「鎌倉時代に博多の発展に尽力した南宋出身の豪商、謝国明をしのぶ【謝国明遺徳顕彰慰霊祭(大楠様千灯明祭)が(8月)21日夜、福岡市博多区博多駅前の承天寺分境内であった」そうです。
「謝国明は承天寺建立や文化人の南宋への渡航を支援し、博多織、うどん・そばなど大陸文化の伝来を後押しした」そうです。
「墓所とされる分境内では墓石を包み込むようにクスノキが育ったと伝わることから、地元では〈大楠様〉と親しまれている」とのことです。
「この日、分境には謝国明の功績などを記した灯明が並び、読経が流れる中、住民が次々に参拝」されたそうです。又、「〈福岡そばの会〉の手打ちそばが振る舞われた」そうです。
「地元の自治会長児玉悦喜さん(72)は『博多の恩人の遺徳を地域に守り伝えたい』と話」されています。〜鎌倉時代時代ですか!博多の歴史には日中文化交流が刻まれていることが分かります。先ごろ紹介した書籍『九州の中の中国』では〈⑰謝国明の墓所〉の項で取り上げられています。その他、謝国明の遺徳については、福岡市の文化財紹介公式ブログや博多の歴史散歩読本等に詳しく紹介されています。
(下:2023年8月29日 西日本新聞−真弓一夫「博多発展に尽力 謝国明をしのぶ 承天寺の分境内で慰霊祭」より)