真璃通信

ティールーム&ギャラリー 真璃

メロンぱん

2009-03-27 20:25:03 | Weblog
 千葉に居る次男が帰省して来たので、買い物の際に彼の好物のメロンぱんをパン屋さんで購入。自宅の台所で他のパンと一緒に籠に盛り込んでいた所へ娘が登場。「あっ!メロンぱん!懐かしいー!食べたあーいっ!」「あら、じゃあ、半分個づつどうぞ」「でも、建さんのでしょ?」と少し遠慮のそぶりを見せた彼女だったが、翌朝のパン籠の中のメロンぱんはちゃんと半分なくなっていた。

メロンぱんはいつ頃からあるのだろう。今はパン屋さんもすっかりお洒落になり様々なパンが並んでいる。どうみてもお菓子の部類に入るものも色とりどりに美しささえ競っている。ここにも日本の食の豊かさが現れていると思う。

私の記憶は小学生の頃に遡る。まだ一年生位だったかもしれない。ランドセルを背負い登校する道で曲がる角にお店があった。何のお店なのかは記憶していないが食料品を扱っていたのは確か。ガラス越しの棚にパンが並んでいたから。その頃の菓子パンはクリームパン・チョコレートパン・ジャムパン。茶色のふっくらした三角形で一個づつビニールの袋入りだった。美味しそうなそれをいつも眺めながら登下校した事を覚えている。簡単に買えるほど豊かな家ではなかったから、おねだりもしなかった。でも味わいの記憶はあるから何度か食べさせて貰っていたのだろうと思う。懐かしいセピア色の思い出のひとこまである。

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