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◇OSS◇ケアブレインズOSSで米オープンロジックと戦略的提携

2007-04-29 21:00:56 | OSS・アプリ
 ケアブレインズは米オープンロジックとエンタープライズ・オープンソース市場を対象に戦略的パートナーシップを締結した。今後、オープンロジックは、ケアブレインズの顧客やパートナーに、SugarCRMアプリケーションその他のオープンソースビジネスアプリケーションと連動して使用される様々なオープンソースパッケージに対しサポートを提供する予定。

 <短評>ケアブレインズはSugarCRM社の日本で唯一の正規代理店としてSugarCRMのローカライズ、サポート、日本語コミュニティの開催、日本語オフィシャルガイドの発刊などを行っている。同時に日本初のコマーシャル・オープンソース・フォーラム事務局の主催、日本初の出店自由なオープンソースソフト製品取引サイトである@エクスチェンジの運営を行うなど幅広くOSS事業を展開している。SugarCRMはOSSのアプリケーションソフトとして今後日本での普及が見込まれている。今後OSS対応アプリケーションソフトは大きな飛躍が見込まれているが、ケアブレインズがこの波に上手く乗れば企業として大きく飛躍が期待される。(ossdata)

http://www.sugarforum.jp/press/news/20070424.shtml

◇OSS◇オープンソース・ジャパンはマインドと提携し、OSS「人事給与」の販売を開始

2007-03-29 20:39:24 | OSS・アプリ
 オープンソース・ジャパン(OSJ)とマインドはOSS事業で提携し、マインドが開発したオープンソース人事給与システム「MosP人事給与Basic版」の販売を開始した。「MosP人事給与」はマインドが、自社開発のERPパッケージ製品のうち、人事給与パッケージをオープンソース公開公開したソフトウエア。オープンソース版は、GPLライセンスもしくは「オープンソース・ビジネスリーグ by OSCAR」利用許諾契約約款の下で公開され、現在も活発に開発が続けられている。Javaサーブレット環境、Tomcat、MySQL上に構築されており、多様なOS上での動作が可能になっている。また、日本で開発されたソフトのため、日本語環境に優れ、日本の独自の商習慣にも対応可能となっている。

 <短評>OSJはOSSのアプリケーションソフトの草分け的企業であり、豊富な実績を持っている。今回は人事給与という企業のアプリケーションでも中心的存在のソフトをOSS化であり、これまで以上にその意味合いが大きい。人事給与が成功すると他の業務ソフトもOSS化の可能性が出てくる。さらに進めばERPパッケージのOSS化ということにもつながる可能性がある。ERP製品には既に多くの有力な製品があるが、OSS化に加え純国産ソフトという点にメリットがある。つまり、日本語処理が容易にでき、さらに日本の商習慣にフィットした環境作りができるからだ。その意味から今回の「MosP人事給与Basic版」は楽しみな製品ではある。(ossdata)

http://www.opensource.co.jp/item/219/catid/2

◇OSS◇ ノベルが日本IBMと協力し、中堅企業向けOSS対応パッケージの提供開始

2006-09-07 21:10:16 | OSS・アプリ


 ノベルは、日本IBMと協力し中堅・中小企業向けエンタープライズソリューション「Integrated Stack for Linux(ISL)」の国内提供を開始すると発表した。このISLは日本IBMの推奨サーバーSystemxおよびBladeCenterと無償ミドルウエア(DBMS、Webアプリケーションサーバー)に、ノベルのSUSE Linux Enterprise Server(SLES)を統合させたもの。

 <短評>ノベルとIBMがコンビを組んだ製品で、今回は中堅・中小企業をターゲットにOSSをベースにしているところがミソ。パッケージ化しているため、中堅・中小企業が導入しやすいことになる。ただ、少々心配な点もある。このISLは全世界共通のメニューだと思われるが、往々にして日本のユーザーにフィットしない場合も少なくない。ノベル、IBM、パッケージの3点セットだけで考えていると、思わぬ苦戦をする場合がある。ポイントはやはり“日本化”の完成度といっていいであろう。
http://www.novell.com/ja-jp/pressrel/2006/20060906_1.html


