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<OSS> 1月から「LAMP」技術資格制度の運用がスタートとなる

2006-01-25 21:25:24 | OSS・ニュース


 オープンソース総合研究所とワイズノットは、Webアプリケーション開発エンジニアの技術力評価および標準化を目的とする資格制度「LAMP Expert」を共同で開発した。これはITSS標準をベースに、ブロンズ(初級LAMPプログラマー)、シルバー(中級LAMPプログラマー)、ゴールド(上級LAMPプログラマー)、プラチナ(LAMPスペシャリスト)の4ランクに分けられている。06年1月から運用を開始し、初年度認定者は1万名を見込んでいる。

 LAMPは、Linux(OS)、Apache(Webサーバー)、MySQL(データベース管理システム)、PHP(Webシステム開発スクリプト言語)の頭文字をとったもので、欧米ではWebシステムのOSS構築技術として既に確立している。今後、日本においても急速に普及が予想されており、今回新たに2社が資格制度「LAMP Expert」を開発したもの。

 LAMPはわが国で既にユーザーのシステム構築において徐々に採用が進んでおり、その有効性が実証されつつある。特にオープンソースソフトウェア(OSS)の普及の鍵を握る技術と見られている。今回、2社により開発された資格認定制度は、この意味から非常にタイムリーなものといえよう。
http://www.wiseknot.co.jp/corp/press/press_051227lex.html


<OSS> 米国レッドハットがCIOの満足度調査で2年連続1位を獲得

2006-01-24 23:19:54 | OSS・ニュース


 米国レッドハットは、ジフ・デービス社が発行する「CIO Insight」誌が実施した、米国の上級IT役員による「ベンダー価値と全体的満足度ランキング」で、レッドハットが2年連続トップとなったと発表した。

 レッドハットは、グローバルなベンダーが並んだリストの中で、総合評価84.2%で第1位を獲得した。さらに、「コスト削減に対する期待の充足度」と「ROIに対する期待の充足度」の2項目で首位にランクされている。

 レッドハットが、企業ユーザーの満足度ランキングで2年連続でトップになったことは、レッドハットには失礼だが正直なところ驚きだ。それだけ米国では一般企業にLinuxが浸透していることなのだろう。これまでレッドハットはどちらかというと、技術オタク集団といったイメージを持ちがちだが、事実は企業ユーザーに配慮したベンダーだということがこれで証明されたこととなった。今後、日本でもレッドハットに対するイメージが変わるのではないか。
http://www.jp.redhat.com/about/news/01192006.html


<OSS> NECが8CPU搭載Linuxサーバーで世界最高記録を達成

2006-01-20 22:01:13 | OSS・ニュース


 NECのItanium2搭載サーバーが「TPC-Cベンチマーク」で8プロセッサーLinuxおよびIAサーバーとして世界最高記録を達成。サーバーは「Express5800/1160Xe」で、OSはレッドハット社の「Red Hat Enterprise Linux AS for Itanium Processor Family」、DBMSはオラクル社の「Oracle Database 10g Enterprise Edition」を使用した。

 今回達成した世界最高値は、1分当たり254471トランザクション(tpmC)。これまで同社はItaniumプロセッサーを最大16個搭載したサーバーを世界で初めて稼働させるなどの実績を持つなど、インテルとの間の緊密な協業関係により、世界でも最先端のサーバー性能を誇っている。

 8プロセッサー搭載Linuxサーバーで世界最高性能を出したことにより、企業の基幹システムにおいて、Linuxが本格的に使われる機会が一層高まったものと思われる。後はLinux上で稼働するアプリケーションの数をいかに早く増やすことができるかである。アプリケーションが増えればLinuxユーザーが急速に拡大する事は目に見えている。今後はソフトウエア企業の奮闘に期待するのみ。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0601/2001.html

 


