古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

東チベットの旅 花石峡(西寧と玉樹の略中間点)

2015-06-12 16:24:26 | 旅行

達日から花石峡まで乗ったバス(青海省果洛蔵族自冶州達日県)





車窓からの黄河源流高原(青海省果洛蔵族自冶州)

花石峡T字路、西寧と玉樹の略中間点(青海省果洛蔵族自冶州瑪多県)
古稀背包客(gu xi bei bao ke)放浪記 その211
5月25日(月))
8時30分発花石峡行きのバスは西寧行きのバスだった。
達日から西寧行きのバスは大武経由ではなく、花石峡から国道218号を通っていくものだった。
達日から花石峡までは東チベット高原の大草原を行く快適なドライブコースだ。
途中一部未舗装区間があるが、非常によく補修されており中国にしては珍しい区間だ。
交通量は少ないが、大型トラックの利用が多いようだ。
乗客は18人、三四人の漢族の観光客と小生以外は全て現地の人だ。
眼を怪我して、ガーゼから血がにじんでいる小さな女の子は西寧の病院に行くに違いない。
途中で数人の客が乗り込んできたが、花石峡で降りたのは小生一人だった。

11時45分には花石峡に着いてしまった。
達日公交坫ー花石峡(200km)46元 3時間15分の道中は何とも素晴らしい。
花石峡は大草原の一寸した岩山の裾に開けた小さな街で数十軒くらいしかない。
あっちこっちで、今まさに大増築工事中といった趣の街だ。

花石峡での乗換えが大変だった。
まず、停留所が無い。
何処でも良いのだそうだ。
当然時刻表が無い。
何処に行くバスがあるのか解らない。
それらしき人に訪ねるが要領を得ない。
最後はメインストリートをパトロールしていた公安に聞いた。
さすが公安、15時に瑪多行きが、18時に玉樹行きが通ると、
バス停は何処でも手を上げれば良いとのこと。

18時の玉樹行きに乗れば、簡単に玉樹に行けるが、夜行になり景色が見られなくなるので、今日は瑪多まで行き、明日玉樹に行こうと思い、15時の瑪多行きに乗ることにする。
瑪多行きはほぼ定刻に着き、小生を入れて3人があっちこっちから乗って出発した。
それでも、半分ほどの乗車率だ。
西寧、玉樹線は東チベットの主幹道路で、高速化が進んでいる。
完全供用はされていないが大部分は開放され100km/h以上で飛ばしている。
花石峡ー瑪多(80km)20元 1時10分、実に快適。
直線区間が20km近くもありそうな箇所もあった。

到着後、瑪多公交坫に行く。
瑪多公交坫からのバスは始発、終着も西寧から瑪多の一本のみで、瑪多からその他に行くバスは無い。
西寧、玉樹の便は公交坫に来なく、瑪多の入口の三叉路口でしか乗れなく、伴車も街ではなく、三叉路口からだという。
そんなことが瑪多のたった一人しか居ない受付(交通賓館と同じ窓口)でやっと解った。
いずれにしても、高速の降り口まで3km程の道を戻るしかない。
吹っかけの10元だ、協定料金らしく、交渉の余地も無い。

タクシーの運転手に玉樹行きのバス乗り場と思しきところまで連れて行ってもらう。
そこはバス運転手が食事を取るというレストランの前だった。