カメラを持って歩き回っていると、何か目新しいものが眼に入れば撮っておくのは当然なのですが、見慣れたものでも、はじめてそれを見たときのように思って見直すと、目新しいもののように見えてくるものです。
カメラ:CANON EOS 6D
レンズ:TAMRON 28-300mm f/3.5-6.3 Di VC PZD
東京23区内を走るJR線では、東半分は鉄骨とコンクリートと煉瓦の高架を走るというイメージですが、西半分は土手の上を走るというイメージです。
昭和20・30年代の昔は、新宿駅付近の線路の土手下といえば、バタヤと呼ばれる廃品回収業の人々が集まり住んだり、夜の街に繰り出す屋台が昼間の路上駐車場として並んでいたりしたものでした
東京オリンピックのための都市整備をきっかけとして、土手下も戦後のドサクサの名残りが一掃され、今は中小のビル街と化したり、山手線に沿って新宿~高田馬場間を縦貫する道路の建設用地として区画整理されたりして、昔の面影はなくなりました
現在、埼京線として川越からりんかい線経由で新木場まで結んだり、湘南新宿ラインとして東北本線(宇都宮線)と横須賀線あるいは高崎線と東海道本線を結ぶ中・近距離電車路線となっている線路は、1960年代までD51蒸気機関車が黒煙を吐きながら長大な貨車の列を引っ張って走っていた貨物線でした
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