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フテイキログ

不定期更新。

大統領の腕時計。

2004年12月29日 | 日記系
小物がゴチャゴチャと適当に放り込んである抽斗の中を整理していたら、懐かしいものが出てきて、ちょっと嬉しくなりました。
それはもう10年近く前に買った腕時計なのだけれども、タイメックスTIMEX)というメーカーのアイアンマン(IRONMAN)というモデルです。
これはデジタル時計で、CASIOのGショックなんかに比べると相当チャチで、オモチャみたいな時計なのだけれども、当時、アメリカのクリントン大統領が嵌めていた時計ということで、少しは話題になった代物です。
当然自分も、「クリントンと一緒か、カッコイイな」と思って買いました。
いまでもこのモデルが売られているかどうかは知らないけれども、当時でも値段は一万円もしなかったような記憶があります。
ただ、厳密にいうと、大統領がしていた物とは色違いだったような気がしますが。

もちろん、もう何年も放ってあったので、発見したときは当然電池が切れていました。
それで今日、時計屋で新しい電池を入れてもらって、復活させました。
旧いモデルなので、デザインがなんともクラシカルで、いかにも昔のハイテク時計という感じなのだけれども、それが逆に良い雰囲気を醸し出しているし、液晶の見易さはGショックなどに比べて段違いです。
また、デジタル時計のわりにはゴテゴテ感がなく、フラットで薄っぺらいので、嵌めていて邪魔くさくありません。

せっかく電池を入れたので、しばらく日常的に使ってみようかと思っています。

ちょっとクールな壁紙を探す。

2004年12月27日 | 日記系
ぼくは時々暇なとき、コンピュータのデスクトップ用壁紙を探しにネットを彷徨います。
それで、この頃少し凝っているのが、アメリカの政府機関関係の壁紙です。
FirstGov.govというwebサイトがあって、そこはアメリカの政府関係のサイトのポータルなのだけれども、そのサイトのSearch Boxで「wallpaper」と打ち込むと、多くのサイトがヒットして、いろいろな壁紙が見つかります。
もちろん英語だけれども、政府のサイトのポータルなので、エロサイトとは違って騙しリンクなどはないし、どこをクリックしてもパニくることはなく安心です。
知っている単語、たとえば「CIA」とか「FBI」とか「NSA」とか探すのも楽しいかもしれません。
でもテレビドラマ「24」で有名な、ジャック・バウアー捜査官が所属する"テロ対策ユニット"「CTU(Counter Terrorist Unit)」は架空の組織なので、死ぬまで探しても見つかりません。

ちなみにぼくは、正確には壁紙ではないけれども、「NSA」のサイトの扉ページのイメージを加工して、自分のコンピュータの壁紙にしています。
黒背景にこのイメージを入れると、かなりクールです。
それでもたまに、「白背景」に変えたくなることがあるので、そういうときは、国防総省のエンブレムを壁紙にします。

Yon-sama。

2004年12月25日 | ニュース系
この国はいま、何がどこでどうなってしまったのか、トチ狂ったかのような韓流の波に飲み込まれていますが、この恥ずかしい状態は世界に知られてしまっているようです。
Yon-samaに熱狂するオバハンたちの様子が、天下のNew York TimesBBCでニュースのネタになってしまっています。
何もこんなことを大々的にアナウンスしなくてもいいのに……というか、世界に日本の恥を晒さないでくれ、と思うのだけれども。

しかし、それにしても本当に不思議な現象です。
確かにヨン様は貴公子チックかもしれないけれども、格好よさなら、日本の俳優、たとえば反町さんとか竹野内さんとかで充分のような気がします。
そして、向こうの女優さんでも、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンさんなんかは、相当魅力的ではあるものの、べつに大騒ぎするほどでもないような。
それにとくに最近はなんか節操がなくなってきて、韓国人スターなら誰でもいいのか、と思えてくるくらい、向こうのタレントさんが脚光を浴びまくっています。
飽きやすいこの国の人々がいつまで騒ぎ続けるのかは知らないけれども。

