今、世の中はWindows(ワード、エクセル)一辺倒で、マイクロソフトの1人勝ち(独占)の状況にある。政治の世界で国家の独占を排除し、民間企業による自由な競争に移行させつつある現在、デスクトップPCの世界は異常な独占の世界に置かれており、ユーザーの選択の自由が奪われている。これを正すにはどうすればよいか。
 現実的な答えは1つ、LinuxPCとOSSを普及させることである。先日、マイクロソフトがLinuxPCを採用した学校がWinndowsPCに逆戻りした事例を発表したが、これはそれまでいた管理者が転校した結果元に戻しただけで、こんな事例は今後も当然出てくる。
 問題はLinuxPCに多少関心が高まったことに対するマイクロソフトのヒステリーとも取れる異常な対応である。まさに独裁者が1人の反対者も認めようとしない態度と同じだ。自由市場とは複数の企業が競い合い良い製品をユーザーに提供することだ。マイクロソフトはこの点がまったく分かっていない。今のデスクトップPC市場は独占禁止法違反の可能性すらある。 (ossdatabank
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20051101111642&mode=syosai


<OSS> 米国サンがSolarisに加えJavaとN1をOSS化すると発表

2005-12-02 21:30:26 | OSS・ニュース


 米国サン・マイクロシステムは、Java Enterprise SystemとN1管理ソフトウエア群および開発ツールをオープンソースソフトウエア(OSS)として無償提供すると発表した。そして、既にOSS化し無償提供されているSolaris OSを加え、オープンなインフラストラクチャー・ソフトウエア・プラットフォーム「Solaris Enterprise System」を構成することになった。同社では「Windowsを代替する無償のオープン環境を創出できた」ことをアピールしている。

 【短評】いよいよ来るべき時が来たという感じがする。サンがSolarisをOSS化した時は「OSS化にどこまで本気なの」という感想を抱いたが、今回のJavaとN1のOSS化で「本当に本気だった」ことがはっきりとした。ここまで、サンに踏み切らせた要因はやはりIBMのLinuxをはじめとするOSSへの姿勢だと思う。つまり「オープンの本家はサンであり、IBMではない」というメッセージを今打ち出す必要性を感じたのではないか。そして今回、Windowsの置き換えと明言しているのも注目される。一度は和解したマイクロソフトへの宣戦布告だ。一方、IBMはSolarisからLinuxへ移行サービスの強化を発表した。OSSを舞台に今後IBMとサンの激しい攻防戦が展開されることになる。(ossdatabank)
http://jp.sun.com/Press/release/2005/1201.html


<OSS> ソフトバンク・テクがワイズノットと提携し、ASPソフトをOSS化

2005-12-01 21:13:55 | OSS・ニュース


 OSSを中心に事業展開するワイズノットは、ソフトバンク・テクノロジーとセキュリティおよびオープンソース事業で資本提携を含む業務提携を行い、オープンソースを用いることにより安価でセキュアなASP・BPOサービスを提供することとなった。

 ソフトバンク・テクノロジーの強みであるセキュリティ技術、業務系・EC系を中心としたASPサービスのノウハウと、ワイズノットの強みであるOSS技術、サービスのノウハウの融合を図る。両社は今回の提携を通じ、合わせて初年度10億円の売上げを目指している。

 「オープンソース化によってほんとにコストが削減されるのですか」という質問受ける時がある。今回の2社の提携はこの質問の回答になると思う。つまり本当にコストが下がるからこそ、ソフトバンク・テクノロジーはワイズノットと提携して、ソフトをOSS化し、協業他社に勝てるASP・BPOサービスを提供しようと決定したわけである。 (ossdatabank)
http://www.wiseknot.co.jp/corp/press/press_051201sbt.html


<OSS> ノベルが日本HPとOSSなどで協業

2005-11-30 21:27:13 | OSS・ニュース


 ノベルは、日本HPと①オープンソース②金融グリット③半導体設計ソリューション―で協業することになった。これにより日本HPは「Novell SUSE Linux」を販売・サポートすると同時に「NovellSUSE Linux」に対応する自社製品・サービスを拡大することになった。

 これに基づき両社は、企業分野におけるOSSのさらなる認知拡大・利用促進のため、広告展開やJBoss Application Serverワークショップなど、直ぐに役立つ情報提供を中心にしたセミナーの開催、カタログの制作など、共同でマーケティング活動を展開する。

 今回の日本HPとノベルの提携の前にもLinux市場では新たな提携が見られた。①レガシーマイグレイションを軸とした日本IBMとレッドハットの提携②企業へのサーバー販売を軸にしたデルとミラクル・リナックスの提携③日本・韓国・中国のアジア地区を軸にしたターボリナックスと韓国、中国企業との提携―などである。今Linux市場は日進月歩のスピードで変化している。それだけに伸び盛りの市場だということができよう。(ossdatabank)
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-017.html