真璃通信

ティールーム&ギャラリー 真璃

春すぎて

2009-04-25 15:43:57 | Weblog
 春すぎて 夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

あまりにも当たり前の けれど 今また新めて 日本人の心、辿ってみたくて  百人一首の本三冊を読み復習ってみました。
読み比べも楽しいし、独自の解釈や共通の部分が見えてきて面白いかと複数本を選んだ次第。

学生の頃はさして深く読み勧めなかったものに、興味が深まるのは年?の所為なのか…?

読後感想―――こんなに恋の歌が多かったのか!!と、途中でうんざりもしたが 一見恋を歌っている様子ながら背後に読み取れる無限大の解釈と時代背景を想定すれば なるほど…の感慨深いものも確かなり…でした。でも やっぱり 私は冒頭のような 風景や季節を感じられるものが好きだな~

私が一番感動したのは 
大僧正慈円 作
おほけなく うき世の民におほふかな わがたつ杣に墨染の袖
懐の広大さを感じて しばし 感涙…でした。百人一首の中で思わず涙したのはこの一首。
…深い…
日本の財産・宝物に触れ、また奈良を歩いてみたくなりました。

花の命は短くて…

2009-04-22 12:00:06 | Weblog
 桜が散る頃に咲き始める海堂の花です。 時を同じくして シャクナゲの花もお見事。 揃って、春の花木の女王の座は彼女達のもの。
可憐な海堂は うら若き乙女。 豪華な花のシャクナゲは、う~ん、熟女の貫禄かな。

彼女達の美しい姿を愛でるのも 毎年の春の楽しみのひとつです。〓〓

トリアシショウマ

2009-04-16 14:18:05 | Weblog
 先日の日曜に桜を愛でに出掛けました。車窓から見事な満開の桜が!おーっ!お見事!
この季節になると普段はそこにあることも知らない桜の存在をを確認する事にもなります。
車を駐車場に停めて てくてくと歩く。 庭の花々を眺めさせて頂きながらの民家が途切れて山道になり、側を流れる小川のせせらぎに癒されながら、歩く、歩く… 歩き疲れて出た車道の傍らの石に腰掛けて、ほっと一息。
少し汗ばんだ身体に爽やかな風が心地いい~
山の空気を楽しんでいる、そんな私の側に軽のワゴン車が停まりました。
中から一人の野良仕事風スタイルのおばさまが降りて来て、「歩いていらしたんですか?」と声を掛けて下さいました。
これからね、山菜を見に、出てるかなー、まだちょっと早いんですけどね、と言いながら奥の方へ入って行かれました。ほどなく戻って来たおばさまの手には瑞々しい緑の山菜が…。
これは水菜、これはいっぽんわらび、これはトリアシショウマと言って、これくらいにざくざくと切って竹の子と一緒に味噌汁に入れて食べたりね、これはほら、一本しかないけどタラノメ。… 調理法まで伝授して下さった上、私は採るのが好きなのよ、(山菜の出具合が)どんなかな、と思って来てみただけだから、と そっくり私に下さって車に乗り込むと笑顔で手を振りながら帰っていかれました。 おばさまが観音さまに見えた事は言うまでもありません。
その日のメニューに山菜のてんぷらが加わりました。丁度 横浜から来ていた伯父も初物のお料理に大喜びでした。
初めての出会いのおばさまっ!ありがとうございました!!
葉が綺麗だから生けても綺麗よ、のお言葉どおり、陶器のコップにさしてみました。トリアシショウマ。
テーブルの上に緑の森の誕生です。

昨日生まれた子山羊

2009-04-03 13:04:37 | Weblog
真璃で玄米を仕入れさせて頂いている有機農法の宮尾農園さんの所の山羊のメイちゃんに子山羊が二匹生まれました。
メイちゃん、おめでとう!ご出産、お疲れさまでした!
子山羊達はママのメイちゃんの温かいお腹に顔をうずめているので可愛いお尻しか見えませんが、想像力で補って下さいましね。

皆様の所にも赤ちゃんからの命の輝きが届きますように!!