おせっちゃんの今日2

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ゴリラの日・・9月24日

2023-09-25 13:57:50 | いろいろ

昨日夕方のニュースで突然「今日はゴリラの日です」と言ったのです。夕食を食べていた老人二人、えっ、と顔を見合わせて、次に首をかしげました。5・24,これをゴリラ関係に一致させる知恵が出ません、聞き違え?そうでもないよう。分からんねえ、首をひねるばかり。

今日・今、一週間を楽しく出発するためには、ゴリラ記念日研究からと思いました。ネットに頼りました。

「9月24日は、絶滅のおそれがある野生のゴリラの保護や、生息地である熱帯の森林の保全を呼びかけようと、保護に取り組む団体が「世界ゴリラの日」と定めているのだそうです。京都市動物園ではゴリラ一家に好物の果物を与えたのだそうです。

そう言えばわが家にもゴリラがいます。夫を揶揄していっているのではありません下に写真を入れます、ゴリちゃんと申します。

今はおせっちゃんちに住んでいますが、本当はおせっちゃんの息子のKのペットなのです。Kが大学生の頃、新宿のぬいぐるみやさんに可愛いゴリラがいる。「可愛いんだよ~!」と少し酔っぱらったパパさんをうまく誘導して買わしたのが僕だったのです。犬や猫の生きたペットは買わないうちで、ぼくはたちまち家中の人気者、ぼくのそばを通るときはチョンと鼻をつついて親愛の情を示してくれていました。プロ野球のヤクルトが優勝した年でした。テレビ中継があるときは、テレビの前に僕を連れて陣取り、応援したものです。
「ほら、ゴリちゃん、駄目じゃあないか、跳んで相手のホームラン叩き落せ」とか、「ほら,もう少しでホームランだよ、持って飛べ~!」とか、無理な注文に僕は困ったものでした。

ご主人のK君が結婚する時、新しいアパートは狭いからと、ぼくはおいて行かれたのです。迎えに来てくれるかと待っているんだけれどね。
でもここのうちに来た時は、おい、ゴリちゃん、元気にしているか、と撫でてくれるんだよ


6月8日・おりおりのことば・・・黒澤明

2023-09-23 13:03:45 | 言葉

まず、黒沢氏のその言葉をご紹介。「愛されて育った人とは、仕事がやりやすい」。

解説は、こう言った監督の気持ちを娘和子の言葉を引用して説明しています。
監督は当時、映画界に多い変わり種に独特の持ち味を出してもらうように苦労していたのです。愚痴が出たのですね。と。

同じ解説の中に、監督の変わり種の面白い表現が載せられています。気に入りましたので書き留めておきます。

   ★ 演技は大根でも、存在感の牛肉役者

   ★ 脇を固める器用な味付け役

   ★ くさい演技のニンニク役者

   ★ 無味無臭の水のような奴

特別難しい言葉を使っているわけではありませんね。演劇作成に同じ足場に立っているものの特徴をなんとも味のある表現で語っていますね。おせっちゃん、こういう表現をさらりと書いてみたいと思いますが。
「すごい」「無茶苦茶」だけでは決して表現できない言葉の技術ですよね。


他人の助けを借りることも

2023-09-22 13:40:09 | 徹子の部屋出演者

昨日の徹子の部屋は俳優の松村雄基さんがゲストでした。

彼は忙しいご両親に替わって、おばあさまに育てられたような子供だったとのことです。生活一般、全てを厳しく教え込まれたそうです。箸の正しい持ち方なども決して疎かにはしないしつけだったそうです。これが俳優を目指す道にも、ずいぶん役に立っていると思うのだそうです。

育ての親と言ってもいいおばあさまは、彼が高校生の時倒れ、それからは伯父・伯母と彼とで介護をする生活になったのだそうです。彼は高校生の時から、10年間以上、今でいうヤングケアラーを続けたようです。

