OSS(オープンソースソフトウエア)の普及啓蒙NPO法人・OSCARアライアンスは、LAMP技術を習得する教育事業の第4期を京都で開催することになり、受講生の募集を開始した。日程は5月24-25日の2日間で定員は10人。
同教育事業はLAMPのエンジニアを2日間という短期間で育成することを特徴としている。エンジニア育成を推進する企業およびスキルアップやスキルチェンジを目指すエンジニアに最適な内容となっている。
LAMPは今後ますます需要が拡大することが予想されるが、技術者不足が悩みの種。OSCARアライアンスは従来から地道な技術者育成を手掛けており、頭が下がる。よく、OSSの啓蒙セミナーだけでことたれり、とする団体があるが、いくら啓蒙したって技術者がいなければ、何にもならないということをどう考えているのか訊きたくなる。ところで、今回京都での開催がいい。今は何をやるにも東京一辺倒だ。まあ、人集めが簡単だからであろう。しかし、これからのソフト産業を考えると、地方分散でなければ地方(東京以外という意味)の産業の発展は望めない。今、地方は産業というとゼネコンだけしか頭にない。その結果社会問題を引き起こしていることはご承知のとおり。これから地方の経済を救うのはゼネコンでなくソフトだというふうにしないと、日本に未来はない。OSCARアライアンスには頑張ってもらって、LANPスクールの全国展開を実現してほしい。もし、資金不足ならIT企業に支援を依頼すればいい。まともなIT企業なら必ず協力してくれるはずだ。
http://www.oscar.gr.jp/press/060421.php