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<OSS> IPAが韓国ソフトウエア振興院と相互協力協定を締結

2005-11-28 23:43:28 | OSS・ニュース


 情報処理推進機構(IPA)は韓国ソフトウエア振興院(KIPA)と、ソフトウエアエンジニアリング分野およびオープンソースソフトウエア(OSS)分野などで相互協力協定を締結した。

 今回の協定により①定期的な情報交換②日韓双方での会議開催③双方主催のセミナー、カンファレンスなどへの参加―などが行われることになっている。

 IPAは現在日本、韓国および中国の3カ国によるOSS分野での協力体制を敷いている。今回日本と韓国の間で新たに協定を結んだのは、どのような背景があるのであろうか。3か国間で協議をするよりは、2カ国間の方が直ぐ行動が取れるということなのか。最近になりマイクロソフトが中国の自治体へのアプローチを強めており、OSSからの観点から見ると今後の中国の動きが気になるところだ。
(ossdatabank)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20051124.html


<OSS> CTCとEC-Oneが共同でOSS開発環境を開発

2005-11-27 11:17:59 | OSS・ニュース


 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)はイーシー・ワン(EC-One)と共同して、Sunのプラットフォーム上に、Webサーバーなどの各種OSSを組み合わせたJava開発環境プラットフォームを開発した。

 SunプラットフォームのOSはSolaris10で、搭載OSSは「Apache」「Tomcat」「Spring」「Struts」「Eclipse」「PostgreSQL」の6種類。

 Sunシステムで実績のあるCTCとJava専門ソフト開発会社のEC-Oneは05年3月に資本提携したが、今回のアプライアンスサーバーの共同企画・開発はこの成果の一環。両社の資本提携による成果は、今後どのような形で実現されていくのか興味深い。
(ossdatabank)
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2005_11/20051107_kt1.html


<OSS> LPI-Japan、サン、日本オラクルの3社が共同してITエンジニア育成に乗り出す

2005-11-25 21:32:43 | OSS・ニュース


 LPI-Japan、サン、日本オラクルの3社が共同で、ITエンジニア育成支援プログラム「トリプル・クラウン」を開始した。これはITエンジニアがシステムを開発する際に必要な技術力である「データベース(Oracle Database 10g)」「OS(Linux)」「プログラム言語(Java)」の3つに関する資格取得を支援するもの。

 実施期間は05年11月25日ー06年8月31日。「トリプル・クラウン」実施中に3つの資格を習得すると、特別セミナー受講などのメリットがある。3つの資格は「ITスキル標準(ITSS)」の汎用的なスキル体系のレベル1に対応している。

 「ITスキル標準(ITSS)」とは経産省が定めた、個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化した指標。このITSSはソフト開発会社のみならず一般の企業の情報システム部門に人たちでも今後、必須の資格になってくる。「自社の社員の技術力はITSSのこのレベルだ。それならITSSのこのレベルの外注を採用しよう」といった具合に使われる。つまり、ITSS資格を取ってないと最初から選考外といったこともありうる。この意味からITSSに真剣に取り組んだ方がよい。
 (ossdatabank)
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1497


<OSS> 米国オラクルがサンのSolarisをオープンソース64ビット開発・運用環境に選定

2005-11-22 21:50:58 | OSS・ニュース


 米国オラクルはサン・マイクロシステムズのOSであるSolaris10を、オープンソース64ビット開発・運用の推奨環境に選定した。Solaris10はマルチプラットフォーム対応のオープンソースのOSで、オラクルは今後開発組織全般を通じてこれを利用する。

 サンはSolaris10の出荷から1年足らずで、OSSとして300万本を超えるライセンスを無償配布している。また、Solarisは現在539以上のプラットフォームをサポートしており、業界で最もハードウエアの選択肢が広いOSとなっている。

 オラクルとサンによる今回のOSSへの取り組みの宣言は、OSS陣営から見た場合は歓迎すべきことなのかも知れない。ただ、サンはOSSの大きなうねりの中でやむを得ずSolarisをオープンソース化したことは否定できないし、オラクルもMySQLやPostgreSQLなどの強力なOSSのデータベースが出現したために、OSSを認めざるを得なくなったというのが真相だ。
(ossdatabase)
http://jp.sun.com/Press/release/2005/1118.html


<OSS> レッドハットが3つの重点技術分野を発表

2005-11-20 11:00:05 | OSS・ニュース


 米国レッドハットは05-06年の3つの重点技術分野を発表した。それらは①仮想化②ステートレスLinux③デベロッパー(開発者)支援―の3つである。これらをベースに、同社は今後ともオープンソースとパートナーの開発作業をサポートする最先端の開発環境にリソースを重点的に投入することにしている。

 ①仮想化=06年後半に出荷が予定されているRed Hat Enterprise Linuxの次期バージョンにはサーバー仮想化機能がフル統合される。製品としてはOSSの仮想化ソフト「Xen」を採用し、これによりシステムの利用率と可用性を最大化する。

 ②ステートレスLinux=シンクライアント化することにより、管理機能とセキュリティ機能を向上させることができる。

 ③デベロッパー支援=OSSの開発コミニュティのEclipse、SystemTAP、Fryskへの継続的投資を通じて、OSS開発ツールと分散型開発プロセスを組み合わせ、ソフトの品質の向上と製品化までの時間短縮を実現させる。 
(ossdatabank)
http://www.jp.redhat.com/about/news/11172005.html


