豪ノベルは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州政府とオープンソース契約を締結した。同契約により、ノベルはニューサウスウェールズ州政府の優先オープンソース・サプライヤ・グループに属する10社のうちの1社となる。
豪ノベルは「既にLinuxサービスやサポートを包括的に提供しており、オープンソース・ソリューションと既存の導入済みの独自ソリューションとの効果的な統合を実現するノウハウを持っている」と述べている。
自治体によるLinuxをはじめとするOSSソリューションの導入は、日本だけではなく海外でも活発のようだ。これは、いかにコストをかけずに、しかもセキュリティ対策を万全にとることができるのかを追求した結果出たものである。日本でも北海道が“オープンソースアイランド”宣言をしているなど、OSS化の流れは今後さらに加速度を増しそうだ。今回の豪ノベルがオーストラリアのニューサウスウェールズ州政府とオープンソース契約を締結したことは、世界的に見てもOSS化の流れが顕著になってきたことが、はっきりとしてきたことを現している。
http://www.novell.co.jp/pressrel/2006/20060310_1.html