西日本新聞の〈春秋〉欄で現在の〈就活〉で生まれている用語が紹介されています。しかも短くした略語です。「面接時の〈グループディスカッション〉は《グルディス》」、「〈学生時代に力を入れたこと〉は《ガクチカ》」そして「〈親の承諾確認〉は《オヤカク》、〈内定が取れてない〉は《NNT(無い内定)》」だそうです。〜厳しい就職活動が伺えます。私達の時代はグループディスカッションなんてなかったのでは?言葉だけでなく、どんな事態なのかも分かりません。
中国の就職活動も厳しいらしく、「没落した知識人・孔乙己(コンイーチー)」という言葉が話題になってるそうです。「国営中央テレビは『孔乙己が苦境に陥ったのはメンツを捨てられなかったから』というが、若者は『おびただしい数の孔乙己を生んだのは政府』と反発も」あるそうです。
「いつの時代も景気の波は若者を直撃する」とあります。若者こそ未来の開拓者、若者の言い分に耳を傾け、苦境の打開をするべきと思いますが〜。
ところで「日本は現在、学生優位の〈売り手市場〉。とはいえ気楽ではいられない」そうです。「今年からインターシップで得た学生の情報が採用選考に使えるようになった。大学3年生は既に事実上の就活に。早期化と長期化。大学生活は何のために、と言いたくなる」そうです。〜あらら大変、しっかり学び、楽しむ時間は短くなるんですか?
(下:2023年9月13日 西日本新聞〈春秋〉欄より)