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フテイキログ

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またか、という感じ。

2004年10月27日 | ニュース系
性懲りも無くイラクに行った人が、またテロリストに捕まっています。
何をしに行ったのか知りませんが、国内の新潟がメチャクチャになっているというのに、コイズミ首相も大変です。
政府の人たちはきっと今頃「いい加減にしろよ。さんざんイラクへは行くなと言っているだろうが!」と腸を煮えくり返らせていることでしょう。
それでも立場上、口が裂けてもそんなことはいえないので、お気の毒です。
そして犯人達はまたしても「自衛隊撤退」を要求しているそうですが、こうなると、再び素敵で崇高な精神をお持ちでいらっしゃる前回の被害者の方々が、ここぞとばかりにしゃしゃり出てきそうです。
というか、コレとか読むと、もう準備万端だし。
そしてまた、至極当たり前のことなのに「自己責任」という言葉が蒸し返されて、連中があれこれと小理屈を付けて噛み付いてくるかと思うと、いい加減に面倒くさくなってきます。

それに、そもそも「自衛隊が撤退しないから、また被害者が出た」という主張は、本末転倒です。
「勧告を無視して無謀なイラク入り」さえしなければ、テロリストグループに捕まることはないのだから。
これは、ボッタクリの被害に遭った人が「ヤ○ザがやっているボッタクリ・バーを行政や警察が野放しにしているから、身ぐるみ剥がれた」といっているのと同じです。
確かにそういう主張も一理はあるけれども、しかし、そのような目に遭いたくない人は、はじめからヤバそうな店には近づきません。
しかしそれでもなお、「面白そうだから行きたい」というのなら、「では、自己責任でどうぞ」です。
こんな簡単な話はありません。
そしてたぶん、この人たちも、国内ではおそらく普段からそれくらいは気をつけていそうです。
なのに、対象が「国際的注目度が高いイラク」となると、いきなり正義感が燃え滾り、突入してしまいます。
これはもうその人の『業』なので、残念ながら傍から何かいっても無駄だし、聞き入れられはしません。
酔っ払って調子こいたオヤジが、鼻の下を伸ばしてホイホイとボッタクリ・バーのホステスに付いていってしまうのと、本質的には同じです。
調子に乗ってその気マンマンになっている人を、周りが無理やり止めることはできないし、「ヤバそうだからやめておいたら?」といっても、酔っ払ってイキ巻いている最中の当人は、おそらく聞く耳を持ちません。
だから「だったら自己責任でどうぞ」というだけの話です。

ただし、ボッタクリと違って、邦人が国外で何かトラブルに巻き込まれた場合は、胸糞は悪いかもしれないけれども、政府はやはり助けなければなりません。
本当は行かない方がいいに決まっているのだけれども、もう行ってしまって、しかも捕まってしまっているのだから、今更そのことについてどうのこうのいっても始まりません。
それに、もしもガチなら、今度は本当に殺されてしまうかもしれないし、理屈はどうであれ、実際に肉親がそういう目に遭ったら、誰でも「助けて欲しい」といろいろな人に縋りたくなるのは当然だし。
第三者の立場からすると、捕まっている本人はともかく、親御さんのために助かって欲しいと思います。

それにしても、少しタイミングが悪すぎます。
今の日本は、地震の被害でそれどころではないので。

参照記事:Yahoo!ニュース