そういえば少し前にテレビで、韓国語もろくに喋ることができない二十代後半の日本人女性が韓国人男性に憧れを募らせて、向こうの男性と結婚を最終目的としたお見合いパーティーに参加するために韓国へ行くところを観たけれども、奇妙な感じでした。
本気で付き合いたいのなら、プロフのファイルに載っている写真や収入をチェックするより、まずは「言葉」のような。

ちなみに自分は未だ嘗て一度も冬のソナタを観ていません。

寝られない。

2004年12月24日 | 日記系
現在24日の午前一時前なのだけれど、13時間も寝てしまったせいか全く眠くなる気配がありません。
目を疲れさせようと思って細かい字の本を読んだりしたけれども、効果は全くなく、むしろ冴えてきてしまったような気さえします。

仕方ないので、今夜は久しぶりに睡眠薬を服んで寝るしかないようです。
でも眠剤って、朝起きたときの口の中の苦味がイヤなのだけれど。
自分がたまに服むのは結構強くて、1/2錠で効きます。
いまから服んでベッドに入れば、30分後にはたぶん夢の中へ突入できます。

13時間。

2004年12月23日 | 日記系
今日は13時間も爆睡してしまいました。
とくに疲れているとか、そういう自覚は全くなかったのだけれども、五時間ぐらいでいったん目を醒まし、その後、二度寝をしたら途轍もなく深い睡眠の底に引きずり込まれ、沈み込んでしまい、気がつくと、最後に枕元の時計を見た時刻から13時間が経過していました。
もしかしたら夢を見ていたかもしれないけれども、覚えていません。
目を閉じてから、再び開くまで、時間は空白です。
それでも、頭はスッキリしたような気はするものの、そんなに「寝た!」という気分でもありません。
もちろんもう全く眠気はないし、起きたときに珍しく空腹も感じていて(普段は旅行先でない限り、まず朝食はとらない)、いつもとは何か違うという感じはあります。

自分の睡眠時間はだいたい平均5、6時間というところなので、二日分の睡眠をとった計算になるのですが、だからといって、今夜はもう寝なくても大丈夫かというと、そんなことはないので、まったくもって人間は不便です。
食いだめと寝だめができると、人間の生活は飛躍的に向上するような気がしますが、そうは問屋が卸してくれません。
メシなんかは最悪、一日一食でもいけそうだけれども、睡眠時間を永続的に削り続けるのは難しそうです。
なので、「食べること」と「寝ること」というものを考えると、人間ってなんて不便で不合理にできているのだろう、とつい思ってしまいます。
もちろん、そのふたつの楽しみが存在しない生活は、とても味気ないものになる可能性が大きいけれども、自分でその配分をコントロールできるようになると、少し嬉しいような気がします。

だからといって、イリーガルなクスリのチカラで無理やり覚醒したり食欲を減退させるつもりはないけれども。

強奪。

2004年12月22日 | ニュース系
イギリスの銀行に強盗が押し入り、現金約2千万ポンド(日本円で約40億)が強奪されたらしいです。
手口は、その辺のケチな強盗と違って、本格的というか、まるで映画のシナリオのようです。
犯行グループは、犯行前日の夜に銀行の役員2人の自宅に武装して押し入って家族を人質にとり、「家族を殺す」と脅してその役員に協力させたうえで犯行に及び、犯行後には、その家族を全員解放したようです。
クリスマス時期を狙った計画的な犯行らしいのですが、ここまでスマートだと、不謹慎だけれども「お見事」という感じはします。
普通なら、人質やその犯行に協力させた役員なんか、事件後は用済みだし、無慈悲に殺してしまいそうなものですが。
穿った見方をすると、この「協力させられた」とされる役員が犯行グループの一員で、その脅迫自体が自作自演ではないか、となると思いますが、まだ事件は起きたばかりだし、何ともいえません。
しかし、そのような自作自演は、あまりにも手口としてわかりやすすぎるので、よほどのアホじゃない限り、そんなことはしないと思うけれども。