<OSS>ターボリナックスがインターネット放送局「ペンギンちゃんねる」提供開始

2006-01-19 21:58:20 | OSS・ニュース


 ターボリナックスは、インターネット放送局「あっ!とおどろく放送局」において、パソコンユーザー向け情報番組「Turbolinux Rresents ペンギンちゃんねる」の提供を開始した。内容はさまざまな切り口にで、パソコン初心者から上級者までが楽しめる番組となっている。

 生放送という形態を生かして視聴者参加型の番組構成とし、各種質問やリクエストにリアルタイムに応じながら、最新の情報を提供していく。

 情報の提供の仕方も「いよいよパソコンの生放送が使われるのが当たり前の時代になったのか」というのが率直な感想。Linuxパソコンはまだまだ一般には知られていない状態なので、このようなインターネット放送局で広く紹介されることにより、ユーザーが徐々に増えていくであろうことを期待したい。
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20060017110941&mode=syosai



<OSS> 米国RedHatの第3四半期の収益44%増と好調

2006-01-14 11:44:47 | OSS・ニュース


 レッドハットは米国RedHatの第3四半期(期末:05年11月30日)の業績を発表した。これによると、収益は前年比44%増、営業利益率は26%に増加するなど順調な伸びを見せた。

 RedHatのチャーリー・ピータース執行副社長兼最高財務責任者は「第3四半期の業績は、人材とインフラストラクチャーに対しこれまで投資を行ってきたことの反映」と語っている。また、ディオン・コーネットIR担当副社長は「RedHatが世界で最も急速に成長している中堅企業の1つであることは間違いない」と述べた。

 レッドハットは世界でも日本でも、LinuxOSのトップベンダーとして君臨している企業。極論すればRedHatの業績を追跡することによって、世界のOSSの進展度合いが判明するといっても言い過ぎではない。この意味から、今回のRedHatの業績からすると、OSSの世界的な普及の速度はここ当分衰えを見せないことをうかがわせる。
http://www.jp.redhat.com/about/news/01132006.html


<OSS> NEXTQが第1回EXtremeプレゼンテーション開催

2006-01-12 22:34:41 | OSS・ニュース


 UBAを前身にもつNEXTQ(東条巌会長)は、1月25日(水)、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)において「第1回EXtremeプレゼンテーションと懇親・交流会」を開催する。OSS関連のテーマでは「UNIX/Linuxアクセス&アカウント管理ソリューション」(講師:カスタム・テクノロジー川村豪取締役)がある。

 NEXTQの中心テーマはEXtreme(突出した技術や知恵)であり、優れた技術を持った企業同士が交流を通して、新たな価値の創造を図ろうとする新しい試み。IT関連企業は1つのテーマには深くなるが、視野が狭くなりがち。このような組織を利用することによって新たな展開が図れるかもしれない。

 UBA(UNIXビジネス協会)は、UNIX全盛時代には業界でも中心的存在であったので、ご存知の方もおられると思う。会長の東条氏はわが国で初めてADSLの商用化を手掛けたことで知られる。その後、ADSLの本格普及によってわが国は世界でも有数のインターネット普及率を誇れることになった。
http://www.nextq.jp/com/1st_conf.htm


<OSS> SRAが米国OSS最新技術動向のセミナーを開催

2006-01-10 21:04:11 | OSS・ニュース


 SRAが1月12日(木)午後2時から東京で事例紹介セミナー「オープンソース米国最新技術動向&活用事例紹介セミナー」 ―ソフトウェアに“無駄な投資”をしないために―を開催する。参加費:無料、定員24名。
 
 このセミナーで是非聞いておいた方がいいと思うのは、SRAが米国に本社を置くオープンソースソフトウェアの専門会社SRA OSS社の日本支社長・石井達夫氏による「オープンソース米国最新技術動向」である。
 よく米国人が講師をしてOSSの米国の動向の講演が行われるが、日本人とポイントのとらえ方が違うのか、イマイチ実態が分からないケースが多い。また、日本人の講師でも短期間の出張をして講演を行う場合、どこまで米国の真実の姿をつかんでいるのか、不安になる場合がある。これに対して、今回のセミナーは米国に本社があるSRA のOSS子会社の日本支社長なので、米国のOSSの真の姿が分かるのではないか。質疑応答の時間もあるようなので、時間をやりくりしてでも聞いて見る価値はありそうだ。
http://www.sra.co.jp/public/sra/event_seminar/seminar2005/060112.shtml

