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おせっちゃんの今日2

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考える大切さ

2021-10-09 13:36:19 | ニュースから

10年ぶりに震度5強に見舞われました。風呂上がり汗の収まるまでとパソコンを閉じたりベッドに持って行くお茶を用意したりしている所でした。久しぶりに地震らしい地震で、揺れも長く感じました。幸いわが家は普通の2階建て、私のいたところは1階、物が転げ落ちたりすることは一つもなく恐怖感も感じませんでした。翌日、妹のらい太からメール。マンション7階に住まう彼女のところはかなりの惨状だったようです。

さて、テレビはつけておりましたので、次々と情報が入ってきます。アナウンサーはそれを伝え、合間に余震があるかもしれない、揺れを感じてすぐに火を消しに行くことはやけどの恐れがあります。最近のガスなどの器具は地震を感じたら自動で消えるようになっています。一番にすべきことは身を守ることです。と繰り返し警告していました。

古い情報を後生大事に脳味噌にしみこませています。「地震だ。火を消せ!!」これが私の頭にある心得です。ここでも時代遅れです。幸い、町会の役員などをしていましたから身を守るほうが先行するのだと知識では知っていますが・・・。とっさにどちらの心得が出てきますやら。

もしもの災害に備えて、町会でも防災訓練をしますし、学校でも子供たちに訓練をして下さっているようです。でもこの訓練で気を付けなくてはいけないことと、いつかテレビでやっていました。思いがけない注意でした。

ある小学校で休み時間に突然地震が起こったと校内放送をしたのだそうです。運動場の真ん中で遊んでいた子供たちが一斉に校舎・教室へ走ったのだそうです。子どもたちの頭の中には「地震を感じたら机の下にもぐる」という知識が染みついていたのです。正しいことではありますが、この場合運動場の真ん中は机の下よりはよほど安全です。そのまま重心を低く、慌てずしゃがんでいることこそ身を守るためには正解です。

折角訓練をするなら、机の下という知識はもちろん大事なのでしょうが、その知識を越えて、今いる状態から自分の取るべき行動を自分で考えることを訓練すべきだというのでした。

町会の役員をすると、地域が一つになってという趣旨で学校と連絡を取り合う会もしています。同じ町内のD小学校の当時の校長先生がおっしゃいました。
「子どもたちには、こう言うことも言い聞かせています。幼い1年生などにはかわいそうな気もしますが、災害が起こるのが必ずしも、親や先生と一緒の時ではないのです。たった一人の時もあります。日ごろの訓練を思い出し、自分で考えて、場合場合で一番安全だと思える方法を選べるようにしておくのが大事」と教えるように心がけています、と。

命を守る瀬戸際に、とっさの判断をできる、考える子どもに教育することが大事でしょう。

子どもだけではないと思います。コロナ緊急事態の時、多くの大人が、「もっと細かい行動の指示をしてほしい」と一から十まで行動を規制することを望むような発言を聞きました。私はあれほどの情報があれば、あとは自己責任で、自分が考えるべきだと思うのです。ただし、コロナの場合は、感染が自分一人のリスクにならないところが辛いところです。そこまで深く考えることも社会人としての務めでしょう。

考える事・・・大事なことです。