「辛いと思わなあったですか」という徹子さんの質問に彼はこう答えていました。大事に育ててくれた祖母です。ベッドのそばでも習うことは多かったです。
昔は幼い子供を育て上げるのも、歳とって弱ってきた人をお世話をするのも、当たり前のこととして親族助け合ってやっていませんでしたか。わが家のその時はそうした生活そのものでしたよ。当たり前のこととしてやっていたように思います。
それでも、病が続き、症状がひどくなってくると、介護で疲れ切ってしまうようになりました。人間、いかに愛情を持っていても、限度以上の疲労は無理になります。些細なことに声を荒げたり、投げやりの世話になることが出てきました。

ここまで来たら、他人様の力を借りる方がいいのかもしれないと話し合いました。適当な施設が見つかりました。祖母にも分かるように丁寧に話し聞かせました。快く了解してくれました。

幸い、近くでし、伯父/伯母などは毎日見舞いに出かけましたし、私も出来得る限り出かけました。うまく生活ができるようになると、介護する人も、される人も、笑顔が多く、和やかになってきました。

介護は頑張り過ぎても双方上手くいかないこともあります。他人の手、専門家の手を借りることも必要だと思い知りました。
祖母は亡くなりました。安らかに、正に眠るようにす~っと旅立ってくれました。


「道中お気をつけて」

2023-09-21 16:10:14 | 言葉

先日、朝日新聞「声」に九歳の子供の声が載っていました。可愛い意見に感心しました。
ご紹介いたします。(おせっちゃんが勝手に文を変えています)

お母さんと子供たちで出かけました。弟がトイレに行きたくなってしまいました。コンビニによってトイレを借りました。
店員さんは、お掃除中にもかかわらず快く貸してくださいました。お礼を言う私たちに、店員のお兄さんはニコニコして大きな声で「道中お気をつけて」と言って送り出してくれました。
日ごろ使ったことのない言葉にびっくりしました。けど嬉しかったのです。
とても大人なコトバだと思いました。そして、人を思いやる、とてもやさしい言葉だなと感じました。
私もいつか、誰かに「道中お気をつけて」と言ってみたいなと思いました。

文章がしっかり書けているのに感心しました。店員教育が間違ているのか、変な日本語が蔓延したことがあります。ばあさんは、スーパーのレジのところで、いちいち正してやりたいと思ったりしたものです。

ことばに敏感で、美しく正しい葉を素直に受け取って、次々と口移ししていく社会を望みますが。
九歳の投書氏さん、おばあちゃんも道中気を付けて、は、あまり使っていませんでした。今度うまく使ってみますね。


ことばが立派になる・・・嫌なこと 田中小実昌

2023-09-20 13:47:33 | 言葉

ことばについて書いていたら、こんな言葉に出会いました。少し前の「折々のことば」です。

「言葉がりっぱになり、美しくなるのは、ぼくにはいやなことだ」・・・田中小実昌

解説にはこんなことが書かれていました。米国ではこのところライターをオーサーと呼び変えているようだ。同根のオーソリティーのごとく「権威ありげ」だと使うのだろうか。日本ではアーチストを自称する人が増えているようだ。
ゴミ箱を「護美箱」と書き、美化したと思っているのも聞きづらい。

おせっちゃんは、「護美箱」は、上手く当て字を嵌め込んで、新しいゴミ箱にしたなと感心したのだけれど。

ある時、八百屋の店先でギョッとして立ち止まったことがあります。値札に「人肉 〇〇円」とあったのです。え~っ!!と。人の肉を売るのか?? 並べてある商品を見て、なんだ当て字か、と一安心。「ニンニク」だった。あまりにひどい当て字だよね。

東京都知事に、小池さんがなってからしばらくは、その横文字発言が批判の的になったことがありました。おせっちゃん、英語音痴です。日本語で言える・・・横文字言葉で言っておいて、すぐ、日本語で言い直すほどだったら、初めから日本語で言うべきでしょう。ここは日本だし、我々は日本人なのだから。横文字・カタカナ文字言葉がそんなにりっぱにきこえるか、と自分の無知を恥もせず、批判組に加わっていましたした。

今、横文字どころか、頭文字言葉が画面をも、紙面をも埋め尽くしています。本当に理解できているのかしら。私はもうあきらめています。