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◇OSS◇ ワイズノットがOSSのトータルサポートネットワーク「VOSANOBA」構想を発表

2006-08-10 21:43:43 | OSS・ニュース


 ワイズノットはOSS(オープンソースソフトウエア)業界における国内最大のビジネスネットワーク「VOSANOBA(ボサノバ)」構想を発表した。これは、ワイズノットが創業以来6年間蓄積してきたOSSシステムの構築ノウハウと、関連会社のオープンソース総合研究所が所有するOSSコアテクノロジーを、協力会社とともに「VOSANOBA」参加企業に、OSSトータルソリューションの構築・サポートノウハウをトランスファーするもの。

 <短評>これまでOSS市場には数多くの開発コミティーが存在し、現在活発な活動を展開している。ところが、これまでの開発コミティーは、個々の製品についての活動がほとんどで、トータルな観点での組織は存在していなかったといっていい。今回ワイズノットが打ち出した「VOSANOBA」構想は、あくまで個々の製品ではなくトータルな立場に立ってのOSSの展開という点がユニークなところだ。これは、ユーザーのシステム構築にOSSを採用する際に欠かせないもので、この意味では今回の「VOSANOBA」構想は、ユーザーのシステムにOSSを取り込む際の強力な助っ人となろう。今後の展開に大いに期待したい。
http://www.wiseknot.co.jp/corp/press/press_060727.html


◇OSS◇ ワイズノットが札幌市のソフト産業育成プロジェクトのOSS部門に参画

2006-07-27 21:38:42 | OSS・ニュース


 ワイズノットが「札幌市高度情報通信人材育成・活用事業」のオープンソースソフトウエア(OSS)部門に参画し、LAMPなどOSSの講習会などに取り組むこととなった。

 <短評>ワイズノットはこれまでOSSに対して積極的に取り組んできている。特にLAMPの検定試験に取り組むなど、常にわが国のOSSの普及に貢献してきた。一方、札幌市はソフト産業の振興には積極的に取り組み“北海道はOSSアイランド”というキャッチフレーズを生み出すほど、とりわけOSSには熱心。この両者が手を結んで今後の北海道のソフトウエア産業を盛り上げ、「2016年までに市内IT関連産業を1兆円規模に育成」しようとしている。21世紀の日本はこれまでのような土建国家であっては生き残れないのは自明のこと。この意味から札幌市のソフト産業育成策は21世紀の日本を考える意味からもプロジェクトを成功させねばなるまい。
http://www.wiseknot.co.jp/corp/press/press_060705.html


◇OSS◇ 米レッドハットの07年度第1四半期の業績は好調

2006-07-18 22:52:34 | OSS・ニュース


 米レッドハットは、07会計年度第1四半期の業績を発表した。これによると総収益は前年同期比38%増であった。また、粗利益率は、前年同期の79%から84%へ向上した。

 <短評>米レッドハットの快進撃は依然止まらない。ここ当分この調子を持続しそうな感じがする。OSS(オープンソースソフトウエア)事業は儲からないという間違った見方があるが、米レッドハットの業績を見れば“OSS事業は儲かりまっせ”といってもいいことが証明できる。
http://www.jp.redhat.com/about/news/06282006.html


◇OSS◇ 日本IBMが自社のブレードサーバーにサンの「Solaris10」を搭載

2006-07-13 22:26:56 | OSS・ニュース


 日本IBMがブレードサーバー「IBM BladeCenter」において、サン・マイクロシステムズのサーバー用UNIX・OS「Solaris10」のサポートを開始した。

 <短評>UNIX・OS「Solaris10」はOSS(オープンソースソフトウエア)としてサンが今最も力を入れているOS製品だ。また、IBMは今ブレードサーバーの普及に躍起になっている。この2つが一体化しただけなのだが、サンとIBMの仲を考えると、また随分思い切ったことをしたもんだという気がする。少し前までサンはIBMのメインフレームユーザーを自社のUNIXサーバーに切り替えさせるため、随分露骨なIBMメインフレーム攻撃を仕掛けた。結果はIBMの勝ちといったとこだったようだが、以後IBMとサンは犬猿の仲であったはずだ。それが今回いつの間にか呉越同舟の仲になったようだ。この背景には、IBMとしてはOSSの市場を広げ、マイクロソフトの勢いを少しでも削ぐことが急務となっている。一方、サンもOSSのSolaris10の普及を図り、マイクロソフトにブレーキをかけたい。つまり、今回の2社の提携に背景には「敵の敵は味方」という論理が働いているようだ。
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060712002.html


◇OSS◇ デルがレッドハットと提携し「エンタープライズLinuxビジネス」を強化

2006-07-12 22:25:58 | OSS・ニュース


 デルは、スローガン「Linux on Dell」を掲げ、エンタープライズLinuxビジネスを強化すると発表した。これにより同社は今後「Linux=Dell:新しいデファクトスタンダード」を推進することになった。具体的にはレッドハットエンジニアがデルに常駐して、コンサルティングや情報共有を提供することにしている。