 


<OSS> IPAが「オープンソースソフトウェア・センター(OSSセンター)設立

2006-01-04 21:59:09 | OSS・ニュース


 IPAは「オープンソースソフトウェア・センター(OSSセンター)」を設立し、日本OSS推進フォーラムとの連携の下、①基盤整備②情報集約と発信③普及促進の3つを柱とした活動を展開することとなった。

 「基盤整備」は①OSSの性能評価②OSS導入の実証実験③OSS開発プロジェクトの支援、「情報集約と発信」はOSS関連情報DB「iPedia」を構築し①OSS用語集②OSS性能評価情報③OSS導入事例情報を提供、「普及促進」はOSS利用に際しての法的課題などを調査し整理・提言を行う。

 以上が発表の概略であるが今回の「OSSセンター」設立には、いくつかの疑問点がある。まず、日本OSS推進フォーラムとの相違が、あいまいな点が挙げられる。現時点での発表内容では、現在の「フォーラム」内で十分に対処できるのではないか。また、各種の情報提供では、民間の調査会社や出版社と競合しており、国の機関が乗り出さねばならないような状況にはなっていないし、逆に民営圧迫となり小泉改革に逆行するのではないのか。海外との協力体制でも、既に実績のある国際組織のOSDLなどとの関係を強化する方がより現実的対応ではないか。「OSSセンター」は屋上屋を重ねる組織の誕生といっては言い過ぎか。
http://www.ipa.go.jp/about/press/20060104.html


<OSS> 独シーメンスが国際的Linux組織「OSDL」に加盟

2005-12-27 23:13:13 | OSS・ニュース


 独シーメンスが国際的Linux組織「OSDL(Open Source Development Labs)」に加盟した。今回の加盟に際して中心的役割を演じたのが同社のLinux&OSS専門家チームの「CorporatCompetence Center embeddedLinux」で、Linux&OSSを全社で利用することを促進している。

 OSDLは2000年にCA、富士通、日立、HP、IBM、インテル、NECによって設立されたNPO(非営利団体)で、Linuxに関する業界全体にわたる取り組みを支援している。また、コンピューターとテスト設備が米国と日本にあり、世界中の開発者が利用できる。

 シーメンスはUNIXの普及に際してもリーダー的役割を演じてきた歴史的事実がある。今回この実績を持つ同社が今度はLinuxの国際組織のOSDLに加盟したことは、Linux陣営にとって強力なメンバーを迎え入れたことになり、Linuxの普及に一層拍車がかかりそうだ。
http://www.osdl.jp/newsroom/press_releases/2005/2005_12_06_beaverton.html


<OSS> Linux技術者認定試験「LPIC」の受験者が全世界で10万人を突破

2005-12-24 22:02:36 | OSS・ニュース


 LPI-JAPANは、Linux技術者認定機関「LPI」の実施するLinux技術者認定試験LPIC(Linux Professional Institute Certification)の受験者が全世界で10万人を突破したことを明らかにした。また、日本での受験者数は05年8月現在、4万7900人を突破している。

 LPICは①国際組織LPIによって運営され世界130カ国以上で実施②ベンダーに依存せずLinux技術力を評価③Linux技術認定の世界標準―を特徴としている。

 日本のLPICの受験者数のグラフを見ると04年から急速に伸びていることが分かる。今後もこの伸びは続くものと予想されるが、このことからもLinuxがIT全体の中で存在価値をますます高めていくものと思われる。
http://www.lpi.or.jp/lpic/aboutlpic/index.shtml