織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

南ア・鳳凰三山紀行(7) 「御座石伝説」

2012年05月14日 | 南ア・鳳凰三山紀行
.




南ア・鳳凰三山紀行(7) 「御座石伝説」 .



御座石温泉は、山梨県韮崎市円野町上円井の小武川支流に面する標高約1,100メートルに位置し、フォッサ・マグナ(日本の主要な地溝帯の一つで、地質学においては東北日本と西南日本の境目とされる地帯。中央地溝帯とも呼ばれる)に沿ってわき出ていて、芦安温泉、桃の木温泉、青木鉱泉などと同様の温泉群の一つでもある。

源泉数1、泉温25度以下、湧出量毎分35リットル、自噴の酸性明ばん泉で皮膚病、リューマチなどに効能があるとされている。


ところで、御座石というチョット変わった名称は、奈良時代に奈良田(早川町)へ行幸した際、奈良法皇が鳳凰山へ登られ、帰路この地へ下山されたとき大石にカヤの小枝を敷いて休息された―という古い伝説によるといわれる。


奈良期の天平758年5月、剃髪をして法王になった孝謙天皇(奈良の法皇)が、お告げによって遥か東国の早川の上流・奈良田に遷居された。
病弱だったので当地に湧く温泉療養されたのであり、八年間滞在したとされる。

そして当地を山城の国の奈良に因んで山代郡奈良田と名を付け、自らも奈良法皇と名乗った。
法皇及び従者たちは奈良田滞在中に芦安から北の山に登られ、その山が鳳凰山であり地蔵岳・オベリスクを拝顔した後、御座石に下ったとされっる。
この時、法皇に因んで「鳳凰山」と命名したとの伝承でもある。
この山域には今も法皇巡幸登山に因んだ北御室、南御室、御座石、御所山などの所名が残る。



次回、 「奈良法皇(孝謙天皇)」





【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)

【日本の世界遺産紀行】
北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉

東北紀行2010内陸部    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002


【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」









最新の画像もっと見る

コメントを投稿