<OSS> 富士通が「OSS技術支援センター」設立

2005-11-15 20:45:08 | OSS・ニュース


 富士通は「プラットフォームソリューションセンター」内に「OSS技術支援センター」を設立した。同センターではOSSミドルウエアを対象に、商談段階からシステムの設計・構築段階、運用段階までの各段階に応じたサービスを提供する。ユーザーのOSSシステム導入を支援する専門の技術者約50人を配置、ユーザーは240台の検証環境を無料で利用できる。

 今回、富士通が「OSS技術支援センター」設立したことは大歓迎ではあるが、一方ではもうちょっと早く手を打てなかったのか、という感じもする。MySQL、PostgreSQL、TomcatJBoss、PHPまで対象を拡大したと胸を張るが、これらのOSSミドルウエア/開発ツールは既に広く普及しているもので、何をいまさらという感じがしなくもない。

 ただ、シーイーシーが提供する米国SpikeSource社のOSSミドルウエア組み合わせ情報の提供だけは、他社にはないサービスだけに期待ができそうだ。 (ossdatabank)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/11/15.html


<OSS> 電通国際情報サービスがJava開発用フレームワーク「Seasar2」の商用サポートを開始

2005-11-09 22:19:59 | OSS・ニュース


 電通国際情報サービス(ISID)は、SeasarファウンデーションがOSSとして開発を行っているJava開発用フレームワーク「Seasar2」の商用サポートサービスを開始を開始した。これにより同社は企業ユーザーやソフトウエアベンダーにおけるシステム開発の効率化を支援することになった。同社の自社製品の開発プロジェクトでも既に利用しており、ソフト開発の生産性向上などの成果を挙げているという。

 Java開発用フレームワーク「Seasar2」は、OSSとして日本で開発されたツールであり、累計ダウンロード数が10万に及んでいる。このような状況に対して、同社ではオープンソース・コミュニティのSeasarファウンデーションを支援する意味も含め、今回「Seasar2」の商用サポートサービスを開始したもの。この同社の決定は、わが国のOSSを育てるという意味で賞賛されるもので、今後各社が同様な動きを取ることを大いに期待したい。 (ossdatabank)
http://www.isid.co.jp/news/back/051107Seasar.html


<OSS話題のひろば> HDEがLinux事業の成長で「デロイト・テクノロジー賞」受賞 

2005-10-23 20:37:48 | OSS・ニュース


  Linuxシステム運用管理事業を中心とするホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、東京都渋谷区、小椋一宏社長)は、2005年第3回「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジーFast50」において、過去売上高成長率153%を記録し、50位中39位を受賞した。この受賞によりHDEは、12月8日に発表が予定されている地域レベルのランキング第4回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジーFast500」に自動的にノミネートされる。

 今回の受賞の要因は、Linuxに特化した同社の製品群が高まった点や、メールフィルタリングや電子署名など、質の高いさまざまな製品を開発・投入した点などが挙げられる。

 このランキングは、世界各国および北米・欧州などの各地域ごとに実施されており、テクノロジー業界での成長性や成功のベンチマークとなっている。今回、同社が受賞したことは、わが国においてLinuxが本格普及期に入ったことを裏づける。http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200510070 (ossdata)


 


<OSSニュース> NTTコムウェアがロードバランサーのソースコードを公開

2005-10-19 22:34:32 | OSS・ニュース

 
  NTTコムウェアは「UltraMonkey」のLayer7のロードバランサー(負荷分散機能機能)を開発し、ソースコードを公開すると発表した。これによりIAサーバーとLinuxの組み合わせで、市販されている製品の1/5程度で構築することが可能となる。

 今回の機能強化は①Layer7負荷分散機能②SSL暗号化された情報の負荷分散機能の2点であるが、これらは最近のWebオンラインショッピングシステム構築などで必須の機能となっている。

 UltraMonkeyは、Linux上でオープンソースコンポーネントを使用し、IPネットワークの負荷分散と高可用性サービスを実現するためのプロジェクトおよびソリューションのことで、すでに世界中に多くのユーザーを持つ。今回、2004年12月にIPAの「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業公募」で採択され、NTTコムウェアが開発したもの。
http://www.nttcom.co.jp/news/pr05101901.html


<OSSニュース> 米国ノベル「BetterDesktop」開始

2005-10-16 21:18:08 | OSS・ニュース

 

 米国ノベルはopenSUSEプロジェクトの一環として、「BetterDesktopイニシアティブ」を開始した。これは、オープンソース開発者が、Linuxデスクトップの品質向上のために利用できるよう、ユーザビリティ・テストのデータやリソースを提供するもの。

  これにより、オープンソース開発者はユーザーニーズにより合ったアプリケーションを構築するためのリソースを入手することができるようになる。

  LinuxはサーバーOSとしては、既に多くの実績があるが、デスクトップOSとしてはまだまだ開発途上にある。このような時このイニシアティブが発足したことは、LinuxのデスクトップOSの進展のために大きな意義がある。
http://www.novell.co.jp/pressrel/2005/20051013_2.html