「モロッコで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は(11月)30日、盆踊りや念仏踊りとして伝承された24都道府県41件の民族芸能【風流踊(ふうりゅうおどり)】を無形文化遺産に登録すると決めた」そうです。「今回は09年に単独で登録された風流踊『チャッキラコ』(神奈川)の拡張として扱いのため、国内の登録件数は22件のまま変わらない」そうです。41件全部の紹介、風流踊の解説、風流踊カラー写真等各新聞で紹介されています。
「風流踊は各地の歴史や風土を反映して伝承されてきた民族芸能。華やかな、人目を引く、という『風流』の精神を体現し、歌や笛、太鼓などとともににぎやかに踊る。死者供養や豊作祈願、雨乞いなどの祈りが込められている」そうです。「委員会は風流踊について、『人々を結びつけるネットワークを促進し、コミュニティへの帰属意識を育む。新型コロナ感染拡大のような非常時には、コミュニティーのメンバーに安心感やアイデンティティーをもたらし、困難を乗り越えるための助けとなるものである』」と評価されています。〜風流踊は地域コミュニティーの結びつきを生み育んできたのですね。それにしても、多くの「伝承」が世界無形文化遺産となり、世界的に記録されることになりました。
(下:2022年12月1日㊧西日本新聞〈ラバト共同〉「『風流踊』無形遺産決定 ユネスコ登録24都道府県の伝統行事」㊥毎日新聞〈ラバト共同〉「『風流踊』無形遺産決定 ユネスコ念仏踊りなど41件」㊨朝日新聞-神宮桃子「風流踊 登録決定 ユネスコ無形文化 24都道府県の41件」より)