大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

在福外国人が入国手続き改善点直訴

2023年09月28日 05時19分17秒 | 日記

西日本新聞一面に大きな標題、「福岡に暮らす外国人が入管行政を動かした」と目をひきます。「9カ国の18人が福岡出入国在留管理局の窓口業務などを点検し、複数の誤訳や難解な手続きの改善を直訴した」とのことです。〜誤訳があるとは入管の恥でしょう。
 具体的な例が挙げられています。「もっと自然な言い回しに」「再入国カードのベトナム語が間違っている」「もっと多様な言語で表記するQRコードを導入して」などの他、「在留手続きに必要な〈印紙〉」については、「そもそも外国人は理解できず、図や写真での説明を求めた。」「中国語では〈印花税票〉という正確な表記を提案」、「出身国によっては使えるSNSが限られるため、入管からの情報は複数の手段で発信して」ほしい等の要望されたそうです。
 こうした活動は「外国人が働きやすい環境作りに取り組む一般社団法人【YOU MAKE IT】(福岡市)が多文化交流イベントの一環で初めて実施」されたものだそうです。
 「福岡入国在留管理局の担当者は苦笑いを浮かべながらも熱心に耳を傾けた。『自分たちでは気付かないことばかりで感謝している。今回をきっかけに修正していきたい』と話」されてます。
 「主催した社団法人の楳木健司代表(40)は『福岡入管は組織としてではなく、人として向き合ってくれた。外国人が安心して暮らせる社会への一歩となる』と手応えを語っ」てあります。
 「難民認定などで国際社会から厳しい目が向けられる日本の入管だが、福岡発の外国人に寄り添う試みは共生社会に一石を投じそうだ」と新聞は評価されています。
(下:2023年9月23日 西日本新聞−古川幸太郎「入国手続き改善点直訴  窓口、空港、SNSチェック 外国人の声 入管動かす 福岡発『共生への一歩』」より)