それにしても、ATMを壊したり、サラ金の事務所に押し入って数百万奪って犯罪者になるのはバカバカしいというか、割に合わないと思うけれども、40億を掻っ攫ったとなれば、人生を賭けてみる価値があるといえばあるかもしれません。
しかも「現金」なのだから、そんな金額はたぶんというか、まず間違いなく絶対に、生きているうちには到底お目にかかれそうにもありませんし。
もちろん犯罪は悪いことだけれども、誰も死んでいないみたいだし、あくまでも自分は傍観者に過ぎないので、ついそんな風に不謹慎で無責任なことを考えてしまいます。

参照記事:gooニュース

シュウェップス。

2004年12月21日 | 日記系
日本全国どこでも売っているのかどうかは知らないけれども、最近、コカコーラから販売されているシュウェップス(Schweppes)のフルーツパンチ(FRUIT PUNCH)が大のお気に入りで、かなり飲んでいます。
名前の通り、いろいろなフルーツ(ピーチやらチェリーやら)がミックスされたフレーバーで、とても美味しいです。
炭酸飲料も、変に甘ったるいだけだと後味が非常に良くないし、基本的にはやはりコーラが無難で、なかでもC2が好きでよく飲むのですが、このフルーツパンチの味を憶えてからは、こればかりになっています。
しかし、コカコーラもいい加減なもので、ウロっとするとすぐに販売をやめたりするので油断ができません。
少し前まではドクターペッパー(Dr Pepper)をよく見たけれども、このところウチの方では全く見かけないし(国内での販売自体を止めたわけではないみたいだけど)、バニラ味なんて鳴り物入りで登場したわりには、いつのまにか消えてしまいました。

自分はドクターペッパーとチェリーコークが大好きなので、国内でもちゃんと売って欲しいものです。

http://www.schweppes.com/

暇だったので。

2004年12月19日 | 日記系
昨日の土曜日の夜、暇だったので、久しぶりに自分のサイトのトップページの雰囲気を変えてみました。
といっても、中身的にはべつに変わっていないのだけれども。

こういう作業は、暇潰しとしてはなかなか効果的なのだけれども、結構ドツボに嵌ります。
でも時々無性に「模様替え」がしたくなるので、仕方ありません。

そういえば、昨日の夜、超能力者の番組をやっていたけれど、ああいうマクモニーグルみたいな人には、家出人ではなく、時期的にも奈良の女児殺害事件の犯人の透視をしてもらいたいところでした。
毎日、新聞とかテレビをみながら「犯人はまだ捕まらないのか?」と結構気にしているのだけれども、この頃は報道自体が少なくなってきていて、果たして、犯人を絞り込めてきているから敢えて情報を流さないのか、それとも本当に全然捜査が進んでいないのか、気になるところです。

性懲りもなく。

2004年12月16日 | ニュース系
またひとり、北海道の男性がイラクへ向けて颯爽と旅立ったそうです。

「米国中心の情報が正しいのか、イラクの普通の人々が何を思い、どんな暮らしをしているのかを自分の目で確かめたい」とか、「家族や国に迷惑をかけるかもしれないが、傍観者になるのではなく、自分のやりたい道を進みたい」とか、またずいぶんと気負った人です。
ただ、カメラを持って町をウロウロし、2、3週間で帰って来るなら、やはり傍観者のような気がしないでもありません。
それに、イラクの普通の人のこともいいですが、日本の普通の人も増税やら子供の誘拐やら地震やら、あちこち結構大変のような。

しかし、どうしても行きたければ仕方ないけれども、何故こういう人は黙ってコッソリと出て行かないのか、本当に不思議です。

参照記事:Yahoo!ニュース

ちょっと微妙。

2004年12月14日 | 日記系
もちろん旧暦での話だけれども、今日は赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日です。