◇OSS◇ OSJがOSSのe‐Learningプラットフォームの提供を開始

2006-08-20 06:08:36 | OSS・アプリ


 オープンソース・ジャパン(OSJ)は、OSS(オープンソースソフトウエア)のeラーニング・プラットフォーム活用に向けたサポート・サービス「OSJビルド・クラシックfor e‐Lesrning」を発表した。これは同社の、インストール支援からカスタマイズまで段階ごとにメニュー化したサポート・サービス「OSJビルド・クラシック」の第2弾に当たるもの。提供に当たっては、国内で多くの「Moodle」(LAMPをベースとしたe‐Learningプラットフォームで、全世界158カ国、約14000サイトの実績を有する)の導入実績を持つeラーニングサービス(沖縄県那覇市、秋山實社長)と協業し、サービスを提供する。

 <短評>OSJは、OSSについて常にリーダーシップを発揮して、新しい取り組みを行っているが、「OSJビルド・クラシック」もその中の一つ。これまでのOSS分野の取り組みは、どちらかというとミドルウエアを中心に展開してきたといてもいいだろう。ところが、「OSJビルド・クラシック」はOSSをアプリケーションの面からとらえているのが、新鮮味がある。第3弾、第4弾が楽しみになってきた。
http://www.opensource.co.jp/item/148/catid/2


◇OSS◇ LinuxPC実証実験の成果を4自治体が発表

2006-08-01 21:25:21 | OSS・アプリ


 情報処理推進機構(IPA)は、2005年度「自治体におけるオープンソースソフトウエア活用に向けての導入実証」成果を発表した。同実証実験は自治体におけるOSSを活用したデスクトップ環境の本格的な普及促進のために行われたもの。今回実施した自治体は①北海道札幌市②栃木県二宮町③大分県津久見市④沖縄県浦添市―の4つ。

 <短評>OSSを活用したデスクトップ環境、すなわちLinuxPCをWindows一色に染まった環境の中で使い、どう広めていくのか、という簡単のようで難しい課題に取り組んでいるのが、この実証実験だ。中でもキーとなるのが既存のWindows環境とのデータのやり取り。この辺の課題をきちっと解決できれば、LinuxPCの前途は洋々としている。関係者の一層の奮闘をお願いしたいものだ。
http://www.ipa.go.jp/software/open/2005/stc/report/index.html


◇OSS◇ OSJがアプリケーションOSSのサポート・サービスを開始

2006-07-30 05:30:44 | OSS・アプリ


 オープンソース・ジャパン(OSJ)は、OSSのサイト構築支援からカスタマイズまで段階ごとにメニュー化したサポートサービス「OSJビルド・クラシック」の第1弾としてOSS(オープンソースソフトウエア)の外食産業向け販売管理・在庫管理アプリケーション
「Olut(オルット)サポート・サービス」を発表した。「Olut」はニュートーキヨーがOSS公開している販売管理・在庫管理アプリケーションソフトで、OSCARアライアンス(堀内英紀会長)のWebサイト(http://www.oscar.jp/)からダウンロード可能。

 <短評>「Olut(オルット)」は国産アプリケーションOSSとして先駆的役割を演じている。既にOSSはOSやミドルウエアについては市場に定着し、今後急速に市場を拡大しようとしているが、アプリケーションOSSはまだまだ少ない。ただ、最近になり米国製のアプリケーションOSSが日本市場で販売されるに及び、わが国でもにわかにアプリケーションOSSに対する関心が高まりつつある。今回OSJが「Olutサポート・サービス」を開始することになり、ユーザーのアプリケーションOSSに対する認識が大きく変わることが考えられる。
http://www.opensource.co.jp/item/143/catid/2
 なお、OSJは「Olutサポート・サービス」の提供開始を記念して8月9日(水)午後3時から「Olut無料セミナー」を開催する。
http://www.opensource.co.jp/item/140/catid/2


◇OSS◇ 野村総合研究所が日本発OLAPツールをOSSで世界に向けて公開

2006-05-31 21:48:29 | OSS・アプリ


 野村総合研究所(NRI)は、OSS(オープンソースソフトウエア)のアイエイエフコンサルティング製OLAPツール「OpenOLAP」のMySQL対応版「OpenOLAP for MySQL」を開発し、ソースコードを公開した。

