おせっちゃんの今日2

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ふるさと納税・これでは役に立たないのでは

2023-09-28 16:44:06 | いろいろ

9月も終わりになります。役所仕事は期末になるのでしょう、ふるさと納税は締め切られるようです。

ふるさと納税って、その目的を全うしているのでしょうか。テレビなどでも取り上げていますが、国民の欲の皮を突っ張らしているようなものではないでしょうか。昨日のブログに書きましたが、田辺聖子さんのおっしゃる、多くを望むさもしい人間の欲望を満たすだけではないのでしょうか。

と言いながら、我が家でも、この制度が始まった時、観光をした九州の市が気にいったと、納めたのでした。思いもかけず、大きな荷物が届きました。その地の酒、名物の食品、などどっさりでした。
深く考えることもなく、良かったねと、食卓に乗せたのでした。
でも・・・と、おせっちゃんは考えました。こんなに返礼品をお返ししてくれて、寄付した金額はその市の収入としてどれだけ残るのだろう。お役人の何人かが、これに付きっ切りでその人件費も計算できているのだろうか。と心配になったものです。夫は、名物の宣伝になって、収支は成り立つのではないか、と言いましたが、私は何か納得いきませんでした。

そもそものこの制度の始まりは、生まれ育った自分のふるさとに、離れてしまったふるさとに、少し応援の手を差しのべるという趣旨だったのだと思います。返礼品など望んでいなかったと思います。
それが、返礼品の格付けをするように、どこの都市に、いくら寄付すれば、こんないいものが返って来る、競ってネットを睨んで、もらうことが目的になってしまったのですよね。
また考えてみれば、本来なら、自分の今住んでいる所へ納めるべき税金です。この制度で、返礼品のいい所へと流れてしまう税金のせいで、肝心の自分の住んでいるところの収入が減ってしまって、困っているということも聞きます。

恩返しのために寄付としてする納税が、もらうのが当たり前、もらわなければ損、いいものをくれるところにと変わってきてしまったのですよね。
おかしくありませんか。強欲ではありませんか。さもしくありませんか。
わが家では納税者の夫が病んで、事務処理が出来なくなり、おせっちゃんやりなよと事務仕事を押し付けようとしましたが、私は断りました。頑固だねえ、と不満顔の夫ですが。