で、テレ朝系で放送された「忠臣蔵」を結局全部観たのだけれども、全体的に「微妙」でした。
初回はかなり良かったと思うのだけれども、途中で中だるみしていたような気がするし、最終回も、討ち入りの場面について大袈裟に宣伝していたわりには、普通でした。
というか、「忠臣蔵」はストーリー的にデフォルトがあるので、今更新しさを出そうとしても無理があるのですが、それでも、今回はなんとなく「エピソードをとにかく時間内で消化しなければならない」という強迫観念みたいなものに捕らわれすぎているような感じがし、そのためダイジェストを観ているみたいでした。
だいたい、個人的に一番ガックリしたのは、討ち入りの前に浪士達が蕎麦屋の二階に集まって仕度をするのだけれども、その出陣のときに、蕎麦屋の二階から武装した浪士達がダダダーと降りてきて、それを見た蕎麦屋の主人達が「何事か」とびっくりする場面が無かったことです。
また、討ち入りの後で、寺坂だけが隊とは別行動で関係者のもとを回っていたけれども、あれも「どうして寺坂だけが隊を離れたのか」という説明が省かれていたので、初めて忠臣蔵を観た人は「なんでこいつは切腹しないの?」と思ってしまったかもしれません。
それに何より、いくら民放でも、あのCMの節操の無さには、ほとほと呆れてしまいました。
「忠臣蔵」は、損得を離れ、ただ忠義を貫くために美しく死んでいく武士の物語だというのに、死後や病気の際の保障を謳う保険の長いCMなんて、違和感がありまくりです。

それでも、やはり「忠臣蔵」は、観ていて安心感があります。
「おっ、天野屋が出てきた」とか「徳利の別れだ」とか、有名なお約束ともいえるエピソードが満載なので、いちいち盛り上がれます。

グダグダ。

2004年12月10日 | 日記系
この頃なんとなく体がダルいので、今日は夕方から風呂へ行き、二時間ほど寛ぎまくってきました。
自分がよく行くところは、街の中にありながらちゃんと天然温泉で、露天風呂やサウナもあって、なかなか良い感じなのです。
車で十分もかからないし、気が向いたときにすぐ行けます。
それで今日は、サウナ、露天、ジャグジー、電気風呂とほとんどの風呂を制覇して、フルコースで入ってきました。
結局一時間半くらい入っていたような。
そのせいか、夕食前だったので腹は極限的まで減るし、湯あたりというわけではないけれども体がグダグダに蕩けてしまいました。
でも、ちゃんとした温泉なので、こういうダルダル感はとても心地よいです。
これが温泉旅館であれば、風呂から出た後、畳の部屋で大の字になってウトウトし、そのうちに料理が運ばれてきて…という最高の展開になるのだけれども、そうは問屋が卸さず、自分で車を運転して家へ戻り、ピザーラでピザを取って食べました。

最近の自分は、ピザといえば「ピザーラ」が大のお気に入りです。
うちの辺は、ピザハットやらドミノやら、たいていの宅配は持ってきてもらえるのだけれども、この頃はピザーラばかりになっています。

で、風呂上りのグダグダ感に包まれながら美味しいピザを食べるという至福の時間を過ごしたのですが、つくづく「日本人に生まれてよかった」と思いました。

開戦の日。

2004年12月08日 | 日記系
今日は日本とアメリカの戦争が始まった日、攻撃開始の暗号「ニイタカヤマノボレ」、そしてその成功を伝える「トラトラトラ」が有名な、真珠湾攻撃の日です。
これは日本時間なので、アメリカだと12月7日なのでしょうが。

ただ、この真珠湾の奇襲も、教科書的には「アメリカの不意をついて大成功」ということになっているけれども、実は「アメリカは日本が攻めてくることを予想していて、本当の主力はヨソへ移し、アホな日本に奇襲が成功したと思わせた」なんて説もあり、本当のところはどうなのかわかりません。
それでもこの日、日本軍が宣戦布告をしないまま真珠湾を爆撃したという事実は変わりません。

そしてアメリカは、太平洋戦争後も、世界中に軍隊を出してあちこちの紛争に首を突っ込んでいますが、自国を傷つけられたのは、このパールハーバーと911だけなので、何か起きるとすぐに「パールハーバーの再現」とかいいます。
しかし日本だって、蟠りはもうないといっていいほどだけれども、夏になれば毎年原爆の話をするから、これはどっちもどっちで、「アメリカめ、いつまでも根に持ちやがって」と批判することはできません。
それに、太平洋戦争は、正確には「開戦させられた」戦争かもしれないけれども、結果としては「日本が仕掛けた喧嘩」で、それは紛れもないことだから、何をいわれても仕方ないし、何もいえた立場ではありません。