 NRIは「OpenOLAP for MySQL」のソースコードを公開することにより、日本発のOpenOLAPを世界中のMySQLユーザーに広めることを狙っている。

 <短評>OSSのOLAPツール「OpenOLAP」は既に紹介したが、今回NRIがMySQL版を公開したことによって、新たな段階に入った。それは日本発のソフトを世界に広める可能性が出てきたからである。先日も与謝野大臣が「OSSによって入超の日本のソフト業界の転換を図らなければならない」とセミナーで講演したが、この話を具体化したのが今回の「OpenOLAP for MySQL」である。これまでOLAPツールというと欧米の製品しかなかったため、日本のユーザーは高額なこれらの欧米の製品を購入せざるを得なかった。ところが今後は、機能的にも劣らないMySQL上で稼働する日本製のOLAPツールを購入することができるようになる。そして、これまで日本発のソフトは世界での普及は難しいと見られていたが、OSS化することによっ世界への道が開かれようとしている。今回のケースが成功すると、一挙に日本製のソフトが世界市場に向け普及し始める可能性がある。その意味で今回のケースは画期的な“事件”と言ってもいい過ぎでない。
http://www.nri.co.jp/news/2006/060530.html

 


◆OSS◆ 住商情報システムがOSSを取り入れた「SHARE/Web人事・給与シリーズ」を発売

2006-05-27 17:53:12 | OSS・アプリ


 住商情報システムは、マルチデータベース/オープンソースに対応した「SHARE/Web人事・給与シリーズ」およびWeb勤怠管理システム「SHARE/OTM Ver.3.0」の販売を開始した。

 データベース対応製品は、Oracle、MS SQL Server、DB2、Sybase、MySQL、PostgreSQLなど。また、今回OSS(オープンソースソフトウエア)を取り入れて、PDF明細出力およびメール配信オプションを標準装備することになった。

 <短評>大手SI企業が自社のアプリケーションソフトにOSSを取り入れる発表をするといったことは、少し前までは考えられなかった。それだけ現在では、OSSが“当たり前のソフト”として受け取られ始めた証拠であるし、特に強調したいのがミドルウエアばかりでなく、
アプリケーションまでOSSが採用されてきたことである。
http://www.scs.co.jp/news/pdf/20060522_2.pdf


◆OSS◆ 東京工科大学とネットツーコムがLinuxOS搭載のIP携帯端末を開発、発売

2006-05-18 21:27:44 | OSS・アプリ


 東京工科大学とネットツーコムは、LinuxOS搭載のOSS(オープンソースソフトウエア)IP携帯端末「工科大ケータイ」を開発した。販売は有隣堂で7万5000円で販売を開始する。

 同端末は携帯電話の外部形状を持ち、外部拡張スロットにCFカードインターフェイスを採用。CFカードの選択により様々な通信メディアを切り替えることができる。

 <短評>東京工科大学の学長の相磯秀夫先生は、わが国の情報科学の先駆者の一人だ。その東京工科大学はOSSに力を入れているという。同大学ではまだOSS化が実現していない携帯電話をターゲットに選んだ。この結果、携帯電話のソフトウエアがオープンソースとして開発できる環境を整え、オープンな環境で誰もが将来の携帯電話を創造し実現できる世界を、他に先駆けて完成させた。ユニークな研究成果に注目あれ。
http://www.net-2com.com/newn2c/company/news.html

 

 


◇OSS◇ 米国ノベルが英国ロイターと提携し、RMDSをLinux上で稼働

2006-05-08 21:51:25 | OSS・アプリ


 米国ノベルは、英国ロイター社と提携し、世界の金融機関向けの「Reuters Market Data System(RMDS)」を、Novell SUSE Linux Enterprise Server上でサポートしていくことになった。

 さらに、ロイターは、ノベルのPartnerNetプログラムに参加し、SUSE Linux Enterprise Server上でのRMDSの認定を受けた。

 <短評>最近、Linuxが企業の基幹システムに採用されるケースが増えているが、今回の提携もこの一種ということができよう。今後、Linux&OSSはますます企業の重要なアプリケーションに浸透していくことになろう。
http://www.novell.co.jp/pressrel/2006/20060425_1.html