日本IBMは、IBMが支援して設立したJavaのプラットフォームを無償で提供するオープンソース・コミュニティ「エクリプス財団」に、IBMがソフトウエア開発プロセス「Rational Unified Process(RUP)」の一部を寄贈したと発表した。
IBMはOSSに積極的に取り組むことを表明しており、その具体的な活動としてエクリプス財団を設立して Java技術の全世界への展開を図っており、日本にも支部が設立されている。今回、既に全世界の開発技術者が利用しているRationalを無料で公開に踏み切ったことにより、ソフトウェア開発プロセスでのRationalの世界標準化を狙ったものと思われる。
今回のIBMの決断は、OSSの普及という観点から見て大きな一歩となるものと思われる。
http://www.ibm.com/news/jp/ja/2005/10/10131.html