それでも、もう何といっても五十年以上も昔の話だし、現在は一応、日本もアメリカも過去の悲しい記憶を封印してオトナの関係を築いています。
お互いに根に持ったままだったら、ハワイのパールハーバーへ日本人が観光に行くことなどできないだろうし、アメリカ人が広島の平和記念公園を無事に歩くことはできません。
たとえば戦艦ミズーリの艦上でカメラ片手に、
「ここに日本の特攻隊が突っ込んだらしいぞ」
「へえ、スゲー。日本もショボいゼロ戦でよくやったもんだなあ」
とアホな日本人観光客が騒いでいても、「帰れ、人殺しのジャップめ!」とはいわれません。
もちろん、個人としては、たとえばパールハーバーや国内の空襲で肉親を失った人なんかは、もしかしたら未だに相手国に対して憎しみの感情を持っている可能性はあります。
しかし、国家としては、どちらの国も、そういう感情はもう排除しています。

いつまでも50年以上も昔の戦争をいちいち引き合いに出し、それを政治的駆け引きに用いつつ、バカのひとつ覚えみたいに「謝罪を」、「賠償を」といい続けるのも勝手だけれども、そういうことに拘りがあるうちは、なかなか真の友好的な関係を構築することは難しいかもしれません。
本当の恨みというのは「金」に換算できるものではないし、「謝ってもらった」もしくは「謝らせた」からといって、簡単に消えるとも思えません。
何事でもそうだけれども、すべてが自分の思い通りにいくことなどないので、とりあえず「既に起きてしまったことに対するコダワリ」は自分から捨てた方が、後々何かと得になるような気がします。
日本も、アメリカへの恨みを封印して「何くそ、今に見てろ」と歯を食い縛って頑張ってきたからこそ、ここまで発展できたのだろうし。
もっとも日本の場合は、先に卑怯な手段で戦争を仕掛けた負い目があるので、声高に相手を批判することができなかっただけかもしれませんが。

いずれにせよ、相手がある場合は、その相手を屈服させるのではなく、互いに尊重し合わない限り、本当の意味での平和は築けないような気がします。

吉敷刑事。

2004年12月07日 | 日記系
昨日の夜九時からTBS系列で放送された「月曜ミステリー劇場・寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁」をビデオで観ました。
これは、原作が大好きな島田荘司さんだし、島田さんの作品が二時間ドラマになることは滅多にないので、前から楽しみにしていました。
そして実際に観たのですが、なかなか楽しめました。
ただ個人的には、やはり原作を本で読んだほうがいいような気はしましたが。
それでも、キャスティングは、主役の警視庁捜査一課の刑事・吉敷竹史を鹿賀丈史さん、その別れた妻で吉敷シリーズの影の主役とも言える加納通子を余貴美子さんが演じていて、かなり「いい線」をいっていたように思います。

しかし、吉敷役に鹿賀さんをもってきたあたりキャスティングの妙を感じますが、個人的な印象としては、鹿賀さんには島田先生のもうひとつのシリーズ「御手洗潔」の役を演じてもらいたいような気はします。
もっとも、御手洗モノを二時間ドラマにすることは相当難しいでしょうが。
(というか、たぶん無理そう)
ぼく的には、鹿賀さんもいい味を出していて格好よかったですが、吉敷は森村誠一さん原作の棟居刑事とイメージがダブっているので、佐藤浩一さんに演じてもらえるとドンピシャでした。

まあ、たかがドラマのキャスティングでああだこうだいっても仕方ないし、普通に考えても、今回の吉敷物は、他のクソみたいな二時間ドラマに比べたら相当レベル的に良かったので、ぜひ、キャストはこのままで構わないので、西村京太郎さんの十津川物みたいにシリーズ化してもらいたいところです。

