古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

新鑑真にて

2012-02-16 21:04:48 | 旅行

新鑑真(上海から大坂へ)

還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その145
2月11日(土)
新鑑真号にて
白髪の老人(元首相と同級だと言うが歳は幾つなの)
「鳩山も馬鹿なんだよ。小沢だって皆そうなんだが。俺、俺は鳩山と北海道の高校の同級生で、この間も奴の所で飯食って話して来たんだよ。知ってるか。安田講堂の攻防戦、あれは俺らがやったんだよ。」・・・鳩山とは前の日本の首相をやったという人らしい。彼は北海道の高校だったんだ。安田講堂の事件は昭和だが、年がチョッと違うような気がするが。

62歳の老人(岸部シローをもっとトロクしたような感じで、呂律が回らない。)
「息子が自衛隊の幹部で外国に行ってるんだが、女房は台湾人だが美人だろ、歌も旨いんだよ、芸能界の話しも有ったんだが、本人が余り乗り気でないんで、まあ女房に納まっているんだがね、(懐の財布から女房と息子の写真を出して。)」・・・自衛隊の幹部って、将官か少なくとも佐官クラスだと思うんだが、30歳そこそこでそんな階級まで成れるんだろうか、女房はまあ自慢でも好いかと思うが。

70数歳の老人(自称ジャーナリスト)
「この間、××の個人的な講演会で、俺もチョッと喋ったんだがね、その後で酒を飲んで、××はもう駄目だね、具合が悪くて引退したんだが、もう長くないね。俺も新聞に時々は書いてるんだが、××ほど旨く書けなくてね、」・・・オイオイ、具合が悪いのに、講演会をやってその後で酒まで飲んでるのかよ。因みに××と言うのは、つい最近TVのニュースキャスターを引退した×××一郎らしい。

年齢不詳の老人(ターバン風の帽子をかぶり、東南アジア系の服を着ている。)
「中国と日本の合弁会社を持ってるんだがね、うん、5社かな。一応社長だが、現地に日本人の責任者を置いてガッポリ稼がせてもらっているが、中国人を信用しちゃいけないよ。
この間なんか、真珠を1000万円ばかり買い付けて輸入したんだが、何と偽物を掴まされてね、あはは、参ったよ。うん、偽物だったよ。」・・・そんな、五つも会社を持っている人間が、44時間もかけて、上海と大坂を往復してられるの。社長がそんなに暇な訳で良いんですか。

何時もの事だが、なんともはや、偉い人達がこの新鑑真に乗っているもんだ。
挙げたらきりが無い、開いた口が塞がらない。
背包族は黙って聞いているしかない。
いや、もう寝よう。

東シナ海に十八夜の月が掛かっている。

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