 <短評>いよいよマイクロソフトが恐れていたことが現実のものになってきた。デルはWindowsとともに成長を遂げ、今ではサーバーで世界No.1の座を占めるまでになった。このデルがマイクロソフトが忌み嫌うLinux、とりわけLinuxOSで既にデファクトスタンダードとなった感のあるレッドハットと一層の協力関係を強化すると発表したのである。デルも商売第一である。いくらこれまで恩義があるといっても、価格が高く、セキュリティに問題があり、しかもクローズのOSであるWindowsと心中はゴメン、といったところだろう。逆にLinux陣営は大いに今後勢いづく結果になる。マイクロソフトにとって、さらに間の悪いことに、カリスマ経営者のビル・ゲーツが引退を表明したばかりである。なんだか、デルはこのチャンスにレッドハットとの関係強化を打ち出したのではと、勘ぐりたくもなる。インテルがAMDに抜かれ、マイクロソフトがレッドハットに抜かれる―といった新しい業界の勢力図が次第に鮮明になりつつあるようだ。
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2006/060711?c=jp&l=jp&s=corp


◇OSS◇ テンアートニが社名を「サイオステクノロジー」に変更する

2006-06-13 23:21:20 | OSS・ニュース


 テンアートニは取締役会において社名を「サイオステクノロジー」(英文表記=SIOS Technology)に変更することを決定した。変更時期は06年11月06日。

 社名の変更の理由は、これまで培ったオープンソースやWebの技術的な強みを軸に、事業対象を全世界に拡げ積極的な展開を図るため。

 <短評>テンアートニはいち早くオープンソースとJavaを事業の中核に据えたという、先見性を持った企業だ。それだけに「テンアートニ」という舌を切りそうな名前をようやく覚えたところで、社名が変わるのは、なんとなく損をした気がする。まあ、社名を変えてもOSSとJavaの普及に尽力してほしいものだ。
http://www.10art-ni.co.jp/news/press20060612.html


◇OSS◇ コンピュータ教育センターがOSSプロジェクトを公募

2006-06-05 21:29:54 | OSS・ニュース


 (財)コンピュータ教育開発センター(CEC)は、現在、「Open School Platform」プロジェクトの公募を行っている。申請書および提案書を作成し、6月19日(月)必着で申し込むこと。

 同プロジェクトは、OSSベースのIT環境を学校現場にも導入し、OSSプラットフォームの教育現場への普及を促進させる狙いがある。OSS環境の有効性およびOSSビジネスのサポートモデルのあり方などを検証するのが目的。

 <短評>OSSの普及には人材の育成が重要なポイントである。そのためには、まず学生をOSS環境に慣れさせることが先決となる。そのためにもCECの同プロジェクトの成果に期待したい。
http://www.cec.or.jp/e2e/osp/h18koubo.html


 


◆OSS◆ 与謝野馨経済財政政策・金融担当大臣は、PCを自作し、Linuxを搭載し使っている

2006-05-28 07:39:08 | OSS・ニュース


 与謝野馨経済財政政策・金融担当大臣は、パソコンの自作が趣味で、しかも、Linuxを搭載して使っている。最近、日経のセミナーで与謝野大臣がわが国のソフト産業が発展する上で、OSS(オープンソースソフトウエア)の普及が欠かせないという主旨の講演を行ったが、このような発言が単なる官僚が書いた作文を読んでるのではなく、実際に自らパソコンを使っている政治家の生の言葉だと思うと重みが違ってくる。

 与謝野大臣は、与謝野晶子の孫で東大の法学部出身ときくと、がじがじの文科系の政治家だと思いがちだが、実は暇を見ては物理学の本を読み漁っているという、理科系の要素も持っている新しいタイプの政治家と分かり納得できた。

 これからの政治家は、最低英語の素養とパソコンを使いこなすだけの幅の広さが欠かせまい。ITと言っていれば何かの利権にありつけるのではないかと、パソコンも使いこなさずに首だけ突っ込んでいる政治家に日本のこれからのIT政策は任せられない。その意味で今後の与謝野大臣のIT政策、なかんずくOSSに対する発言に注目したい。
http://www.yosano.gr.jp/article/itpro20050308a.html


◆OSS◆ OSDLが米国からLinux/OSSの開発コミティーのリーダーを招聘しシンポジウム開催

2006-05-27 17:54:43 | OSS・ニュース


 OSDLは6月13日に日本建築学界建築会館ホール(東京都港区)で「OSDL-Japan Linux Symposium」を開催する。米国からLinux/OSS関連システムの開発コミティーのリーダーを招聘する。

 OSDLは“開発コミュニティへの橋渡し”の役割を強化することを今年度からの活動目標に掲げている。今回のイベントはその一環として行われるもの。

 <短評>OSDLはLinux/OSSを推進する国際組織として、活発な活動をしている。このほど、OSDLの日本担当ディレクターに元富士通の工内 隆氏が就任し、新しい活動をスタートさせた。
http://www.osdl.jp/osdl/newsroom/press_releases/

 


◆OSS◆ 日本ストラタスとシーイーシーが協業し、高信頼性のLinuxサーバー環境を提供

2006-05-24 21:09:57 | OSS・ニュース


 日本ストラタステクノロジーは、日本ストラタスの無停止型サーバー「ftServer」に、シーイーシーが提供するOSS(オープンソースソフトウエア)のサポート&アップデートサービス「OpusCoreスタックサービス」を組み合わせた高信頼性のLinuxソリューションの提供に向けての協業を開始する。

 ハードウエア上で99.999%を超える可用性を実現する無停止型サーバー「ftServer」とシーイーシーの「OpusCoreスタックサービス」を組み合わせることで、長期安定的なシステム稼働を低コストで実現できることになった。

 <短評>今回の2社の協業は、これでOSSも出るべき役者が出揃い、これからは企業の基幹システムのユーザーが増えるのみという感がする。Linuxの柔軟性にftServerの堅牢性が加われば、鬼に金棒といえるからだ。
http://www.cec-ltd.co.jp/news/2006/0523.html