無性に。

2004年12月06日 | 日記系
もう十二月に入って一週間が過ぎようとしています。
十二月になると、無性に聴きたくなる曲があります。
そして実際に何度か聴きます。
普段は全くプレイヤーに入れることのないCDなのだけれども、なぜか寒くなってきて、十二月の声を聞くと、無性に聴きたくなってしまうのです。
たぶん、ずいぶん昔の甘い過去の記憶が多少関係しているのだろうとは思うけれども、とくに明確な理由はありません。
強いてあげれば、歌詞の中に「十二月の星座」という言葉が出てくるので、単純に意識に刷り込まれてしまっている可能性はあります。
でも、そんなものは、理由のうちには入らないような気がします。

それで、その曲は何かというと、TMネットワークの古いアルバム「CAROL」に収録されている「Still Love Her」という曲です。
CDのパッケージを見てみたら、リリースは1988年になっているので、もう一昔以上も前のアルバムです。
その頃に「オギャー」と生まれた子供は、もう高校生です。
それを思うと、ちょっと切なくなります。

当時のぼくはかなりのTM好きで、アルバムもほとんど所有しているのですが、しかし、かといって、この「CAROL」がとくに好きかというと、そうでもありません。
個人的には「Human System」というアルバムがTMの最高傑作だと思っていて、それは今でも時々普通に聴きます。
でも、なぜかこの「Still Love Her」は、アルバム自体はそれほど好きではないのだけれども、妙に印象が強いのです。

冬の夜の寒い部屋で聴くと、なかなかハマります。

自粛。

2004年12月02日 | ニュース系
元・モー娘。の安倍なつみさんが、エッセー集や写真集の中で発表した詩の一部に盗作があったとかで騒ぎになっていて、二ヶ月間芸能活動を休止するのだそうです。
紅白も辞退だそうです。
問題の詩を知らないので、いったいどれくらい露骨にパクっていたのかはわかりませんが、そんなに悪質なパクリだったのか?という疑問はあります。
似たような歌詞なんか巷に溢れているし、好きなアーティストの言葉とかをメモしていて、詩の構想を練れば、どことなく似てしまうような感じはしますが、もしかしたら、その程度ではなかったのかもしれません。
ただ、「盗作ではなく、リスペクトです」という言い訳もできそうな気はします。
というか、元の言葉をベースにして自分なりのアレンジを加えれば、それはオリジナルになるのだし、その手のモノなんて、いくらでもありそうです。
もしも、そういう言い訳ができないくらい「そのまんま」だったとしたら、「もうちょっと工夫すればよかったのに」と思います。

映画でも小説でも、「その設定って、シャーク団とジェット団のまんまじゃん」とか、「ハムレットかよ、おい」なんてザラだし。
言葉以外でも、音楽のメロディなんか、洋楽のパクリなんて邦楽では当たり前のようにあるし、ひどいものになると、邦楽からパクってる邦楽すらあります。
なので、どうして安倍さんのものがこんなに大騒ぎになったのかはわかりませんが、アイドルに「盗作」というフレーズは厳しそうです。

「つうか、なんで庇ってるんだよ!」
という声が聞こえてきそうですが、理由は簡単です。
それは自分が、モーニング娘。関係の人の中で安倍さんがいちばんのお気に入りだからです。
これが、とくに好きでもない人なら「パクリか、ヒデーな」という反応になりそうです。

まあ、大衆なんて勝手なものなので、そんなものじゃないでしょうか。
というか自分的には、パクられた本人が訴えるならともかく、無関係な人がヒステリックに騒ぎ立てて追い込んで楽しいか? という感じなので、あまり気分的に良くないというか、白けてしまいます。
盗作はもちろん褒められたことではありませんが、たかがアイドルの書いた詩にそんなにムキになる暇人が多いということに驚いてしまうし、なんとなくイジメに似た構造が透けて見えるようで、少し気持悪ささえ覚えます。
こんなものは、当人が誠意を持って関係者にコッソリ謝って、許してもらえれば、それでいいような気がします。

参照記事:gooニュース